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不動産査定Campus~マンションや不動産の売却のお役立ち情報

調布のマンション売却において駅の地下化が与える影響とは?

駅を地下化したことにより、「駅の上」という究極の一等地が大々的に確保された調布駅周辺では、これらのことがマンションの売却においても大きな影響を及ぼしています。

次々に建設される新たなマンションの工事現場を頻繁に見かけるようになっています。これから新築マンションの数は確実に増えていくことでしょう。

ここでは、そんな駅の地下化によって生まれ変わりつつある調布の不動産市場の様子や、手持ちのマンション売却に役立つ情報を提供して行きたいと思います。

「駅の地下化」という、調布の価値ある取り組み

マンションンの売却価格を知るうえで、重要になるのは駅周辺の不動産事情ですね。ここでは、いま各地域から注目されている調布市の駅の地下化について書いてみます。そして、実際にマンションを売却する際の参考にしていただければと思います。

調布に限らず駅前というのはその地域で一番商業が活発になる場所です。そんな一等地で一番スペースを取っているもの、それは言うまでもなく「駅」です。一番いい場所に、直接商業とは関係ない施設が幅を利かせているわけです。

これは不動産や街づくりの関係者にとっては、昔から問題視されている点でした。そのため、駅舎を高層化して高層部分をショッピング施設にするなどのアイディアが、いくつかの駅では採用されてきました。

しかし、それでもやはり地上の1F、2Fという一番いい場所に駅があることには変わりありません。そのため「いっそ駅を地下化したらいいのでは?」ということは、だいぶ前から街づくりの専門家の間で指摘されていました。

そうすれば、駅前ではなく「駅」という一番の一等地がぽっかり空くわけですし、周辺の踏切もなくなることで、交通の便も非常によくなります。

このようなメリットは当然といえば当然のことなのですが、現実的には地下化を実現するのは難しいことでした。その一番の理由として、工事をする間、電車の運行に支障が出てしまうからです。

特に地下化をする必要のある大規模な駅ということになりますと、調布のように特急が停車することも多く、そういう街で地下化の工事をスムーズに進めるというのはとても大変なことです。

それを見事に成功させた調布は、駅前ならぬ「駅」の活性化の事例として、他の地域も注目すべきです。

駅の地下化によって、調布はどう生まれ変わるか

まず、調布は新宿から電車で15分という、非常にアクセスのいい場所です。自然豊かな多摩地区にありながら、都心部の代表的な地域である新宿にもすぐにアクセスできるわけです。

しかし、このようにアクセスの非常にいい場所にもかかわらず、調布は長年「田舎」というイメージを持たれてきました。

実際には田舎というほど人口が少ないわけではないのですが、周辺の府中や桜ヶ丘などと比較すると、開発が遅れているというイメージを持たれていたようです。

しかし、駅の地下化に成功したことによって、調布は急速に生まれ変わりつつあります。駅の周辺にマンションや商業施設が建設され、今後どんどん人口が増加することが予想されます。

人口が増えるということは、今後地域の不動産の価値があがり、マンションの売却に有利になるであろうことは、容易に想像できることでしょう。

地上に駅がある他の地域に比べて、駅前の交通の便もいいので、人々の流れもさらに活発になり、商業施設も多くの人で賑わうことでしょう。それに新宿から15分というアクセスの良さが加わると、今後の調布は加速度的に成長していくと言えます。

そのように急速に都市化しても、多摩地区ということで自然は豊かに残されている、というのが調布の強みだといえます。

「自然豊かな多摩地区に住みながら、都市の生活を満喫する」という理想的なライフスタイルを手に入れられる街になっていくことでしょう。調布にマンションを持っている人のとっては、これから売却時の査定額が楽しみになるところです。

調布駅周辺で分譲中・分譲準備中のマンション

調布駅周辺で最近分譲が始まったマンションや、もうすぐ分譲される新築マンションがあります。これらの情報を知っていることは、あなた自身のマンションを売却する時にも極めて重要なことです。

こうした周辺物件の情報を抑えておくことで、マンションの売却の際にも不動産業者に「知識のある人」という印象を与えることができ、売却の際にはより有利に話を進めることが出来るようになるかも知れません。

グレーシア調布

これは相鉄不動産のマンションで、総戸数は120戸、地上15Fの建物となっています。2013年11月から販売が開始された新しいマンションです。

セントラルレジデンス調布ステーションコート

これは住友不動産が開発中のマンションで、総戸数は190戸、地上16Fの大型物件です。2014年の5月に販売がスタートする予定です。(この記事の執筆は2014年4月末)

ほかにも2件のマンションの建設計画が進んでいます。この地域でマンションの売却を考えている方は、これらの情報はひと通り抑えておくようにしましょう。

京王電鉄による駅舎後開発計画

これまでの地上駅の駅舎跡地は、京王電鉄が開発計画を発表しています。一言でいうと「複合商業施設を作る」というもので、完成は2017年の予定です。

まだ先の話ですが、この完成によってこのエリアがますます賑やかになることは容易に想像できるので、このエリアの不動産市場はこれによってますます活性化していくことでしょう。

しかし、この周辺で進んでいる新しいマンションの建設がひと段落すると、今あるマンションの価値が落ちてしまう可能性があります。そのため、マンションの売却を考えている方は、物件の価値が落ちる前にも、早めの行動を起こした方がいいでしょう。

もちろん、あわてて売却すると足元をみられてしまいますので、まずはいくつかの不動産業者に査定をしてもらって、マンションの現在の客観的な相場を知っておくといいでしょう。
マンションを売却するかどうかの判断は、それからでも決して遅くありません。

調布でマンションを売却する場合のポイント

これからの調布には、ハイセンスな生活を求める方々が多く入ってくることが予想されます。新宿に近く、街自体も再開発によっておしゃれになっていて、しかも自然が豊かとなれば、当然ハイセンスな生活を期待する方が多く集まるでしょう。

もし物件のリノベーションができるのであれば、こうした方々のニーズに応えるようなおしゃれな物件にリノベーションするというのも、高値で売却するための一つのポイントといえます。

やはり新しさではこれから駅周辺に作られる物件、あるいは最近販売が始まった物件にはかなわないわけです。しかし、リノベーションであれば築年数という数字こそ変えられないものの、インテリアに関しては完全に新しく生まれ変わらせることが出来ます。

そして、インテリアを適度に個性的なものにし、駅前で作られている新築物件とは一味違うというものにすると、実際に物件を売却の際にはいいアピールとなるでしょう。

もちろん、この時の個性はあくまで「適度なものにする」という点がポイントです。不動産の売却というのは少しでも窓口を広げておいた方が成功するものです。

中にはピンポイントにニーズに合った人に届ける、という物件もあるかも知れませんが、それが必ず売却において吉と出るとは限りません。そのようなリノベーションをすることは、売却にあたってむしろリスクを高めてしまうことになりかねません。

調布の他に駅の地下化に成功した都市は?

調布は駅の地下化にまっさきに成功例した地域ですが、他の駅でも地下化を進めている、あるいは完成したという場所はいくつかあります。

たとえば小田急線の場合は下北沢、東北沢、世田谷代田の3つの駅が2013年3月から地下化しています。地下化した後の駅周辺の開発は、まだ調布ほどは進んでいません。

しかし、今後このように駅を地下化して再開発する地域は、東京都内でもその他の都道府県でもこれからますます増えていくことでしょう。こうして各地の駅周辺の交通が便利になり、土地も広々と確保されてきれいに再開発されたら、日本全体がより活気づきそうですね。

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