引っ越し先で近所ともめごとにならないために実行すべきこと

新しい引っ越し先で一番気になるのはご近所さんのことではないでしょうか。

特にすぐお隣にどんな人が住んでいるのかどうかは、これから生活をしていくうえでとても重要なことです。

探偵などを使って前もってどんな人が住んでいるか調べてもらう方法もありますが、一般的ではありません。

やはり最初が肝心です。まずは丁寧な引っ越しの挨拶をするとともに、引越し当日に騒音などのトラブルを起こさないように気をつけることが大切です。

引越し当日におこり得る近所とのトラブルとその対処法

引っ越しといえば、新居のご近所への挨拶回りは常識としても、旧居のほうはどうでしょうか?

もう縁がなくなるのだし会うこともないだろうと、お別れの挨拶をおろそかにしてしまうと思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。

特に若い方のなかには、引っ越しをするということを、近所の人に一切話さないという人もいるようです。

近所づきあいが希薄になってしまった現代をまさに象徴していますね。

そうはいっても、引っ越しが決まったら最低でも日にちと業者のトラックを置く場所くらいは、ご近所には挨拶がてら伝えておくようにしましょう。

hikkosi-catch
hikkosi-mousikomi
hikkosi-button

引っ越し当日においては、旧居でも新居でも、業者とご近所間でのトラブルで一番多いのは駐車場の問題です。

トラックを私道など奥まった場所に停めなくてはいけないときは、そこを利用する家の方全員に日付と時間帯をお知らせしておかないと、通路妨害でもめる可能性が出てきます。

また、ご近所でどうしてもその時間帯に車を出入りさせなくてはいけない人がいるときは、その旨を業者にも必ず知らせておく必要があります。

場合によっては近くの臨時駐車場を借りる費用を負担することも考えましょう。

そういったちょっとした挨拶や気配りを怠ったために、引っ越し当日に業者とご近所がもめたあげく、警察官を呼ばれてしまったなどという事例も実際にあります。

もし、新居でそのような警察を呼ぶほどのトラブルが起こしてしまったら、これからずっと気まずい関係のまま住み続けなくてはいけなくなってしまい、なんとの気の重い新居生活となってしまいます。

旧居や転居先で、業者がお隣の塀を壊してしまったり停めてあった車に傷をつけてしまったなどの場合、基本的にはトラブルの解決は引越し業者と当事者に任せておいて構いません。

ただ、その後の関係を考えると、やはり個人的に謝罪をしておく方がいいと思います。

業者が集合住宅の共用部分の床や壁に大きな傷を作ってしまったときは、自分が間に入ってもなんの解決にもなりませんから、すぐに管理人や大家さんを呼び出すようにします。

最初の挨拶はやはり大切です

ご近所づきあいは難しいこともあるでしょうが、避けて通ることはできません。

転居先ではやはり最初のご挨拶が肝心です。

できれば、引っ越しをする前にも挨拶に出向いてこちらの予定などを告げておくのがベストです。

挨拶は向こう三軒両隣が基本です。

郊外や地方で町内会がしっかり機能しているところであれば、町内会長さんのところにも立ち寄りましょう。

集合住宅の場合は、お隣と階下、できれば階上の部屋にも必ず挨拶をしておきましょう。

小さな子供がいたり、犬や猫などのペットを飼っている場合、あるいはピアノなど音を出して練習したい趣味や仕事などがある場合は、不動産屋に許可をとるだけではなく、ご近所に事前にお伝えしておくのが賢明です。

「小さな子供がいるのでお騒がせすることがあると思います」「○時から○時頃までピアノの練習をしますので、音が聞こえるかと思いますがよろしくお願いします」と、一言断っておくだけでも、相手にあたえる印象が違ってきます。

そういったことを、前もって知っておいてもらえば、住みだしてからのトラブルは一気に減らすことができるでしょう。

近隣トラブルで自分が被害を受けてしまったら

それでもなんらかの事情でご近所とトラブルになってしまい、どちらかが引っ越しをしなければならない、という状況に陥ってしまったときは、まずは身近な大家さんや管理人さん、あるいは町内会の人に相談してみましょう。

相談にのってもらうためにも、そういった方々にも前もって挨拶に行っておいた方がいいのです。

それでもどうにもならないときは、法律相談を利用してみるのもいいと思います。

当事者同士で解決しようとすればするほど事態が悪い方向に向かっていってしまいます。

必ず、第三者に間に入ってもらう形で、トラブルの解決を図ってください。

繰り返しになりますが、ご近所とのトラブルを避けるために大切なことは、引越しををする前後の挨拶回りと、日常の挨拶です。

相手より先に軽く会釈するだけでも、相手に対して親近感をあたえ、多少のことは目をつぶってくれるようになります。

関連記事

ページ上部へ戻る