車の出張査定を依頼するときに注意すべきこと

自動車売却の際は、街道筋にある車の買取専門店に持ち込んだり、代替車両の購入先で下取ってもらったりする方法もありますが、最近主流になっている一括査定見積りにて出張査定を利用するのも便利な方法です。

一般的に買取専門店への持ち込みやディーラーなどでの下取りでは、いわゆるアウェーで戦うサッカー選手と同じで、敵地で価格交渉を進めることになり、必ずしもフェアな環境とは言えません。

自宅での価格交渉のためにも準備を

そこで、ホームと呼べる自宅への出張査定で心理的に有利な状況を作って価格交渉に挑んで見てはいかがでしょうか？

自宅に複数の業者に来てもらい、順番に査定という名の入札を行ってもらうことで、難しい交渉をすることなく、かなりの高確率で高額査定を引き出すことができます。

しかし、ホームでの勝負とはいえ何も準備していなければ、査定員を装った百戦錬磨の営業マンに、しっかり落とされてしまうことでしょう。

そこで、出張査定時の心構えと準備しておく物を知って、価格交渉の勝負に臨みましょう。

実際のところ、出張査定をしてもらった際に気を付けることは、たった一つです。それは、即決しないことです。

帰社後に念入りに検討してもらうようにしましょう

営業マンは、あの手この手で即決のための甘い言葉や今決めないと損をしてしまうかのような話をしますが、真に受けることはありません。

しっかりと落ち着いて、他にも出張査定に来る業者と約束をしていること、現在の査定見積りで、その業者は、上位から何番目にあり、トップの査定金額がいくらで出ているかなど、業者には、多少耳の痛い情報だけを押し付けて帰っていただくようにします。

もちろん、査定金額のアップの連絡は受け付けるので、帰社後に念入りに検討してもらうよう、しっかりとお願いしておきましょう。

出張査定に訪れる業者になめられないためにも、査定への準備は怠らずに用意しておきます。

責任のある良い業者を選ぶために

たとえば、清掃についてですが、これは難くありません。最寄りのガソリンスタンドで機械洗車と室内清掃をしっかりしてもらうことで解決します。

別の記事でも案内していますが、基本的な清掃がしてあることで、査定のミスや言い訳をさせないようにします。

二重査定や再査定などを当たり前のように話をする低レベルの業者ならば、査定額が高くてもその査定金額は信用に値しません。

実車査定での見落としをユーザーのせいにするような、査定の技術レベルが基本的に低い業者をふるい落とし、責任のある良い業者を選びましょう。

しかし、修復歴のある車や事故による修理、故障箇所や不具合を認識している部分については、包み隠さずに告知しておく必要はあります。

欠陥や不具合について知っていることを告知しなければ、瑕疵担保責任を問われることになりかねないので、誠意を持って売却交渉に臨むことが大切です。

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