フェアレディZの査定 ~40年前のモデルでも高額買取が可能~

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約40年という長い歴史を誇り、国産スポーツカーの代表となっているフェアレディZは、買取に出す際の査定価格も、かなりの高値がつくことが多いです。

歴代のモデルの価格相場を見ても、40年前のモデルが最安値で26万円など、他の車種と比べてほとんど値崩れが起きません。

北米をメインターゲットとしているため、北米市場の影響を強く受けるなど、フェアレディZならではの特徴がいろいろありますが、それらの特徴を紹介していきます。

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フェアレディZの中古車市場での相場目安

フェアレディZの中古車の相場の目安は、2014年5月現在、下の通りです。

・1983年モデル…26~159万
・1989年モデル…20~239万
・2002年モデル…39~398万
・2008年モデル…169~493万

(2014年5月13日時点でのカーセンサーnetのデータ)

特徴としては「古いモデルでも最安値が低くない」ということがあげられます。

普通の車種の場合1983年モデルなどというと、最安値は1万円でもおかしくないのですが、フェアレディZの場合は26万円と、とても30年前のモデルとは思えないほどの価格となっています。

こうして見ると「古いモデルでも高く買取してもらえる」というのがフェアレディZの特徴と言えるでしょう。もちろん、新車時点での価格もそれなりに高かったはずなので、必ずしも他の車種とくらべて得とは限らないわけですが・・・。

フェアレディZの買取価格の目安は?

フェアレディZの買取価格の目安は現行モデルの場合、新車時の60%前後と言われています。同じモデルでも年式によりますが、3年程度であればこのくらいの割合で買い取ってもらうことが可能でしょう。

また現行モデルではなく、一つ古い2002年モデルの場合はよくても40%程度と言われています。古いモデルでも新車時の4割あったら相当すごいと言えるかも知れませんが、いずれにしてもモデルが変わるごとに落ちてしまうのは確かです。

そして、最後のモデルチェンジが2008年にあったことを考えると、そろそろ次のモデルチェンジをする可能性が高いので注意が必要です。(もちろん、人によっては楽しみなことだと思いますが)

フェアレディZの価格動向の特徴

フェアレディZの価格動向の特徴として、北米市場の影響を強く受けることにあります。「北米でも売れている」という車はいろいろありますが、フェアレディZはメインのターゲットをアメリカとしており、日本はサブのターゲットなのです。

これは、北米での売れ行きが日本のフェアレディZの価格も大きく左右するということにつながります。

北米で多く売れていればそれだけ大量に生産できるため、単価も安くなるでしょうし、車の仕様についても、北米で求められているものに合わせて変化していく可能性が高いということです。

ちなみに、2013年モデルはまだ日本ではデビューしていませんが、北米ではすでに市販されています。

このように先に北米で新しいモデルが販売されていると、その売れ行きを見ながら、日本での最新モデルの成否を予想できるので、日本のドライバーによってはありがたいかも知れません。

フェアレディZ専門店の情報

フェアレディZの専門店は、WEB上に情報が公開されているショップでは、下記の2店舗があります。

・DAYTONA Racing(福岡県)
・Zone(神奈川県)

特に後者の「Zone」さんの方は、フェアレディZの中でもZ32を専門に扱っており、このモデルに対する強い愛情が伺えます。たった一つのモデルでこれだけの専門店が存在することを見ても、フェアレディZがいかに熱烈なファンを抱える車種かわかるでしょう。

また、フェアレディZの中でもZ32を買取に出したいという方は、こうした専門店に査定を依頼すれば、より有利な価格を引き出せる可能性があります。

問題は神奈川県にしかないことで、首都圏の方ならいいですが、遠方に住んでいる方の場合は高い査定価格を出してもらっても、車両の輸送費などでマイナスとなることもあるでしょう。

そのため、遠方の方にはおすすめできませんが、近場の方はこうした専門店に査定を依頼するのもいい選択肢かと思います。

スポーツカーの中古車は査定・買取では不利

フェアレディZはスポーツカーの代表ですが、スポーツカーは中古の査定では基本的に不利と言われています。理由はもちろん、乗り手が限られているからです。

まず2人乗りという時点でほとんどの家庭にとって不要となりますし、家族を持っていない方でも、荷物の運搬、人の送迎などを考慮して2人乗りは避けるということが多いでしょう。

社用車などに使う場合も、2人乗りでは社用車として税務署に認知されにくい、ということもあります。

このように人数の段階ですでに問題がある上に、デザインがオシャレ過ぎるというのもデメリットに感じる方が多くいます。というのは、普通の外見でこうした車に乗っていると浮いてしまうからです。

スポーツカーに乗る以上、それに相応しい外見をしていなければならない、と世間では思われているため、多くの方にとってスポーツカーというのは乗りづらいものなのです。

これらの条件をクリアしてスポーツカーに乗りたがっている方にしても、こうした方は大抵車種やメーカーに強いこだわりを持っているので、フェアレディZを買ってくれるとは限らないのです。

たまたまフェアレディZ好き、日産好きの方であればいいですが、そうでなければ日産、フェアレディZというだけでまったく眼中にない、という人も中にはいるわけです。

もちろん逆にフェアレディZや日産が大好き、という方がいる確率もありますが、とにかく一般向けの車と違い「売れ行きが読みにくい」のがスポーツカーなのです。

そのような「売りにくい」中古車は業者としてはできるだけ在庫を抱えたくないので、査定や買取の価格も渋めになることが多いのです。

在庫を抱えていない販売業者なら、高く買取してもらえる

上記に書いた内容は逆に言えば「在庫を抱えていない業者なら、高く買取してくれる」ということでもあります。

「在庫が余っている」というのも業者にとってマイナスな状態ですが「在庫を切らしている」というのもまたよくないからです。(自分が買いたい商品の在庫が切れていたら、どんなジャンルのお店でも「不便なお店」という印象を持たれてしまいますよね)

そのため、フェアレディZの在庫がたまたまない、少ないという販売業者であれば、フェアレディZをより高く買取してもらうことが可能です。そして、そのような業者をどうやって探すのがいいかといったら一括査定になるでしょう。

・時期によって、業者の在庫は変動している

当然のことですが、時期によって業者の在庫も変動しています。先月はフェアレディZの在庫を抱えていた業者が、今月は全然持っていないということもあるわけです。

なので、「どの業者に買取に出せばフェアレディZを高く買取してもらえるか」ということは誰にもわからないわけですね。どうせわからないのであれば、最初から一括の査定に出した方がいいわけです。

もちろん、それぞれの業者がサイトにアップしている車両の一覧を見てフェアレディZの数をチェックすれば、在庫がどれだけあるか、外部の人間でも把握することは可能でしょう。

しかし、それは同業者がライバルをチェックするためにやるような高度な情報収集であり、消費者がする必要はないので、時間の節約のためにも、一括見積もりを利用することをおすすめします。

まとめ

フェアレディZは日産の顔であり、しかも国内だけではなく世界に向けた顔です。当然毎回のモデルチェンジ、マイナーチェンジにも相当な気合いが入っていますし、それが査定価格に与える影響も大きいでしょう。

こうしたモデルの進化によって持っているフェアレディZの価値が下がらないよう、買取に出すタイミングをうまく計りたいものです。

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