フォレスターの買取 ~途上国での人気が、国内の査定でもプラスに~

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日本でSUV人気を牽引するフォレスターは海外での人気も手伝って、今後の中古車査定でも買取価格が高くなると予想できる車種の一つです。

オンロードでもオフロードでも快適に走れるため、悪路が多い途上国でも高く支持されています。

途上国での日本車の買取価格は、日本国内ではあり得ないほど高くなることが多く、途上国市場での成功は、フォレスターを国内で査定する際に大きなプラスとなる可能性があります。

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また、車離れが激しい若い世代の間でも、SUVはある程度人気を保っている、ということも強みと言えるでしょう。ここでは、そんなフォレスターの今後の査定にプラスとなる情報をまとめつつ、中古車市場での価格相場などを紹介します。

フォレスターの中古車市場での価格目安・相場

フォレスターの中古車の価格の目安は、下記のようになります。(モデル別一覧)

・1997年モデル…7~65万円
・2002年モデル…10~150万円
・2007年モデル…89~270万円
・2012年モデル…198~330万円

(2014年5月15日時点のカーセンサーnetの情報)

モデルごとの価格の違いに特筆すべきことはなく、絵に描いたような一般的な価格の推移となっています。

その理由は、この時点でのカーセンサーnetにも、多くの流通量があるためだと言えます。(流通量が多ければ多いほど、数字は一般的になっていくので)

また、特にプレミアがつくような車種ではないということも、最高値がずば抜けて高くなることがない理由と言えるでしょう。

このように「割と安定している」フォレスターの中古車市場での相場ですが、今後の査定での買取価格がどう変動していくか、影響を与えそうな要素について解説します。

海外市場での人気が、フォレスターの査定に与える影響

フォレスターは日本だけではなく、北米・中国・ヨーロッパと、世界の各地で売れている車です。

特に「途上国でも売れている」というのが特徴で、「オンロードだけでなくオフロードにも強い」というフォレスターの走行性能は、途上国の悪路を想定した機能とも言えます。

(もともとオフロードに強かったから途上国に支持され、さらにそれに合わせてオフロードに強くなったという「鶏→卵→鶏→卵」の構造になっています)

このように世界の各地、特に変化の激しい途上国で売れているということは、今後のフォレスターの査定にも大きな影響を与えるといえます。

・途上国での日本車は、10年落ちでも大きな価値がある

途上国での日本車の価値は、日本人が思っている以上に高いです。

たとえばミャンマーの場合、2010年前後で、1990年代後半のマークⅡが1800万円、カローラが1000万円という、驚異的な価格で売られていました。

フォレスターと同じくSUVのランドクルーザーでは、何と「3500万円」という驚愕の高値で売られており、途上国でいかに日本車が高く評価されているかわかります。

(データ引用元…日経ビジネスオンライン、2013年7月1日、宮崎秀俊氏の記事)

ミャンマーは日本と反対の「右側通行」の国なので、左ハンドルでないと不便です。それでも「右ハンドルの日本車が、全体の9割を占める」というくらい、熱烈な支持を受けているのが現状です。

現在では中古車輸入の規制緩和によって、さすがにここまで高い中古車はなくなっています。

しかし、「日本では価値がないような中古車でも高い価値がつく」ということは今も変わっていません。(特にパーツだけでも歓迎されるというのが特徴です)

こうしたミャンマーをはじめとする途上国での日本車人気を考えると、フォレスターのように「途上国でも人気」という車種には、非常に高い将来性があるといえます。

「国外」というもう一つの販路があれば、それだけ買取価格が高くなる可能性も当然大きくなります。

スバルの海外戦略が成功することは、フォレスターを高く買取してもらいたい方々にとって、かなりの追い風となることでしょう。

近年のSUV人気について

フォレスターはSUVを代表する車種なので、SUV全体の人気も査定価格に影響します。

SUVは、「車離れが激しい」と言われている最近の若者の間でも、一定の支持を得ています。(男性の場合)

理由を箇条書きにすると、以下のようになります。

・SUVの方が安い(機能と比較して)
・SUVの方が実用的
・セダンやコンパクトカーは嫌だ
(特に最近の若者のセダン離れは深刻です)
・アウトドアでも役立つので、友達を作りやすい

もちろん「若いユーザー」と言ってもいろいろな人がいるので一概には言えませんが、少なくとも車に最低限の興味を持つ方の間では、コンパクトカーのような安い車よりも、SUVが人気となっています。

若者のクルマ離れが深刻と言われていますが、「友達と一緒に海に行ってバーベキューをする」「冬はスノボをしに行く」という、いわゆる「リア充生活」には、ほとんどの若者が興味を持っているものです。

そして、そういう生活をする上で、おしゃれなSUVを持っているということは当然有利です。

遊びの計画を立てる時、「俺、フォレスターだから車出すよ」という男性と「OK、今からレンタカー予約するわ」という男性では、やはり前者の方が格好良く見えるでしょう。(少なくともこの瞬間だけで比較すれば)

こういうシチュエーションを想像すると、若い世代の間で「SUVはまだ人気」という理由はわかるかと思います。

そして、中高年の方でももちろんSUVはオーケーなので、こうして「全世代で支持されている」SUVは今後の中古車市場での買取も、安定していると予想できます。

スバル専門店での買取について

フォレスターの専門店は、2014年現在WEB上の情報を見る限り存在しません。そのため、専門店での買取を考えるなら、スバルの専門店を利用することになります。

スバルの専門店は全国各地にありますが、個別で査定価格を尋ねるのは大変です。直営の中古車売買サイトなら、専門店に一括で査定を依頼できるので、こうした直営サイトを使うといいでしょう。

スバルの直営サイトは「SUGCAU」という名前ですが、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

また、こうした直営サイトでの査定と合わせて、オーソドックスな一括見積もりを利用することをおすすめします。

フォレスターのような人気車種であればスバルファン以外にもよく売れるため、消費者のターゲットをスバルファンに絞っていない、一般の中古業者の方が販売力がある可能性もあるからです。

(販売力がある=高く買取してくれる、ということです)

まとめ

フォレスターや日本車に限らず、今は日本の製品のすべてが海外市場で競争せざるを得ない状況です。(そして、それに敗れてしまった電機メーカーの現状はご存知の通りです)

今後はフォレスターに限らず「海外市場での動向が、国内の中古車市場にも影響する」という車種はますます増えてくるでしょう。

特にコンパクトカーについては、インドのタタ・モーターズなど「激安小型車」を販売する会社と競争を迫られるわけで、これらの新興国企業の動きは、中古車市場にも相当な影響を与えるといえます。

SUVの場合は、新興国のメーカーからヒット車種があまり出ていませんが、いつかはSUVでも激しい競争をする時が来るのかも知れません。

その時、フォレスターが今のような地位を海外で維持できるかどうかが、今後の日本での査定・買取の価格にも大きな影響を与えることでしょう。

このように、そのメーカー・車種の海外戦略まで見ながら将来性を判断し、売却のタイミングを計るというのも面白いかもしれません。

こうした視点は2014年の日本ではまだそこまで重要でなくても、今後はますます重要になることでしょう。

この先は当たり前になっているかも知れないこうした中古車市場の見方を、一般ユーザーの方も早めに意識しておくといいかも知れませんね。

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