ノートの買取 ~『隠れた低燃費車』として査定でも人気~

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「プリウスを超える、隠れた低燃費車」と専門家が評価するノートは、ガソリン代の高騰を受けて査定での買取価格が上がっている車種の一つです。

ノートがなぜプリウスを超えるほど経済的なのか、最大のライバルと言われるホンダのフィットの動向は、日産ノートの買取価格をどう左右するか、といった情報を提供していきます。

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ノートの中古車の価格相場(モデル別)

中古車のノートの価格相場をモデル別に紹介すると下のようになります。

・2005年モデル…5~124万円
・2012年モデル…59~179万円

ノートは新車でも、2012年モデルで「125万~213万円」とかなり安い価格帯なので、中古にしてもそれほど大きな変化はないかも知れません。しかし、2012年モデルなら最も古くても2年落ちですが、ものによっては2年落ちでも半額くらいになることがある、という参考になるでしょう。

実はプリウスより経済的?隠れた低燃費車

低燃費車と聞いて多くの方が想像するのは、ほとんどの場合は「プリウス」です。日本だけでなく、アメリカなどで尋ねたとしても同じ答えが返って来るでしょう。

しかし、モータージャーナリストの籠島康弘氏は、「実はノートを選ぶ方が経済的」と評価されています。

「単純に燃費だけで勝負したらプリウスが上だけど、本体の価格が高いので、10万km走っても、まだノートの方が安くつく」というわけです。(2008年8月10日のAll Aboutより)

この記事は2008年8月のものなので、それぞれの燃費データは多少変わっているでしょう。

それでも大幅に狂うことはないはずなので、「10万km前後まで、ノートの方が安くつく」というのは、2014年現在でも通じるはずです。(ちなみに、上の試算ではプリウスが逆転するのは「12万5000km」からでした)

これに気づいたユーザーの間で、ノートの人気が高まっている

このように「実はプリウスより経済的」な隠れた低燃費車は、ノート以外にもいくつかあります。自動車に精通しているユーザーはこれに気づいており、ガソリン代が高騰している今だからこそ「あえてプリウスでない車を選ぶ」ユーザーが増えているのです。

その代表がノートであり、籠島氏もいくつかの車種で試算した結果、もっとも優れていたノートを紹介したわけです。

籠島氏以外でも有名無名問わず、こうした指摘をする方がネット上で増えており、日頃から情報収集をしているユーザーの間では「プリウスを超える経済的な車」の存在は、確実に認知されています。

そのため、中古車市場での人気も高くなり、おのずと買取での査定価格も上がっているというわけです。

ノート&日産車種専門店での買取について

ノートの専門店は、千葉県の野田市に「ZAG(ザグ)」という業者さんが存在します。関東地方に住んでいる方であれば、こうした専門店で買取を依頼するのもいいかも知れません。

(それ以外の地域の方の場合は、輸送費や交通費などのコストも考えて、ネットの一括査定など一般的な方法を利用した方がいいでしょう)

・日産車種専門店について

日産の中古車を専門に扱うショップは全国各地にあります。そして、買取と販売を手がけるサイトは日産が直接運営しており、非常に安心できます。

日産が運営するサイトはU-CARSというものですが、利用するネットの一括査定にこのU-CARSが参加していなかった場合は、こちらの査定も合わせて受ける、というのもいいかも知れません。

日産の車を求めて集まるユーザーがたくさんいるので回転率も高く、高値で買取してもらえる可能性もあるでしょう。

ライダータイプの査定について

ノートと似た特徴を持つライバル車はいくつかありますが、それらのライバルをノートが引き離している理由が「ライダータイプ」の存在です。

通常のノートは、ライバルのホンダ・フィットのように「コンパクトだけど内部も広くて、走りのいい車」という存在です。

便利なのはいいのですが、このままではいまいち「かっこよさ」に欠ける、というのが多くの方の印象でしょう。ノートが人気なのは、そうした印象をカバーできる「ライダータイプ」を選べることです。

ライダータイプのノートはいわゆる「ちょいワル」な外観をしており、一見すると同じ車種だとはわからないくらい、エッジの立ったデザインとなっています。(たとえていうなら、クラウンとクラウンアスリートのような違いかもしれません)

このようなライダータイプですが、このタイプもやはり買取では高く査定してもらえます。相場としては、ノーマルタイプの1.5倍~2倍程度になることが多いでしょう。(中古で販売されている価格がそのくらいの相場なので)

ホンダ・フィットの動向によって、ノートの査定も変わる

ノートの最大のライバルは、まったく同じタイプで同じ客層をターゲットとしている、ホンダのフィットです。

フィットはコンパクトカーの横綱とも評される、このジャンルでトップを独走する車種ですが、中古車市場でもノートがそれを追い上げる構図となっています。

こうした立ち位置から、ノートは常にフィットと比較されます。そのため、たとえばフィットの新しいモデルが出て、古いモデルのフィットが大量に中古車市場に出回り安い価格になると、そちらに人気を取られる可能性があります。

人気を取られるということは、当然査定での買取価格も安くなるわけです。このように、フィットのモデルチェンジなどの動向は、そのままノートの査定にも影響を与えるといえます。

同じく影響を与える他社の車種は、トヨタのイストでしょう。イストはフィットほど強大なライバルではありませんが、それでもある程度の影響力は持っています。

ノートを買取に出すタイミングを計るなら、ノートのモデルチェンジなどの動向だけではなく、フィットとイストの動向も忘れずにチェックするようにしましょう。

(もっとも、タイミングを計るにしても査定だけは受けておいても損はないかと思います。査定を受けてもすぐに売らないといけないわけではないので、参考情報を得るためという軽いスタンスで、一度査定を受けてみるのもアリです)

まとめ

籠島氏が指摘されている「実はノートの方がプリウスより経済的」という話は、自動車以外でもありとあらゆる場面で大きなヒントとなります。

私たちは「低燃費=エコカー」「エコカー=ハイブリッド」というように、何でも短絡的に考えてしまう癖があります。

そして、この「癖」を利用すると商品を売る側としても戦略を立てやすいので、これを利用したマーケティングが日々仕掛けられています。

しかし、そうしたマーケティングに乗せられず「本当にそうか?」と一度立ち止まって考えてみることは大切でしょう。

籠島氏がされた試算のように「実際に計算してみる」ことで、「まったく別の事実」が浮かんでくることも多いでしょう。それがどんなに世間のイメージと違う結論であったとしても、計算が間違っていなければ、数字は嘘をつかないのです。

「数字を使った計算」というのはもちろん一例ですが、このように「本当は○○なのではないか?」という仮説を立てて、市場の動向を見通すということは、すべての人にとって役立つ思考法でしょう。

このような視点を持って中古車市場を眺めると、新車を買う時も、中古車を買う時も、自分の車を売却するときも、ありとあらゆる場面で最善の選択をできるでしょう。

「車を高く売る」というのは、車を買う時点で「リセールバリューが最も高くなる車」を予測して選ぶということで、大部分が決まりますから、「市場の動向の見通し方」こそが、何より大事な力だと言えるかもしれません。

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