クラウンロイヤルの買取査定~モデルチェンジでも売却価格は落ちない

クラウンロイヤルはモデルチェンジをしても査定や買取価格に比較的影響しない、安定した価値感を持つ車です。そのため、外部要因や他社の動向で売却のタイミングを考える人用はあまりない車と言えるでしょう。

ここではクラウンロイヤルの中古車の相場などを参考にしながら、より高値で買取査定してもらえる方法を模索していきたいと思います。

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中古車市場での価格相場を見てみよう

クラウンロイヤルの2014年5月18日時点での中古車の相場は、下の通りです。

・1999年モデル…1~98万円
・2003年モデル…36~218万円
・2008年モデル…109~378万円
・2012年モデル…319~525万円

(データ引用元:カーセンサーnet)

2008年モデルは新車だと345~565万円ですが、それが100万円台で手に入るようになっており、買い手としてはみれば、憧れのクラウンロイヤルがこの値段で買えるのはおいしいといえるでしょう。

これらの、中古車市場の動向をふまえながら、クラウンロイヤルの査定・買取について詳しく書いていきたいと思います

モデルチェンジをしても車の価値があまり下がらない

車と言うのは一般に、モデルチェンジをしたら旧型の買取査定の評価が一気に下がります。モデルチェンジによって新型に乗り換えるオーナーが増え、その結果旧型が中古車市場にあふれるからです。

しかし、クラウンロイヤルの場合は中古車市場でも需要が高いので、モデルチェンジによって中古車が市場にあふれても、すぐに売れて行きます。そのため、モデルチェンジをしても査定や買取への影響が比較的出ない車種といえるのです。

・2012年のモデルチェンジでも相場は落ちず

クラウンロイヤルがモデルチェンジをしたのは2012年です。この時も旧型の買取価格は、ほとんど落ちることなく安定していました。

これについては、評論家の籠島康弘氏も自身のコラムで、「クラウンロイヤルは中古車でも人気ゆえ、そう簡単には値落ちしなかった」と、その買取査定額の安定ぶりを紹介しています。(2013年10月23日の記事より)

・いつ売っても大丈夫なので、焦ることはない?

こうして見ると、クラウンロイヤルは「モデルチェンジを気にせず、いつ買取に出しても大丈夫」といえるでしょう。

自分のライフスタイルに合わせ、自分の売りたくなったタイミングで売る、というのがクラウンオーナーにあった車の売り方かも知れません。

もちろん、買い替えでクラウンロイヤルを売却するとなったら、やはり少しでも高い買取査定の評価を得たいのが人情でしょう。

そのような場合は、一括査定サイトなどを利用して、一番高い評価をしてくれる買取店を探すようにするといいと思います。

リセールバリューの目安はどれくらい?

クラウンロイヤルの買取価格(リセールバリュー)は、「3年後で56~63%」が目安です。これはガリバー自動車研究所の鈴木詳一所長が、ガリバーの公式サイト内のコラムで書かれていた数字で、同社のランキングでは「Aランク」に属しています。

近年の「セダン離れ」の影響はあるにもかかわらず、堂々のAランクは立派です。クラウンロイヤルを売却する際には、これを一つの買取査定の基準としていいでしょう。

・「セダン離れ」は査定価格にどれほど影響しているか?

クラウンロイヤルは「セダン離れ」と言われる中でも、他のセダンほど査定価格が落ちてはいません。新車の売上を見ても、その安定ぶりがわかります。

たとえば2013年前半(1月~6月)のクラウンの販売台数は4万8458台。これは軽自動車を除けば、日本の中での全車種で6位です。セダンではもちろん堂々の1位であり、セダンの不人気の中でも、クラウンロイヤルだけは別格といえるでしょう。

ハイブリッドの人気について考えてみる

2012年の新型クラウンロイヤルのなかでは、ハイブリッドモデルが売れ筋となっています。このハイブリッドモデルの評判は非常によく、辛口で知られる評論家の国沢光宏氏も、自身のコラムで絶賛されています。氏がこのモデルを絶賛する理由をまとめると、

・エコカー減税も合わせると、通常モデルとの差が25万円しかない
・これなら、2万5000km走れば元が取れる
・しかも走りの感覚も通常モデルよりいい
・断然ハイブリッドモデルの方が得

ということです。特に「本体価格の差が小さい」ということがポイントでしょう。

・「ハイブリッドは実は割高」の常識を覆す

「ハイブリッドは車両価格が高いので、実は割高になる」というのは、自動車好きの間ではよく知られていることです。つまり、いくら燃費がよくても、最初の価格が高いので、何年乗っても元が取れない、というわけです。

しかし、今回のクラウンロイヤルのように「2万5000km」で元が取れるなら、普通の乗り方をする人ならば2年ちょっとで元が取れる計算になります。それで走行性能もいいなら、断然こちらの方がお得と考えるのが自然でしょう。

国沢氏も同じコラム内で「1%も迷うことなく、ハイブリッドを選ぶべき」と断言されています。

(ちなみに、同じハイブリッド同士でロイヤルとアスリートを比較すると、「迷うことなくアスリート」ということですが、ロイヤルの方も高く評価はされています)

クラウンロイヤルは不況の影響をどれだけ受けるか?

クラウンロイヤルのような高級車は当然、不況の影響を受けます。長年のファンがついていることと、ベンツやBMWほどは高価でないことから、これらの高級車ほどの影響は受けませんが、一定のマイナスの影響は受けるでしょう。

たとえば2008年のリーマン・ショックがクラウンロイヤルの買取査定にどれほど影響したか、わかるデータを紹介しましょう。

・0.6万kmで、いきなり110万円ダウン

リーマン・ショック後の2009年には、「走行距離0.6万km」のクラウンロイヤルが、「110万円落ち」で売りに出されていました。年式は2008年で、修復歴もなしという新車同然の車です。

元の価格が458万円だったので、110万円安くなっても346.5万円と十分高かったのですが、それでも大きな下落幅です。

しかも、これは買取査定額ではなく販売価格なので、売却する際の買取査定価格では150万~200万程度のマイナスになったはずです。1年で、わずか6000km乗っただけでこれだけ買取査定額が落ちるというのは、オーナーにとってはショックでしょう。

もちろんリーマン・ショックレベルの「100年に1度の大不況」はそうそう訪れるものではありません。

なので、これほど大きな下落をいつも心配する必要はありませんが、急に景気が悪化した時には「クラウンロイヤルでさえも査定価格が急落することがある」ということは意識しておきましょう。

まとめ

「いつかはクラウン」というフレーズは、年配の方や自動車好きの方ならよくご存知でしょう。このフレーズに象徴されるように、戦後の日本人にとって「クラウンに乗る生活」というのは一つの憧れでした。

いまの若者で「いつかはクラウン」という人は少ないでしょうが、ロイヤルはともかく、アスリートの方は若い層にも支持されています。

また、2012年のモデルチェンジでの外観の大きな変化を見ても、ロイヤルの方も若者受けを意識して、路線を変更しつつあることがわかります。

これについては「若者に媚びるな」という反対意見もあり、以前のモデルとどちらがいいかは断言できません。

ただ、クラウンはトヨタだけでなく日本の戦後の自動車史を象徴する車であり、トヨタファンでなくても、「クラウンだけは王道を外して欲しくない」という方は多いでしょう。

クラウンが若者の自動車離れ、日本人のセダン離れの中で生き残っていくために、あらゆる戦略を打ち出していくことは、多くの自動車ファンにとっても望ましいことではないでしょうか。

今後もトヨタの顔、日本車の顔というプライドをかけた、クラウンシリーズの生き残り戦略を見守っていきたいものです。

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