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アジカンのギタリスト後藤正文と喜多建介が使用する機材を徹底分析

アジアンカンフージェネレーション(以下アジカン)の楽曲は弾きやすいものが多く、たくさんのギタリストにコピーされています。ですが、彼らのサウンドはシンプルながらも洗練されており、実際に再現しようとするとかなり難しいことに気づきます。

今回はアジカンのギタリスト、後藤正文と喜多建介の使用機材を考察し、彼らのサウンドを再現するポイントを解説したいと思います。

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二人はどんな機材を使っている?使用するギターとアンプを考察する!

画像2▲後藤が主に使用するレスポールスペシャル。(画像1)

画像3▲後藤はフェンダー社のスーパーソニックを歪みに使っている。(画像2)

画像4▲喜多はレスポールスタンダードを使用。(画像3)

画像5▲喜多はボグナー社のエクスタシーを使用。かなり高価。(画像4)

アジカンのサウンドを再現する前に、一つだけ覚えておいて欲しいことがあります。
それは「アジカンの音はお金がかかる」ということです。上述したように、アジカンは高校生バンドをはじめ、多くの人にコピーされているバンドです。

しかし、二人が使っている機材は高価な物が多く、特に喜多が使っているアンプは非常に高価なので、手軽に購入できるものではありません。なので、今回の記事では「限りなくアジカンサウンドに近付ける方法」を考えてみます。

さっそくですが、画像1から4まで目を通してみてください。これらはアジカンがメインで使うギターとアンプです。もちろん曲によってギターやアンプを使い分けますが、とりあえず代表的な物を挙げてみました。

ギターは後藤が「ギブソン社のレスポールスペシャル」、喜多が「ギブソン社のレスポールスタンダード」をメインに使用しています。

アンプに関しては後藤が「ツインリバーブ」でクリーンを、「スーパーソニックのヘッドアンプ+バイブロキング」でドライブサウンドを作っているなど、二台体制で運用しています。喜多も「ボグナー」と「シノーズ」のアンプを使用しており、後藤同様二台体制です。

アジカンサウンドを再現する上で重要なのがこのアンプで、二人とも「アンプの歪」で音作りをしています。裏を返せば「エフェクターで歪を作らない」ということにもなります。

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まとめると、後藤は「P90を搭載したレスポールタイプのギター」に「フェンダー系の真空管アンプ」を使用することで再現が可能です。
喜多に関しては「レスポール」と「ボグナー系の歪み(後述で解説)」を用意しましょう。

後藤正文が使用するエフェクターを紹介!ポイントはセッティング!

画像6▲TS系オーバードライブの定番。アイバーニーズのTS-808。(画像5)

後藤が使用する代表的なエフェクターは

・IBANEZ TS-808(オーバードライブ)
・BOSS PH-2(フェイザー)
・BOSS DD-20(ディレイ)
・CAJ TWIN TREMOLO(トレモロ)

です。

これらの他にABボックスやフットスイッチなどいろいろと使用しますが、サウンドと直接関係がないと思われるので割愛します。ここでは後藤正文のギターサウンドを再現するポイントを紹介します。

それでは画像5をご覧ください。
アイバーニーズのTS-808はブースターの定番として多くのギタリストに愛用されています。後藤も愛用者の一人で、やはりブースターとして使用しています。

注目なのがセッティングで、「OVERDRIVEがほぼゼロ」、「LEVELがほぼマックス」という使い方をしています。歪はアンプで作っているので、スーパーソニックの歪みをTS-808でブーストすることで、「音量アップとサステインアップ」を狙っているかと思われます。

ともあれ、これならTS-808を用意しなくても、他のTS系ペダルでも十分可能ということになりますね。フェンダー系の真空管アンプでクランチを作り、TS系ペダルでブーストが手っ取り早いかと思います。

また、PH-2とDD-20は喜多も愛用しているエフェクターなので、アジカンをコピーするのであれば持って置いて損はないでしょう。

喜多が使用するエフェクターを解説!ボグナーの歪みはエフェクターで再現!

画像7▲ボグナーのエクスタシーブルー。(画像6)

画像8▲ボグナーのエクスタシーレッド。(画像7)

画像9▲ボスのDD-20。ハイエンドデジタルディレイの定番。(画像8)

喜多が使用するエフェクターは

・VOX V847(ワウペダル)
・MXR Super Comp(コンプレッサー)
・エレクトロハーモニクス POG2(オクターバー)
・BOSS 63 Fender Reverb(リバーブ)
・BOSS TR-2(トレモロ)
・BOSS PH-2(フェイザー)
・BOSS DD-20(デジタルディレイ)×2

などです。

上述したように、喜多はボグナーのエクスタシーで歪みを作っています。ということで用意してください、と言いたいところですが、金額的な意味でまず手が届きません。そこで、エクスタシーのコンパクトエフェクターの使用を提案します。

画像6と7をご覧ください。ボグナーの歪をコンパクトエフェクターにした、エクスタシーブルーとレッドです。それなりのお値段がするエフェクターですが、アンプと比べると許容範囲です。

レスポールとの愛称が良いエフェクターで、非常に上質な歪とアンプライクなサウンドが特徴です。エクスタシーの代用としては、無難にマーシャルアンプの歪みを使えば良いと思います。

また、ボスのDD-20を二台直列に繋いで使用しているのも特徴です。なぜ二台必要なのかはわかりませんが、おそらく「使い勝手」でしょうね。DD-20はパッチ変更がロータリー式なので、ライブ中に複数のパッチを使用する場合、少々不便です。もともと喜多はLINE6のDL4を使用していたので、ディレイサウンドを複数使うためにDD-20を二台直列に使っているのではないでしょうか。

その他のエフェクターはボス製品が目立ちますが、他社の製品でも十分代用可能です。喜多のギターサウンドを再現するポイントは「歪み」と「ディレイ」ですね。

By黄昏症候群

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