引っ越し料金は時間帯や曜日によって変わるのをご存知ですか?

引っ越し料金には定価という物がありません。

そのため、同じ家族構成で同じ距離の引越しをしたとしても、引っ越しをする時期や日時などによって見積もり金額が大きく変わってくるのです。

引越し料金というのは、需要と供給によって決まるわけです。

そのため、作業を開始する時間帯によっても変わりますし、曜日や月によっても変わります。

これから引越しを予定している人はどんな時間帯や時期が割高で、どんな時期が割安なのかを知っておくと、業者に依頼をする際に役に大いに役立つことでしょう。

また、引越し業者の都合によっても料金が大きく違ってくるケースがありますので、1社だけの見積もりで決めないで、何社かから相見積もりを取って最終的な料金を決めることが大切になります。

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午前よりも午後からの方が料金が2~3割安くなります

引っ越し作業で一番人手がかかるのは積み込みと積み下ろしです。

トラックに積み込んでしまえば、後は移動するだけですので、移動中には運転手以外の人はいりません。

1件の引越し作業のためにたくさんの作業員が集まっても、車の移動中は何もすることがないという状態になります。

たとえば荷物の積み込みを今日行なって荷卸しを明日行なうような場合には、その間に長い時間があいてしまい非効率です。

そこで、引越し業者では、ある現場で積み込みが終わった作業員を、別の現場に向かわせそこで、もう一度積み込み作業を行なわせます。

すると、一人の作業員が2か所で働けることになりなり、ロスがなく効率よく仕事を進めることができるわけです。

さらに、2か所目が終わった後に3か所目に向かわせれば、もっと効率がよくなります。

引越し業者は、スタッフに一日に何か所もの現場を担当させることで、効率を上げ、コストダウンにつなげているわけです。

引越しにあたって、多く人が午前中に荷物の積み出しを希望しますが、業者にしてみれば、午前中と午後とにバランスよく仕事を入れたいというのが本音です。

そのため、午後の時間帯の料金を午前中よりも安く提供しているわけです。

午後便を指定する場合、確かに料金が安くなるというメリットはありますが、その反面デメリットもあります。

午前中の場合には、「9時スタート」のように、開始時間を明確に決めることができますが、午後の場合には、引越し業者のスタッフは午前の仕事が終わるタイミングで次の現場に駆け付けることになるので、はっきりとした時間帯を指定することができないのです。

そのため、引越しを依頼した側にすれば、1時に来るのか2時や3時になるのか時間帯のわからない状態で、業者を待たなければならないという不便さがあります。

ただ、「多少待たされても今日のうちに終わればいい」という人にとっては、午後便は安い料金で済むメリットがあるのです。

時期や業者によっても異なりますが、午前に比べて午後の方が2割~3割程度、引っ越しの料金が安くなるようです。

また、引越し業者によっては「フリー便」といって、時間帯をはっきり決めい契約方法もあります。

引越しの開始時間が午前かも知れないし午後かも知れない、夕方になるかも知れない、というシステムです。

依頼者にしてみれば、一日中引越し業者が到着するのを待ち続けなければならないので、ちょっと不便ではありますが、その代わりに料金はかなり安く、「午後便」よりもさらにお得になります。

尚、深夜や早朝に引っ越しをしたいという場合にも、引越し業者は対応してくれます。

仕事が忙しくて日中はどうしても作業の立ち合いができない、というような人のためのサービスです。

「午後便」や「フリー便」が格安なのと比べて、深夜や早朝の場合はかなり割高となります。

作業員には早朝手当や深夜手当を払わなければならないので人件費が高くつきますし、他の現場との掛け持ちもしにくいのでどうしても割高になるわけです。

土日よりも平日の方が引越し料金は安くなります

仕事や学校が休みの日に引っ越しをしたいという家庭は多く、どうしても土日や祭日に引越し業者への仕事依頼が集中します。

そのため、引越し業者は、土日祝日よりも平日の料金を安くして仕事の量を平準化しようと努めています。

もしあなたが平日に休みが取れるのであれば、土日よりも平日に引っ越しの計画をした方がお得になる可能性が高いといえます。

値引き交渉も平日の方が有利に進められます。

また、引越しにあたっては、日の良しあしを気にする人も多いので、大安吉日などにくらべで仏滅の方がやや料金が安くなる傾向にあるようです。

少しでも引越し料金を安く済ませたいのならば、こういった曜日による料金のメリットもぜひ頭に入れておきましょう。

月末は引越し料金が高くなる?

賃貸住宅などの家賃が月末締めとなっている関係で、月末に引っ越す人が多い傾向にあります。

そのため、20日以前と20日以降とでは料金に若干の差があるケースが多いです。

もし可能であれば、20日以前に引っ越しを計画したほうが、割安になる可能性が高くなるといえます。


これまで説明しましたように、引っ越し料金は、午前と午後、平日と土日祝日とではかなり差になることが少なくありません。

お得な曜日や時間帯を利用してすれば、かなりお得に引越しを済ませることが可能です。

もし、あなたが引越しを計画するにあたって、曜日や時間帯について調整ができるようなら、ぜひ検討すべきでしょう。

さらにお得に引越しの計画をするためにこちらも参考にしてください。
引っ越しの料金が1年で一番安い時期はいつですか?

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