レガシィツーリングワゴンの査定 ~車種消滅で、買取価格も上がるか~

後継車種・レヴォーグの登場で、「最後のレガシィツーリングワゴン」となった現行モデルは、今後の中古車査定でも、買取価格が上がる可能性が高いと言われています。

実際、レガシィツーリングワゴンの消滅を嘆く声は強く、買取価格への影響もそれなりにあると考えられます。

反面、レヴォーグの人気も上々であるため、このままファンがレヴォーグを支持するようになると、さほど買取価格も変わらないという予測もできます。

ここではそうしたレヴォーグの人気と、レガシィツーリングワゴンの査定価格の関わり、現在の中古車市場での価格相場などについて紹介していきます。

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レガシィツーリングワゴンの中古車の価格相場(モデル別一覧)

レガシィツーリングワゴンの中古車市場での相場を、モデル別でまとめると下のようになります。

・1989年モデル…約39万円
・1993年モデル…4~50万円
・1998年モデル…1~99万円
・2003年モデル…10~263万円
・2009年モデル…110~366万円

(カーセンサーnetでのデータ 2014年5月15日時点)

最も古い1989年モデルについては、市場に流通している量が非常に少なく、この時点のカーセンサーnetでも1台しかありませんでした。

その価格がたまたま39万円だったということですが、歴史のある車両なので、状態がよく、マニア受けするものであればもっと高くなる可能性もあります。(これだけ古いモデルになると「相場」で見るより車両ごとに見るしかないでしょう)

1998年の方が1993年より最安値が安いのは、たまたまこの時点のカーセンサーnetがそうだっただけで、価値が高いのは1998年の方です。(それは最高値を見てもわかる通りです)

2014年でレガシィツーリングワゴンは消滅、現行モデルの価値が上がる?

冒頭に書いた通り、レガシィツーリングワゴンの歴史は2014年の6月で終わります。後継車種のレヴォーグが6月20日発売となり、以後レガシィツーリングワゴンの新モデルはリリースされなくなります。

・モデルチェンジの度に論争を巻き起こしてきただけに期待大

これが「よくある普通の国産車」だったら、「後継車種が出て歴史が終わります」と言われても「あ、そう」という感じでしょう。「もっと便利になるのね」とか「車内空間が広々とするのね」というような反応をされる程度かと思います。

しかし、レガシィツーリングワゴンは日産・スカイラインと並んで、モデルチェンジの度にファンの論争を巻き起こしてきた、自動車好きが最も注目する車種の一つでした。

それだけに「レガシィツーリングワゴンの歴史が終わる」ということを残念がる声も強く、今後の査定での買取価格にも影響を与える、という見方は強いです。

「査定や買取には、特に影響しない」という見方も

しかし、逆の見方もあります。冒頭にも書いた通り、後継のレヴォーグがすでにある程度人気を得ているため、このままファンがレヴォーグに移ったら、査定や買取にも変化はない、という見方です。

その理由としては「車体の機能が大きく変わるわけではない」ということが挙げられます。

・ポルシェ911のような決定的なモデルチェンジではない

たとえば同じように熱心なファンが多いポルシェ911の場合、4代目から5代目に移る時(98年)に、決定的な違いがありました。

「エンジンが空冷から水冷に変わった」ということですが、この明らかな違いによって、「最後の空冷モデル」である4代目にはプレミア価値がつきました。しかし、レガシィツーリングワゴンの場合はそれがありません。

「最後のレガシィツーリングワゴン」という点では大きな違いにも思えますが、機能的には特に違いはないわけで、この世代交代がファンの方の心理にどれだけ影響するかはまだ未知数です。

・レヴォーグの人気・受注状況

レヴォーグの受注状況を見ると、発売前の予約受注で、すでに約1万3000台に達しているということです。

発売予定は5月でしたが、6月20日に延期になっており、実際に街を走り始めた後どういう評判となるかはまだわかりません。

しかし、この「予約受注で15000台」というのは大きな数字です。というのは、納車が3月より後となるレヴォーグは、「増税前の駆け込み消費」の恩恵を受けることができなかったからです。

他社&スバルの他車種がこの駆け込み需要で売上を伸ばす中で、いわば「一番不利なタイミング」である「5月納車」をアナウンスして売りに出したわけですが、それでもこれだけの受注があったわけです。

レヴォーグの購入者の中には、レガシィツーリングワゴンファンの方々もかなり存在するはずですが、この受注状況を見ると「ファンはレヴォーグをある程度受け入れている」ということもできるでしょう。

となると、レガシィツーリングワゴンの現行モデルにおける今後の査定価格も、それほど大きくは変わらないのかも知れません。

レガシィツーリングワゴン専門店の情報

レガシィツーリングワゴンの専門店は、東京の調布市に1件あります。サーティー東京というショップさんですが、東京や首都圏に住んでいる方の場合、こうした専門店で買取を依頼するのもいいでしょう。

サーティーグループは他にも長野、埼玉、高崎などに合計8つの店舗を展開されています。

もしこれらのグループ店舗でもレガシィツーリングワゴンを査定してもらえるのなら、首都圏から離れている方でも、査定を依頼するメリットがあるかも知れません。(最終的に車両の輸送費がかかるのであれば、利益が出るかどうか微妙なところですが)

・専門店の運営は今後どうなるのか?

レガシィツーリングワゴン自体が消滅するわけですから、専門店の運営が今後どうなるのかも気になるところです。おそらくレヴォーグも同時に扱い、徐々にレヴォーグが査定や買取でもメインとなっていく、という可能性が高いでしょう。

逆に、今後ますます「マニア向け」になっていくレガシィツーリングワゴンの古いモデルを扱うことに関しては、こうした専門店の得意分野となっていくかも知れません。

・専門店で査定をする場合も、一括見積もりはすべき

これは他の車種でも言えることですが、専門店に買取を依頼する場合でも、一括見積もりは並行して利用するべきでしょう。

レガシィツーリングワゴンのそこそこ新しいモデルに関しては、別にマニアでなくても多くの方がほしがっていますし、できるだけ多くの中古業者から査定を受けた方がいいからです。

一般向けの中古車市場ではあまり価値がつかないような古いモデル(たとえば1989年モデルなど)の場合は、マニアを相手にする専門店に買取に出す方が有利かもしれません。

しかし、それ以外の新しいモデルに関しては、一般の車種と同じように、オーソドックスな一括査定を利用した方がいいでしょう。

まとめ

レガシィツーリングワゴンやスカイラインが国産車をリードしてきた時代に青春を過ごした方にとっては、今回のモデルチェンジのニュースは特に衝撃的かと思います。

逆に、ただでさえ車に興味がない今の20代などにとっては「ふーん」という感じかも知れません。市場というのはこのように「いろいろな反応をする人」によって成り立っているものです。

レガシィツーリングワゴンに思い入れの強い方にとっては「レガシィツーリングワゴンがなくなるなんて!これは現行モデルの価値が今後ますます上がっていくぞ」となるかも知れませんが、そうとは限らないわけです。

市場は常にあちこちに「温度差」があるわけで、一部の人々の動きが必ずしも全体に広がるとは限らない、ということを意識する必要があります。

もちろんレガシィツーリングワゴンの熱烈なファンは多いので、車種の消滅が与える影響は無視できません。

ご自身が自動車マニアの場合「自分の見方は、あくまでマニアの見方である」ということを意識した方が、より正確な予測ができるでしょう。レヴォーグが問題なく売れている状況からは、そんなことも感じさせられます。

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