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家庭用アンプの選び方~家で最高のエレキサウンドを奏でるために

エレキギターの音を出すには、アンプが必要不可欠となります。いつでもスタジオやライヴで使用する大出力のアンプを使うことができれば良いですが、一般の家庭では音量の問題からほぼ不可能でしょう。

そこで活躍してくれるのが、家庭用小型アンプです。しかし、これも種類が豊富ですのでどれを選べば良いのかわからない…そんな方も多いと思います。

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家庭用アンプでまずは音を出すことが重要なんです

ビギナーギタリストの中には、アンプを通さずに練習をしている方も多いのではないでしょうか?
コードやフレーズを覚える程度であればそれでもまったく問題はないでしょう。

しかし、「エレキギターを弾く」練習にはまったくなりません。アンプによって音を増幅させることを前提に作られている楽器ですので当然のことでしょう。

ピッキングによる微妙なサウンドのコントロールや、フィードバックの制御などはアンプから音を出さなければ絶対に習得することができません。

家庭で出すことのできる音量のアンプを探す

画像2▲ミニアンプでも家庭で鳴らすには十分な音量です

いつでも同じアンプで、同じ音量で音を出すことができれば、サウンドメイクの技術も同時に高めることができます。なので、これがベストであるといえるでしょう。
しかし、大型アンプを家庭で鳴らすことのできる人は少数派です。

なので、家庭で出すことのできる音量のアンプを探す必要があります。

もっとも手軽なのが、小型のトランジスタアンプです。楽器店などへ行けばさまざまな家庭用小型アンプが並んでいるかと思います。その中から自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

出力は?スピーカーサイズは?自分に合った小型アンプとは?

画像3▲大出力で大口径スピーカーのツインリバーブはとても家庭では使えません

自宅で鳴らすことのできるアンプを選ぶ上でもっとも重要となるのが出力です。
家庭用と称して60W以上の出力を持つアンプが販売されていることもありますが、これは明らかにオーバースペックです。

一般的な家庭でしっかりと鳴らすことのできる出力はせいぜい5W~20W程度でしょう。筆者の家は田舎の一軒家ですので、比較的大きな音を出すことができますが、それでも30Wを超えると十分に鳴らすことができません。

よく初心者の方が、100Wでもボリュームを絞れば家でも使える…そんな勘違いをしているのを見かけることがあります。

トランジスタアンプであれば、大出力であってもかなり音量を絞ることができるのは確かです。

しかし、ボリュームをあまり絞ってしまうと、作ることのできるサウンドの幅がかなり狭くなってしまいます。一般的なアンプはマスターボリュームが最低でも3以上で鳴らすことを前提に設計されていますので当然のことです。

機種によっては小音量ではイコライザーの使用ができないものさえあります。

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出力と同時に注意したいのがスピーカーのサイズです。家庭用でも8インチ、12インチといった口径の大きなものを使用しているモデルがあります。しかし、あまりサイズが大きくなると音量の調整が難しくなります。

出力、スピーカー共にできるだけ小さなものを選ぶようにしましょう。

デジタル技術を駆使した多機能な家庭用アンプの実力とは?

画像4▲ローランドのCUBE。デジタルエフェクター内臓です

中にはデジタルモデリング技術を駆使した多機能なものも登場しています。ローランドのCUBEシリーズや、VOXのVRシリーズなどがこれにあたります。

従来のモデルの場合、ディストーションチャンネルやリバーブが搭載されている程度でしたが、これらにはさまざまなエフェクターが内臓されています。

定番の歪みだけでも数種類用意されているのは当たり前です。空間系であればリバーブのみでなくディレイやコーラス、フランジャーなどまで搭載されています。さらにはオートワウやトレモロといった特殊なエフェクトまで内臓されているものまで存在します。

こういった最新のアンプを使用すれば、ギターを接続するだけでさまざまなサウンドを楽しむことができるでしょう。ちょっとした音作りの練習にもなりますので、一台持っていて損はありません。

ヘッドフォンアンプでもっと静かに練習をすることも!

画像5▲ヘッドフォンアンプの定番、VOXのアンプラグシリーズ

集合住宅の場合、そもそもアンプから音を出すこと自体できないこともあります。そんな時に活躍してくれるのがヘッドフォンアンプです。

数年前にリリースされたVOXの「アンプラグ」などの小型モデルであれば常にギターに接続したままでもまったく邪魔になりません。それなのにヘッドフォンを繋ぐことでいつでも本格サウンドを楽しむことができます。

近年では専用ハードだけでなく、スマホをヘッドホンアンプに変えてしまうアプリまで登場しています。

もちろん、直接ギターを接続することはできませんので専用のインターフェイスが必要となりますが、モデリングされたハイレベルなサウンドを楽しむことができます。また、そのままアンプシミュレーターとして宅録などにも使用することだって可能です。

家でも良い音を出すことができれば、練習のモチベーションを上げることができます。もっとエレキギターという楽器を楽しむため、家で出す音にも少しだけこだわってみてはいかがでしょうか?

Byチリペッパー眞木

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