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動物の名前がついているバンドは売れる!という噂の真相は単純だった

毎年新しいバンドがデビューしていますが、生き残るのは至難の技です。では売れて生き残るバンドになるには、どうしたらいいのでしょうか?実は名前の付け方に成功の秘訣があったんです!それはバンド名に動物の名前を付けるということです。

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「カブトムシ」なんて日本人だったら絶対つける発想ないですよね

画像2▲こうしてみるとなんとなくカブトムシ風な4人ですね。

ビートルズは「カブトムシ」と名乗りましたが、綴りはそのままではありません。命名の由来は、当時クリケッツのように2つの意味を持つグループ名が流行っていたのが、きっかけだとか。

ジョン・レノンが、「ビート」と昆虫の「ビートル」をかけてビートルズと名前を決めたんだそうです。結成当初はこんなにビッグすぎるバンドになるなんて本人たちも思っていなかったでしょうね。

バーズは単純に鳥ということですから、鳥のさえずりのような美しい演奏を聴かせたいということだったのでしょうか?そうするとヤードバーズも同様かと思うのですが、彼らはチャーリー・パーカーのあだ名「ヤードバード(囚人)」から付けられたというのが真相。

アニマルズもそのままですが、まさに動物バンドの代表格ですね。由来として伝わっているのは、彼らのライブがあまりにもワイルドだったため、観客から「アニマル!」という声がかかったから、という説があります。本当でしょうか?

曲を聴くとあんまりワイルドな感じはしないというか、むしろひ弱さを感じるような曲もありますが、これはこの時代特有の陰のあるサウンドだからかもしれません。

意外とインテリジェンスを感じさせるステッペン・ウルフの名前の由来

画像3▲「ワイルドでいこう」以外の曲を知ってる人、手を挙げましょう!シーン…

本当にワイルドなのはステッペン・ウルフではないでしょうか?彼らの名前はドイツのノーベル文学賞作家、ヘルマン・ヘッセの「荒野のおおかみ(der steppenwolf)」から引用されて名付けられたとのことで、意外なインテリぶりに驚きです。

映画『イージー・ライダー』で彼らの「ワイルドで行こう(ボーン・トゥ・ビー・ワイルド)」が使われて一躍有名になりましたし、いまだにこの曲のイメージしかないということも言えます。

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ちなみに「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」に出てくる歌詞「ヘヴィメタル・サンダー」という部分が、後の「ヘヴィメタル」の語源だという説があります。それが本当ならばステッペン・ウルフが音楽シーンに残した功績は相当デカいですよね。

ストレイ・キャッツは「のら猫、どら猫」という意味があります。由来は諸説あるようですが、1974年のイギリス映画『スターダスト』に登場する架空のバンド、ストレイ・キャッツからきているという説があります。

猫好きに悪い人はいないけど、やってる本人たちは不良です

画像4▲すでに解散してしまったものの、彼らは孤高のジャンルを作り上げたと言えます。

どちらにしても、不良の奏でるロック、ロカビリーという彼らの演奏こそがストレイ・キャッツのオリジナルスタイルになった今、そんなことはどうでもいいかもしれません。今年はブライアン・セッツァーがオーケストラを引き連れてやってきますよ。

危険なイメージを利用して音楽に毒があることを表現したのがスコーピオンズです。彼らの代表作1976年発表の『狂熱の蠍団~ヴァージン・キラー』の全裸少女のジャケットは物議をかもし、多くの国でジャケット写真が差し替えられました。

しかし発売当時、なぜかこのお堅い日本では無修正のジャケット写真が、かなりの長い間流通していました。それはヘアが写っていないからだそうです。なんだかお偉いさんの考えることはわからないですね。これは良くても毛があると駄目、まったく変な理屈です。

スネークピットとつけたのはガンズ&ローゼズのオリジナルギタリスト、スラッシュです。1995年、まだオリジナルのガンズが息をしていた頃に結成されたスラッシュズ・スネイクピットは、活動をアクセルに邪魔されちゃいます。

アクセルいわく、「ガンズ・アンド・ローゼズで発表すべき曲を勝手にリリースした」として、なんと訴訟を起こされてしまったのです。これを機にスラッシュは脱退。その後の崩壊へと繋がっていきます。蛇のようにしつこかったのはアクセルの方ですね。

お猿さんの伝統はモンキーズからアクモンへ移動!

画像5▲「猿のように演奏したい」というのは賢いお猿さんに失礼!

モンキーズはまさしくお猿さんのように陽気な音楽を聴かせてくれましたから、名前のイメージがぴったりのバンドですね。猿といえば最近はアークティック・モンキーズに“猿枠”が譲られているかもしれません。

日本でも数多く存在し、古くはGSのタイガース、スパイダースからエレファントカシマシ、サカナクション、黒猫チェルシー、そのものズバリな鶴、そしてユニコーン。いや、ユニコーンは想像上の生き物ですね。

どれもこれも、ほとんど単純でおぼえやすいものばかりです。きっとすぐ思い出せる名前と素晴らしい演奏があれば、印象度も高くなるため、売れることができるのでしょう。これからバンドを組もうというあなた、動物の名前を今から考えておきましょう!

文・okamoto

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