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ミック・ジャガーのお馴染み日本語でライブの感動が蘇る!(連載第2回)

初めての方は第1回の記事から読んで下さい。

さあ、いよいよストーンズ久々の日本公演「14 ON FIRE JAPAN TOUR」初日開演時間です。ところが18:30からしばらく経ってもなかなか始まりません。最近のライブは割とオンタイムで始まることも多いですが、お楽しみは先延ばしでも全然平気です。

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BGMのブルースナンバーが終わるたびに「ウォ~!」という歓声が!

画像2▲ドーム周辺は開演前大混雑だったと思います。早く入って良かった!

場内に流れるブルースナンバーが終わるたびに、歓声が挙がるようになり、またかかる度に落胆の溜息がもれるようになりました(笑)。そして19時になる頃、唐突に客電が一斉に落ちました。ついに始まります!

ステージ上のビジョンにSEと共にさまざまな映像が流れ、ドキドキ感を煽ります。初来日時の「コンチネンタル・ドリフト」にも似た印象を受けました。暗がりの中、メンバーが登場すると大歓声!オープニングはなんでしょうか?

イントロを待っていると、まずミックがなにやら言葉を発して演奏がスタート。一瞬「ん?なんだ!?」と思いましたがすぐにわかりました。

オープニングの予想が外れて一瞬ハテナ?状態でしたがすぐに正気を取り戻しました(笑)。

画像3▲年々、ミックの凄さがわかるようになってきました。(※画像は海外公演時のもの)

オープニングナンバーは「ゲット・オフ・オブ・マイ・クラウド」。50周年ツアーでもこの曲で始まりましたので意外ではないのですが、先日のアブダビ公演が「スタート・ミー・アップ」からだったこともあり勝手にそのまま来るのだと思い込んでいました(笑)。

距離はあるものの、目の前にストーンズがいる!本当にいる!久しく感じていなかったライブでの感動がすぐに甦りました。

「カエッテキタゾ、トーキョー!」というミックのお馴染み日本語挨拶を挟んで「イッツ・オンリー・ロックンロール」へ。ここでカッコ良く始まるはずがいきなりイントロで躓くキース(笑)!。これは味です、味。

終盤のサビの繰り返しでは「オーンリロケロ~!」とカタカナ英語でめいいっぱい叫んでしまいました。続いて「ダイスをころがせ」。ミディアムテンポの盛り上がる曲です。最近は序盤にやることが多いですね。最近と言ってもここ20年位の話ですが(笑)。

以前ロン・ウッドがギターにカメラを付けて間奏のソロをその場で映すという試みをしていましたが本日は無し。ミックが両手を掲げて手を叩きながら観客に手拍子を促します。

エンディングではスローになるギターリフをキースがステージ前方にしゃがみこんで弾くのですが、その途中でビジョンは沢山のダイスが折り重なるイラストレーションに。ちょっと、ここはキースの決めシーンなのに!と思っちゃいました。やっぱりキースはカッコイイ!

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キースは間違えたりもしますが、もはやその存在感だけでも最高。

画像4▲一番モタモタしてた感じのキースですが完全に白髪になり渋い存在感を増しています。(※写真は海外公演時のもの)

ミックは銀のジャケットを脱いで男性バレエの人のような黒いシャツで歌い踊り、キースは黒のジャケットとヘアバンドスタイル。ロニーは緑の革ジャン風ジャケット、チャーリーは赤いTシャツ姿というようにそれぞれのキャラクターが衣装にもバッチリ表れています。

曲は「ワイルド・ホース」へ。キースのコーラスが胸に迫ります。エモーショナルなのでライブ向きなバラードという気がしますね。

と、いうことで次は「エモーショナル・レスキュー」。うまく繋げました(笑)。アルバム『エモーショナル・レスキュー』の表題曲ですが、これまでライブ演奏を生で聴いたことがなかったので感激ひとしおです。

ファルセットが大好きな筆者はコーラス部分を一緒に精一杯の裏声で歌いました。周りの方々すみません。あまり注目されないアルバム『エモーショナル・レスキュー』ですが、カッコいいので大好きです。

お客さんがギッシリ詰まって熱気は最高潮に!

画像5▲ドームの外はどっぷり夜も更けているはず…なんてライブ中には考える暇無し(当たり前)!

ミックがテレキャスを手に「ドゥーム&グルーム」を演奏。ミックとキースが同じバタースコッチのギターで弾く姿がビジョンに映し出されました。カメラマンさすが!

ここで事前にオフィシャルサイトで募集していたリクエストのコーナーへ。筆者は「シルバートレイン」に投票していたのですが、結果は「ビッチ」。思わず「サノバビッチ!」と呟きそうになりました(笑)。

ジョニーウィンターが来るから敬意を表してやってほしかったんです、「シルバートレイン」。曲の方はというと、管楽器がドーム特有のボワンボワンした音に阻まれて、若干わけがわからない演奏になってしまいました。

続いて代表曲のひとつ「ホンキー・トンク・ウィメン」。演奏中は巨大な女性を主人公にしたストーリー仕立てのアニメーションが流され、終了後には客席の女性たちが映されました。

ドーム内を見渡すとお客さんがギッシリ詰まって熱気は最高潮に。ライヴはいよいよ中盤です。続きはこちら

文・岡本貴之

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