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ドラム音源はどれを選べばいい?~迷ったらこの3つの音源から選べ

ドラムのレコーディングはギターやベースよりもたいへんですので、宅録ミュージシャンにはドラム音源の使用をオススメします。今回は、数あるなかから、筆者のオススメを紹介します。あなたが探しているサウンドがきっと見つかるはずです。

 

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そもそも打ち込みとは一体なんだろう?打ち込みの基本をおさらいしよう!

ピアノロール▲DAWのピアノロールの画像です。(画像1)

ドラム音源について解説する前に、改めて打ち込みについておさらいしておきましょう。
打ち込み経験がまったくない方でもわかるように、できるだけかんたんに解説していきます。

まず、画像1はソナー(sonar)という作曲ソフトのピアノロール画面です。なにやら画面には四角形がたくさんならんでいますが、一つ一つが音を鳴らす役割を持っています。四角形ではわかりにくいので、バーとでも呼んでおきましょう。

バーの位置はピアノの音階を、バーの長さは音の長さを示しています。かんたんにいえば、バーの位置が上にあればあるほど高音になり、下にあればあるほど低音になります。ピアノをイメージすればわかりやすいかなと思います。

ちなみに、バーが長ければ長い程、音が鳴り続けます。再生ボタンを押すと、画面は左から右に流れるように進んでいきますから、バーがある部分の音が鳴るという仕組みです。少しわかりにくいと思うので、実際にやってみるとよいと思います。

また、各バーには音の強弱をつけることができます。バーにはベロシティというパラメータがありあります。

ベロシティの値を変えることで、音の強弱を変化させることができます。基本的にベロシティの値が大きいほど強い音になります。

ピアノでたとえるなら、強調したい部分は鍵盤を強めにたたきますよね。逆に静かな演奏をしたいときは、鍵盤を弱くたたきます。その演奏方法を表現できるのがベロシティです。

とても重要なパラメータになりますので、ぜひ覚えておいてください。

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ドラム音源にはどんな種類があるのだろう?有名なドラム音源を紹介!

BFD2▲ドラム音源ソフトBFD2の画像です。(画像2)

ADD▲ドラム音源ソフトADDの画像です。(画像3)

BATTERY3▲ドラム音源ソフトBATTERY3の画像です。(画像4)

生ドラム音源の定番といえば画像2のBFDシリーズです。筆者が普段から愛用しているドラム音源で、一番のオススメです。ちなみに、つい先日BFD3がリリースされました。

このBFDですが、最大の特徴は良質な音源と表現力です。とにかく生ドラムに近いです。

実際にいいスピーカーで音を視聴すると、目の前でドラマーがたたいているような錯覚におちいります。音の太さも特徴で、とくにスネアドラムの音には目を張ります。逆に弱点も多く、アップデートで若干改善されたものの、動作が重いです。

また、シンバルの表現力が弱い(BFD3でよくなったそうです)ことも指摘されており、初心者が扱うには敷居が高いのかもしれません。

画像3はADDICTIVE DRUMSというドラム音源です。特徴は動作の軽さと、プリセット音が優秀なので、そのまま曲に使えるという点です。某動画共有サイトのボーカロイド作曲者が使っていることで話題になりました。

筆者も一時期使っていたのですが、あまりにもプリセット音が特徴的すぎて、BFDに戻ってしまいました。

スネアの音が特徴的で、ADDCTIVE DRUMSを使っているのがバレてしまうくらいです。その反面、初心者に優しいドラム音源と言えます。自身のバンドでデモを作るレベルなら、BFDよりもこちらの方が向いていると筆者は思います。

画像4はBATTERY3というリズム音源です。生ドラムはもちろんのこと、ダンスミュージックやエレクトロニカなど、打ち込みに使えるあらゆる音が内蔵されています。

音の加工も自由自在で、最近流行りのバンドサウンド+打ち込み音楽のような曲を作りたい方にオススメです。

そもそも用途が生ドラム向けではないので、生ドラムの音に関してはBFDなどに劣ります。筆者のオススメは、BFDとBATTERY3の併用です。BFDでメインのリズムパートを作り、BATTERY3で効果音やパーカッションをつけていきます。

バンドサウンド一本という方には不必要かと思われますが、持っていて損はないソフトです。

自分のやりたい音楽に合わせてドラム音源を選ぶことが大切!

今回は3種類のドラム音源を紹介しましたが、これら以外にもドラム音源はたくさんあります。どの音源も一長一短なので、自分はなにを重視するのか一度考えてみましょう。

できるだけ生ドラムに近付けたいのか、動作が軽い方がいいのか、自分にやりたいジャンルに合うのか、よく考えてみてください。ドラム音源の値段はだいたい10,000~15,000円くらいです。決して安い買い物ではありませんので、慎重に購入したいところですね。

デモ版を公開しているドラム音源もあるので、実際にいじってみて、音を聴き比べてから購入するのも手ですね。

ポピュラーミュージックの世界でドラムは決して欠かすことのできない重要なパートです。打ち込みで音楽制作をする際にはとくにこだわるようにしましょう。

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