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最新DAWソフト「Cubase7.5」を徹底検証~乗り換えるべきか否か!

DAWソフトといえば何を思い浮かべますか?
筆者もいくつかのDAWソフトを使ってきましたが、現在は「スタインバーグ Cubase」で落ち着いています。

昨年の年末、最新バージョンの「Cubase 7.5」がリリースされました。筆者も7.5ユーザーになりましたので約二ヶ月使った感想、前バージョンとの比較を少し紹介します。

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「Cubase 7.5」に追加された便利機能

前バージョンである「7」から追加された機能はいくつかありますが、筆者が個人的に「コレはいい!」と思った追加機能をご紹介します。

1トラックに複数のパターンを録音できる、「バージョン機能」です。これは今回のバージョンアップで一番うれしい追加機能かもしれません。

今までは何パターンもフレーズを録音しようと思ったら、いちいち新トラックを追加しないといけません。それが「7.5」では1トラックで複数パターン録音する事ができます。

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すごく地味な追加機能ですが、筆者は喜んでいます。
次は筆者が印象的だった変更「vstインストゥルメンツ」のラック機能、パラアウト機能です。正直前バージョンで慣れきっていた筆者にとっては「なんで?べつにいらん変更やぞ。」と困惑しました。

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▲この3つの画像は「Cubase7」上での「EZ Drummer」での「パラアウト」の流れです。

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▲この2つの画像は「Cubase7.5」上での「EZ Drummer」での「パラアウト」の流れです。

「7」では画像のような流れで「パラアウト」を行うことができたのですが、「7.5」では短縮されてました。たしかに表示トラックが減るので、結果的に「スマートなプロジェクト」化に貢献している変更だとは思います。

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今回は「パラアウト」を説明するものじゃないので、画像説明でもわかりにくいかと思いますが、すみません。機会があればそれだけの記事を書きます。

しかし「7」で行ったパラアウト情報・見た目は「7.5」でもちゃんと表示してくれます。きっと「7」と同じパラアウト表示ができるのでしょうが、まだ見つけることが出来ていません・・・

地味に重要な事かなと筆者は感じるのですが、「7」と「7.5」この二つはそれぞれ別のソフトという形になっています。要するにバージョンアップにもかかわらず「7」の上書きで更新されたのではなく、新しいDAWソフトとしてPCには認識されています。なので「7」も引き続き使えます。
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▲別々のソフトとして存在している

機能面ではすごく地味な追加、変更がありました。うれしい事もあれば、戸惑う事もありました。しかし今回のバージョンアップでの見所は「追加プラグイン」です。次項で一部を紹介します。

追加された「プラグインソフト」たち

まず筆者が「最高の追加品」と思っているのが、テープシュミレーター「Magneto 2」です。「7」以前のバージョンには以前「1」が収録されていたようですが、今回「2」となり帰ってきました。

ここでテープシュミレーターを簡単に説明すると、使用することですごく地味な「歪み」を加えることができ、「アナログの暖かさ」を加えることができます。

筆者は「WAVES」のテープシュミレーターを使っているのですが、「重い」です。「Magneto2」はそれよりか「軽く」デモ制作にはもってこいのソフトとなっていると感じます。「WAVES」のソフトはクオリティは高いですがお高いです。そこも考慮すると「Magnet2」は素晴らしいソフトです。

お次はCubaseユーザーにはおなじみ「HALion Sonic SE」が「2」になりました。このソフトは「シンセ、マルチ音源」で以前から付属されているシリーズです。ちょっぴり見た目もクールになったなと個人的に感じます。

やはり専属ソフトだからなのか安定していて、「軽い」ように感じます。音色もクオリティが高く、曲作りで困ったらとりあえず立ち上げています(笑)
選択した楽器の簡単なグラフィック(絵)も表示されるのが非常にありがたいです。どんな楽器も見た目で、どんな音かを把握するのは音楽活動(特に製作)をする上で大切なのではないかと思います。

「Cubase 7.5」を約2ヶ月使用してみたまとめ

まだ2ヶ月かよ!と自分でも思いましたが、アルバム2枚と複数の依頼曲などを「7」で1年間作ったりしていたのでバージョンアップによる地味な変化にはすこし敏感に反応してしまいました。本当に微妙な変化なので体感するのが一番かなと思います。

今回のバージョンアップでの大きな目玉は追加された様々な「プラグインソフト」などではないかなと筆者は感じます。まだまだ全ての機能を使いこなすのは時間がかかるかも知れません。そうしている間に「8」になってしまう気がします(笑)

ぜひとも効率のいい操作方法があればご教授いただきたく思います。

こういったバージョンアップソフトは本当に更新の頻度が早いですよね。もちろん進化していくのは非常に喜ばしい事ですが、お金がどれだけあっても足りません。

これは私の勝手な願いですが、最近の「アドビ社」のようにクラウド月額制になるのだけはぜひともやめて頂きたいですね(笑)
毎月最新バージョンを保てるのはありがたいですが、月額制はなんか嫌です(笑)

とはいえ、はたして次のバージョンアップではどのような変化があるか非常に楽しみです。

筆者:takahiro

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