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太陽光の電気ですべてを運営するという驚きのロックフェスティバル

電力の問題が取りざたされている昨今、電気を使って演奏するロックバンドも無関係ではありません。そこで、「自然の光から作った電気でフェスができないか?」と実行されたのが「中津川THE SOLAR BUDOKAN」です。太陽光の力でおこなうことができたんです!

このフェスが開催されるまでの経緯として、やはり東日本大震災があります。原発事故に対する危機意識を表明するアーティストが多数いましたが、その反面、当然「電気がないとライブができないじゃないか」という声もありました。

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そこで立ちあがった男がいます。ロックバンド、シアター・ブルックを率いる佐藤タイジです。彼は「太陽光から生まれた電気で武道館ライブをやりたい」というとんでもない高層を発表し、類まれなる行動力と情熱で実現してしまったのです。

2012年12月20日におこなわれた「THE SOLAR BUDOKAN」には、タイジの熱い想いに賛同したアーティストたちが多数出演しました。奥田民生、吉川晃司、斉藤和義、仲井戸”CHABO”麗市、藤井フミヤ、怒髪天の増子直純、チャーなど実に豪華な出演者でした。

当日は事前に蓄電した電気を使用しつつ、朝から武道館へソーラーパネルで電気を通電させ、かつてない規模のコンサートをクリーンエネルギーで成功させました。

 

武道館での成功を受け、ついにフェスをおこなうことに!

メイン舞台▲メインはかなり大きな舞台で、横にはスクリーンも設置されていました。

ステージ上から「よっしゃ~! 100%ソーラーできました~! 」とタイジは叫んでいました。
そして翌年、なんと今度はフェスの開催を発表しました。運営に必要な電力のすべてを、太陽光発電でまかなうというのです。

その計画は、事前に太陽光で蓄電した電気および当日会場に設置する大量の太陽光パネルを組み合わせ、演奏、照明等に使用すると共に、会場運営はグリーン電力証書を通じて太陽光発電を活用してすべての電力をソーラーパワーから供給するというものでした。

場所は岐阜県・中津川市の中津川公園内特設ステージ。中津川といえばかつてフォークジャンボリーが開催された土地。音楽を楽しむことで社会問題を提起するにはもってこいの歴史ある土地です。

2013年9月21日(土)、22日(日)に開催されたこのイベント、結果から言うと大成功でした。当日某ウェブサイトの速報レポライターとして2日間みっちりと参加させてもらった僕は、仕事でありながらこれほどに楽しめた音楽祭は他にありません。

広大な敷地にソーラーパネルが並び、自然の中でリラックスした雰囲気でした

名古屋名物がフェス飯に▲本当に美味しそうなものばかりでした、名古屋めし!

初日は16時からのスタートということで、名古屋経由で中津川駅に着き、シャトルバスに乗り会場についたのは午後1時。そこからスタッフTシャツに着替え、会場を歩いてみました。大自然に囲まれた広い土地は秋の涼しさも相まって気持ち良かったです。

会場入り口付近には名古屋近辺の名物がフェス飯として出店しており、どれもこれも美味しそうでした。仕事じゃなければおそらく食べてばかりだったでしょう。(笑)

ライブステージは3つあり、メインステージは野球場の中に設置されているようでかなりの規模です。すぐそばに小規模なステージが設置されており、移動もスムーズにできました。もう1つは道路を挟んだ小高い丘のような場所にあり少し歩きました。

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会場にはソーラーパネルが並び壮観です。これが電気になるのか~!?と思うと演奏をしっかり見届けようという気持ちになりました。初日はFliP、MIYAVIとタイジ、中村達也のセッション、髭、ZIGZOのライブをレポートしました。

中津川でかつておこなわれたフェスの記録が展示されていました。レジェンドも登場!

全日本フォークジャンボリーの展示場▲歴史を知ることができた全日本フォークジャンボリーの展示。

もう1つ、中津川フォークジャンボリーの生き証人、小室等のフォークコンサートもレポートしましたが、ここだけは明らかに時代もムードも違って70年代にタイムスリップしていました。

2日目も天候に恵まれ朝から気持ちの良い青空になりました。日曜日ということもあり初日と違い多くの家族連れが会場を訪れていました。会場にもともと土俵があったのですが、そこにDJダイノジが子供たちと相撲を取り、盛り上がったそうです。

お昼にバックステージのケータリングルームで食事をしていると、裸に段ボールで作ったまわしを付けてダイノジの大地さんが現れた時には周りのミュージシャン、スタッフたちも大笑いでした。

超豪華メンバーが一同に会し、太陽光でフェス大成功!

ソーラーパワーでフェス成功▲気持ちいい環境で聴く音楽は最高でした。

2日目は11時からOKAMOTO’S、黒猫チェルシー、BUCK-TICK、トライセラトップス、泉谷しげる、仲井戸“CHABO”麗市、マニッシュボーイズのレポを担当しました。泉谷のライブには大勢のお客さんが集まり大変な騒ぎになっていました。

トライセラトップスのボーカル和田唱がライブ中に「なんか太陽光って音がいいよね?そう思わない?」と言っていましたが、たしかにどの出演者のライブもクリアで太い音が聴けました。自然の力って凄いですね。

2日間天候に恵まれ終演を迎えお客さんが帰った後、なんと急に豪雨が降り出し撤収中のスタッフは大慌てでした。しかし開演中は一切降らなかっただけに、奇跡の2日間といえるかもしれません。ソーラーパワーでロックフェスはできるんです!

今年(2014年)は初日から午前中スタートで2日間開催されるこのフェスに、旅行がてらあなたも足を運んでみませんか?

文・okamoto

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