© バンドやるZooh!~バンド好きの仲間が集まる総合情報ポータル All rights reserved.

ライブ鑑賞するならマナーを守るべし~飲酒でトラブルなんて最悪です

まだ4月だというのに、多くのロック・ミュージシャンの来日公演がおこなわれるなど、音楽の現場は元気です!ただ、盛り上がるのと同時に、マナーを守らない方のせいでトラブルも発生しやすいですよね。

ライブ鑑賞に大切なのは自己管理と周囲に対する寛大な心なのです。

スポンサーリンク

飲酒して観るのはほどほどにしないと大失敗を起こします

画像2▲ボブ・ディランを観に来たのは大人が多いはずですが少しだけ観客トラブルありました。

先日、ボブ・ディランの来日公演を観に行っていたときのことです。会場は東京・お台場にあるZepp Diver CItyで、1階Aブロックという、もっともステージに近いところで観ることができました。

僕はブロックの端の柵があるところに陣取っていたのですが、演奏中に前方から何やら人ごみをかき分けてこちらへ向かってくる若者がいます。彼は周りの迷惑を顧みず柵の前まで来て、柵にもたれかかり何やら具合が悪そうです。

係員がペンライトを持って表情を覗きに来ますが、特に反応せずに不快そうにしています。どうやらお酒を飲み過ぎて具合が悪くなったようで、時折吐くようなそぶりを見せるため、周りの観客たちは「オイオイ!やめてくれよ」と身を離していました。

結局、男性は最後まで具合悪そうにその場にいたのですが、一時はどうなることかとステージを観ているどころではなくなってしまい、実に迷惑でした。

アルコールチェックをおこなうアーティストもいるんです

画像3▲飲んじゃうと、酔っているのか音楽に興奮してるのかわからなくなりません?

外国では飲酒をして音楽を楽しむのは普通なんだと思いますし、日本でもライブ前にお酒が提供される会場は多いですが、飲み過ぎて開演前から気持ち悪くなるなんて最低です。ちなみに僕は酔っ払ってるのか音楽に興奮しているのかわからなくなるので飲みません。

会場における飲酒の問題は昔からトラブルの根源になっているようで、矢沢永吉のライブでは、特に演奏中に暴れたり騒いだりということがあり、最近では入場口でアルコールチェックがおこなわれているようです。

入場前に居酒屋で盛り上がって、今日は何の曲をやるのかな~なんてワクワクしながら会場に着いたら入場お断りなんてかなりショックですよね。実際に武道館の入り口で係員と揉めているのを目撃したことがあります。ルールとはいえ、ちょっと気の毒でした。

結局観る側のマナーの問題ですし、演奏中に騒いではいけないなんてことはないのですが、一部の酔っ払いファンがバラード中にヤジを飛ばしたりするのが問題だったようですね。とにかく酒は飲んでも飲まれるな、というのは音楽鑑賞においても一緒です。

ライブハウスで揉めることが多いのは、直接互いの体が接触したりする環境に起因します。フロアでスタンディングで観る際にまず気をつけたいマナーとして、大きな荷物を持ちこまないようにすることです。

スポンサーリンク

パンパンに入ったリュックを担いで前方へ行こうなんてもってのほか!

画像4▲こんなにギッシリ人がいる時に大きな荷物はご法度です。

リュックサックを背負ったまま会場にいる人がいますが、自分にはたいして負担がなくても意外と周りの人間からすると邪魔です。以前、幕張メッセでのフェスでステージ前方にいた際、ものすごくパンパンのリュックを抱えた男性がいて、大ヒンシュクでした。

できる限りコインロッカーに入れるか、フェスの場合はクロークがありますから預けましょう。荷物が気になって楽しめないと自分でも嫌ですよね。せっかくですから手ぶらでとんだり跳ねたりしましょう。

ステージ付近の場所で観たい場合、必ずトイレはすませておきましょう。席が決まっていないスタンディングでは、一度前に行ったのに外に出て、人をかき分けて戻ろうとするのはルール違反です。

これに関しては僕も苦い思い出があり、昔クラブチッタ川崎でボ・ディドリーの来日公演を観た際にアンコール前、どうしてもトイレに行きたくなり一度出てから連れがいる場所に戻ろうと前に行く途中、後ろから蹴りを入れられたのです。

自分が悪いとはいえ蹴ることないのに…とかなりへこんだことを覚えています。トイレに出たら同じ場所へは戻れないと思った方がいいでしょう。トラブル回避のため仕方ないです。

ただし、基本的にライブハウスでは体が密着したり押されるのは当たり前です。当然足を踏まれたり髪の毛がひっかかったりなんていうこともあります。そこで腹を立ててしまうような人は後ろで観ましょう。もみくちゃになっても平気な姿勢が楽しむコツです。

モッシュ、ダイブも自分の身は自分で責任を持つ気持ちでやりましょう

画像5▲楽しそうですけど、怪我だけはしないようにしましょう!

ダイブ、モッシュ等が起こるミュージシャンの場合は、ある程度体を痛める覚悟が必要かもしれません。昨年暮れに観たある日本人バンドのライブでは、クラウドサーフで運ばれた観客をセキュリティクルーが受け止めなかったようで、地面に落下してしまいました。

これにはライブ中にも関わらずボーカリストがステージ上から、セキュリティに対して「ちゃんとケアしないと、ライブが楽しめないだろうが!」と激高していました。演奏する側を心配させてはいけません。

もちろんセキュリティの甘さもあったかもしれませんが、自分の身は自分で守りましょう。怪我をしたら一番悲しむのはアーティストですもんね。

ライブを楽しむ際に必要なのは、飲酒により過剰に酔ったりしない自己管理と、体の密着はやむなしという周囲への寛大な心の持ち方です。

文・okamoto

スポンサーリンク


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメントは利用できません。

リッケンバッカーが好きなのはザ・ビートルズのファンだけじゃない!

ザ・ビートルズのメンバーが弾いていたことで有名なギター、リッケンバッカー。ザ・ビートルズのファンならずともオールドロックファンなら一度はあこ…

進化するギタリストのためのスマホアプリ~自動でチューニングOK!

いまや毎日の生活になくてはならないのがスマホです。せっかくのなので、音楽活動にも生かしてみませんか?今回は「ギタリストがスマホにぜひ入れてお…

オブリガードでカッコよく決めるならオーティス・レディングを聴くべし

ボーカルを活かす歌ものバンドで、ギターを弾くときにギタリストの腕の見せどころなのが曲のあいまに弾くオブリガードです。 でもどんなフレー…

ギターソロでお客さんの視線を釘付けに!~ソロが映えるインスト曲

ギタリストなら、一度はライブのステージで長いギターソロを聴かせたいものです。ゲイリー・ムーア、カルロス・サンタナ、B’zの松本孝弘まで、ギタ…

キース・リチャーズとチャーリー・ワッツにみるギタリストとドラマーの相性

バンドを組むときに一番重要なのは音楽的な相性の良し悪しです。ギタリストとして自分の個性をどれだけ表現できるか?は実はドラマーとの相性にかかっ…

ページ上部へ戻る