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バンドで食べていくには?~プロになる方法は意外にたくさんあった!

バンドでプロを目指して、将来的には音楽を職業にしていこうと思っている人は少なくないのではないでしょうか?おそらく多くの人が「メジャーデビュー」を目標にバンド活動や、楽器の練習に励んでいることと思います。

しかし、このメジャーデビューという方法は、音楽で食べていくことのほんの一部に過ぎません。

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メジャーデビューする人は、バンドマンやプレイヤーの中でほんの少数派!?

正直いって音楽で食べていく方法って、なかなかわかりづらいものです。世間的にバンドが活躍している場と言えば、やはりテレビの世界でしょう。

音楽番組でライブ演奏をしていたり、ゲスト出演していたりと、いわばメジャーデビューしているバンドは、一番人目につきやすい職業というだけの話です。実際はもっともっとたくさんのミュージシャンが陰で日本の音楽を支えているのです。

メジャーデビュー以外の音楽活動も視野に入れて活動をしていこう

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具体的にメジャーデビュー以外の活動として、セッションプレイヤーやスタジオミュージシャン、作曲家やプロデューサーなどがあります。もちろん、インディーズのアーティストやご当地アーティストもそのうちに含まれますね。

まずはセッションプレイヤーやスタジオミュージシャンで考えていきましょう。彼らは、表舞台に立ってスポットライトを浴びることはほとんどありません。しかしながら、楽器を演奏できない多くの歌手や音楽家のバックには、彼らの存在が必要不可欠です。

たとえば、現在日本で活躍している「歌姫」やアイドルといった、楽器を演奏しない人たちのレコーディングや、音楽番組でのサポートバンドとしては、必ず参加しています。

ロックバンドでもアルバムの中の曲で、ホーンセクションやストリングスを入れたいという場合に、セッションプレイヤーが活躍します。楽器を演奏する腕に関しては、彼らはミュージシャンの中で群を抜いて優れています。

「箱バン」と呼ばれる人たちは、小さな音楽カフェやライブハウスなどの専属ミュージシャンとして仕事をします。また、プレイヤー兼プロデューサーとして活躍している人間もたくさんいます。アイドルは曲を作れませんから、作曲家が必要不可欠です。

楽器を直接弾かない音楽家たちは、音楽業界にすごくたくさんいる!?

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楽器を直接演奏しないプロの音楽家は非常に多いです。たとえば、ライブのエンジニアとしてPAがいますし、レコーディングにも専属のエンジニアがいます。すばらしいミュージシャンのライブには、必ずすばらしいエンジニアが存在します。

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プレイヤーは楽器を演奏したり曲を作ることはできますが、それをアウトプットしていくには、こうした「楽器を弾かない音楽家」の存在が必要不可欠です。

プロデューサーや作曲家は、楽器を演奏せずに楽曲提供やプロデュースのみをおこなう人も多いですが、近年ではプレイヤー兼プロデューサーとして楽器を演奏しながら実質バンドの全権を握っているような人もたくさんいますね。

バンドマンの活動は9割がたが地味!残りの1割で判断するのは早い!

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バンドマンとして、長く音楽活動をされている方ならおわかりかと思いますが、バンドマンは、世間が思っているほど華やかな職業ではありません。華やかなのは、テレビに出演したり、ライブのステージでスポットライトを浴びているほんの一瞬に過ぎません。

それ以外の場では、何をしているかと言うと、実に地味な活動をしています。一般のお仕事に置きかえて言うのであれば、事務仕事のようなことをひたすらおこなっています。メジャーアーティストは、1枚のアルバムを作るのに、そのだいたい10倍くらいの曲は作らされています。

つまり、ライブやテレビに出演していないときは、言葉や文章とにらめっこをしたり、コードの組み合わせや、ほんの些細なフレーズの音使いにただひたすら向き合っています。

期間が決まっていて、それまでに10曲なり100曲なり、決められた曲数を仕上げなければいけないというのは、もはや立派な事務作業です。

バンドで食べていくということは、一から会社を経営していく起業家に似ている

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バンドマンのお仕事は、楽器やバンドを始めた頃の憧れや幻想とはかなりかけ離れています。楽器を片手にお仕事をしていくということは、いわば個人事業主となって一から会社を興すのと同じか、それ以上の技能が求められます。

セッションプレイヤーとして、自分と楽器の腕のみを売りにしている人たちは、自分という商品を積極的に世間へ売り出していかなければいけません。バンドでメジャーデビューをするということは、売り出す商品の対象が、個人からバンドに変わっただけで、大きな違いはありません。

一人のプレイヤーとして活動していくには個人事業主となって成功を収めるのと同じですし、バンドでプロになるには一般の企業や会社と同じくメンバーが社長(リーダー)なり役員となって、それぞれの役割をしっかりとこなさなければいけないということです。

音楽でデビューするには、こうしたビジネス的な発想が必要不可欠です。今一度、多くの選択肢を見つめなおして、バンドで食べていくための方向をピンポイントで定めていくといいのではないかと思います。

by[tak近江]

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