耳コピ用アプリがあればあなたのギターテクニックも一気に上達！？

バンドを組んだらいろんな曲を弾きたくなりますよね。しかし、すべての曲に楽譜が存在するわけではありません。「耳コピって苦手なんだよなあ」というそこのあなた。いまどきの楽曲コピーには強い味方があるんです！それは耳コピ用アプリです。

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耳コピしているうちに、大好きだった曲が嫌いになることってありませんか？

▲ビートルズの曲は複雑なものも多いので耳コピすると勉強になりますよ。

好きな曲のためならいくら苦労してもかまわないという人も多いでしょう。でも何回聴いてもコードがわからなければさすがに落ちこんでしまいますよね。僕はビートルズの「アンド・ユア・バード・キャン・シング」を耳コピした結果嫌いになりました（笑）

これまではお気に入りの曲を弾けるようになるには、コツコツとCDやパソコンから流れる曲を聴き、何度も繰り返し音を拾わなければいけませんでした。しかし「耳コピ用アプリ」があれば何倍もはやく曲を覚えること、弾くことができるんです。

コードまであきらかにしてくれる解析アプリ『Chordana Viewer』がすごい

▲機能を全部おぼえて使いこなすことはありません！

カシオのコード解析アプリ『Chordana Viewer』は何回聴いてもわからない、というほどむずかしい曲に直面してしまったときに役立つiOSアプリです。

このアプリは、オーディオファイルを読みこむと自動で独自の「Chordana技術」を使って音声波形の周波数成分や時間の変化をもとに、楽曲のハーモニー、メロディとリズムの各要素を解析します。そしてコード譜を表示してくれます。その間約10秒です。はやい！

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しかも使い方は簡単です。起動すると「デモ曲、またはiTunesの曲を選択してください」と表示されます。自分の携帯端末に入っている曲を選ぶと解析がスタートします。

コード譜ができたらあとは練習あるのみ。このほかにもキーやテンポの変更、拍子指定などもできますが、あまりアプリの性能ばかり覚えても本末転倒です。あくまでもどんな音で曲が構成されているかを知るのが目的です。

アプリの料金は1,000円。数百円の楽譜を何冊も買うことを考えればけっして高い金額ではありません。マニアックなアーティストが好きな方ならなおのことです。ぜひ使ってみてください。

やっぱり耳でコードを探すことにこだわりたい地道なあなたは『mimiCopy』をどうぞ

▲「耳コピ専用プレイヤー」というだけあって耳コピする側のツボをついてくる機能満載です。

コード譜の表示はありませんが、耳コピにこだわった機能を搭載しているのがiPhone、iPad用アプリの『mimiCopy』です。

音程を変えずに再生スピードだけ変更することができ、早いフレーズもスロー再生でらくらく耳コピできます。スピードの可変範囲は、25%から200%と幅広く設定できます。

また、ピッチシフト機能も搭載していますので、再生スピードの変更とは別に上下1オクターブの範囲で音程を変える音ができます。

せっかくコピーしたのにバンドのボーカリストのキーに合わせてギターもキーの移動をしなければならないなんていうことがありますが、最初からキーを変えてコピーできます。

『mimiCopy』の価格は500円ですが、機能の充実ぶりと使いやすさを考えると割安です。僕もこのアプリにはかなりお世話になりました。ギターを弾くだけではなく、ついつい面白くて曲をスローにして楽しんでしまうこともしばしばです。

耳コピしているあいだにいつのまにかテクニックが向上しているはず

▲便利なアプリはあくまでも手段！テクニックを身につけたければ耳コピしつつコツコツ練習するしかありません。

もっと原始的なアプリなら無料で手に入ります。耳コピプレーヤー「Slow Player Lite」はiPhone、iPodで使えるアプリです。ギターにかぎらず、ピアノ、ベース、ドラムや他の楽器の耳コピにも使えます。

仕組みは簡単で、音程を変えずにスピードを変更できるので、苦手なパートをスローで再生して聴きとることができます。

再生しながらも素早く目的のフレーズを探すことも可能ですし、開始時間、終了時間で囲んだ範囲をドラッグすることで曲の長さを保ったまま移動することもできます。

ただし譜面が表示されるわけではないので、あくまでも自分でコードを探さなければいけません。その点は初心者にはむいていないかもしれません。

なお、どのアプリにもいえることですが、たとえ携帯端末に入っていてもデジタル著作権管理で保護されている楽曲は、アプリで使用することができないことがあります。つまりしっかり管理された楽曲は自力でがんばって耳コピするしかないのです。

そしてもちろん、どのアプリもギターのテクニックまで面倒を見てくれるものではありませんから、結局は自分がどれだけコツコツ練習するかというのは変わりません。

昔からすると相当便利になった耳コピ環境ですが、何度もくりかえし聴きながら弾くことで腕前が上達するのがギターです。便利な耳コピアプリを手に入れた分、浮いた時間でいままで以上にたくさん練習しましょう！

文・okamoto

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