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憧れのフェンダーやギブソンをついに買うぞ!~でもちょっと待って!

若いころ、フェンダーやギブソン、マーチンなどの海外ブランドのギターに憧れたものの手に入れることができなかった…そんな方も多いでしょう。ある程度経済的に安定してくると、当時手が届かなかった高級ギターに手が届くようになります。

しかし、楽器店で実際に手に取る前に、しっかりと予備知識を身につけておくべきです。そのギターはもしかすると、あなたが若かりし日に憧れたものとは別物かもしれません。

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リッチー・ブラックモアのストラトキャスターが欲しい

リッチー・ブラックモア▲70年代後半のストラトキャスターをプレイするリッチー・ブラックモア

1970年代に日本でも一世を風靡したハードロックバンド、ディープパープル。そのサウンドの中心メンバーであるギタリストのリッチー・ブラックモアに憧れていたあなたが欲しいのは…当然フェンダー・ストラトキャスターですね。

現在でもフェンダー社は存在していますし、ストラトキャスターも生産され続けています。エレキギターを取り扱う楽器店へ行けばどこでも簡単に入手することができます。

ですが、お店に入ってスタッフに「ストラトキャスターをください」と伝えるだけではリッチーの愛器とはまったく違ったものが出てくるかもしれません。一見同じに見えるストラトにも何種類もあるんです。

そこで、まずはリッチーの使用しているものが何なのかを確認してみましょう。彼が使用しているのは70年代のものです。最大の特徴はラージヘッドです。お店に並んだストラトのヘッドをよく見てみると、サイズが2種類存在していることに気付くでしょう。

ラージヘッドはその名の通り、幅が広く大きなものです。サウンド面でヘッドのサイズが大きく影響することはありませんが、ルックス面での大きなポイントとなります。

また、フェンダーからはリッチー本人のアイデアを盛り込んだシグネイチャーモデルも発売されています。価格は通常モデルと比較してやや高額になってしまいますし、ディープパープル在籍時に使用していたモデルとはスペックが大きく異なりますが、リッチーの名を冠したギターという意味ではとても価値ある一本でしょう。

また、本人が全盛期に使用していたものに限りなく近いものが欲しいのであれば、72年~79年までのいわゆる「70’sヴィンテージ」を探してみるのも良いでしょう。70年代のストラトは前半と後半でスペックが異なりますが、リッチー本人はあまりその違いを気にせずに使用していたようです。

この年代は生産本数も多いことから、ギター専門店を数件回れば意外と簡単に見つけることが可能です。特に70年代後半スペックのものであれば20万円以下でも購入可能ですので、チェックしてみてはいかがでしょう?

ジミー・ペイジのレスポール…ヴィンテージにはとても手が届かない

ジミー・ペイジ▲レスポールと言えばジミーペイジ。本人が手にするオリジナルバーストはやっぱり風格が違う?

70年代のロックシーンを牽引し、現在でも伝説のバンドとして多くの音楽ファンに支持され続けているレッドツェッペリン。そのギタリストがジミー・ペイジです。彼に憧れたのであればやはりギブソン・レスポールを手に入れたいところです。

ペイジが使用しているものは1950年代後半に作られた「オリジナルバースト」。現在の市場価格は1000万円を超えており、残念ながら簡単に手に入れることができるものではありません。

かといって、通常の現行レスポールは大幅にモデルチェンジが施されており、ペイジの使用モデルとはまったくの別物となっています。

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そこで、チョイスしたいのが復刻モデルです。ギブソンではモデルチェンジされた現行モデルと並行してヴィンテージ仕様のリィシューモデルを発売しています。

単にスペックだけでなく、ヴィンテージギターが経年によって受けるダメージまで再現したエイジド加工を施されたモデルまで用意されており、一見しただけではヴィンテージとの見分けをつけるが難しいほどです。

また、ペイジへのリスペクトを込めて、彼の愛用ギターのスペックを事細かく再現したシグネイチャーモデルなども登場しています。ヴィンテージには手が届かない…だけどペイジと同じギターが欲しい、という方はぜひ手にとってみてください。

ニール・ヤングと同じアコギが欲しい…だったら定番マーチンを選ぼう

ニール・ヤング▲マーチンD-28をプレイするニール・ヤング
マーチンD-45▲昔から複数のモデルを使い分けています(画像はマーチンD-45)

60年代後半から現在にいたるまで、常に音楽シーンをリードし続けてきたニール・ヤング。そんな彼がキャリアの大半を共にしてきたのがマーチンのアコースティックギターです。

マーチン社も現在でも存続しており、ハイクオリティなアコースティックギターを生産し続けています。ニールファンなのであれば、やはり一本はマーチンが欲しい、そう考えるのは当然のことでしょう。

ニール・ヤングはマーチン製のさまざまなモデルを愛用しています。年代もバラバラですので、どれを選べば良いのか迷ってしまうかもしれません。特にどのモデルが良い、という想いがないのであれば、定番モデルを選ぶようにしましょう。

特におすすめしたいのがD-28です。彼のメインギターの内の一本であり、マーチンの代表モデルです。とてもバランスが良く、あらゆるジャンルに対応できますので初心者から上級者まで幅広い層の方におすすめすることができます。

現行のマーチンの中にはこの定番モデルからかけ離れた特殊なスペックのものや、廉価モデルなども登場しています。これらを選んでしまうと、あまりにもイメージとかけ離れすぎていてがっかりしてしまうかもしれません。

ニール・ヤングに憧れてマーチンを手にするのであれば、定番モデルを!これは絶対に外すことのできないポイントです。

フェンダー、ギブソン、マーチン…憧れのギタリストと同じブランドのギターを手にすることができれば、それだけでモチベーションを上げることができます。

しかし、同ブランドのものであればすべて同じというわけではない…これをしっかりと肝に銘じて、本当に自分の求めるギターは何なのかを確認しておきましょう。

By チリペッパー眞木

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