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廉価版・復刻版の機材であのギターサウンドを再現しよう!

あこがれのギタリストと同じサウンドを出してみたい…ギターを弾いたことがある人であれば、誰もが一度は考えることなのではないでしょうか?

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SRVサウンドに挑戦してみよう!

筆者もスティーヴィー・レイ・ヴォーンと同じ音を出したい!そう考えたことがあります。しかし、彼と同じ機材をそろえるとすればどのくらいの費用が必要となるのでしょうか?一般的な相場で考えてみると…

・1960年製フェンダー・ストラトキャスター:市場価格250万円
・フェンダー・ヴァイブロヴァーブ:市場価格50万円
・アイバニーズ・チューブスクリーマー初期型:市場価格3万円

代表的な機材だけを考えただけでも300万円を超えてしまいます。プロギタリストであればまだしも、趣味として音楽を楽しむ筆者のような立場の人でこれほどまでの費用をかけることはなかなかできるものではありません。
そこで、筆者は代用品で似たサウンドを出すことに挑戦しました。

・フェンダージャパン・ST62:市場価格5万円
・ライン6・PODxt:市場価格4万円
・アイバニーズチューブ素クリーマー:市場価格1万円

レプリカモデルやアンプシミュレーターを利用することによって、わずか30分の1程度の費用になってしまいました。もちろん、まったく同じ音というわけには行きませんが、十分に雰囲気を楽しむことができます。

ライン6・POD

あのギターっていくらくらいで買えるの?

ヴィンテージギターは年々価格が高騰してきています。有名ギタリストの使用している年代のギターがどのくらい高額なのかを少しまとめてみました。

・1950年代ストラトキャスター:市場価格250~300万円
:エリック・クラプトン、エリック・ジョンソン、ジョン・フルシアンテ他

・1960年代前半ストラトキャスター:市場価格250~500万円
:スティーヴィー・レイ・ヴォーン、リッチー・サンボラ他

・1958~60年レスポールスタンダード:市場価格1000~1500万円
:ジミー・ペイジ、ゲイリー・ムーア、スラッシュ、ジョー・ペリー他

あくまでこれは現在の価格で、価格は高騰していますのでこれからさらに高くなってしまうかもしれません。

アマチュアレベルでこれほどの機材をそろえることは難しいのではないでしょうか?筆者は超ロングローンを組んで購入したことがありますが、これだけ高額なものになると、プレイにはもちろんのこと、保管などにもかなり気を遣うことになってしまいます。

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入手するにはかなりの覚悟が必要となってきます。

そもそも58~60年製のレスポールなどの場合、状態の良い個体はとても希少ですので、お金を用意することができたとしても、入手するのは簡単ではありません。

58~60年製のレスポール

廉価モデルや復刻モデルで楽しんでみよう

本物にはとても手が届かない…せめて雰囲気だけでも味わいたい。そんな時には各メーカーから発売されている廉価モデルや復刻モデルで純粋にプレイすることを楽しんでみてはいかがでしょうか?

フェンダーやギブソンは、ヴィンテージギターのルックスやサウンドを再現したモデルをいくつかリリースしています。

実際に筆者も復刻モデルをいくつか試してみましたが、どれもかなりの完成度です。傷や塗装の焼け、割れなどまで再現したエイジドモデルやレリックモデルになると、とても近年性のギターには見えません。

サウンドの面でも、本物のヴィンテージを実際に解体して材質などまで調査した上で再現されていますので、リアルなヴィンテージサウンドを楽しむことができるでしょう。

価格に関しても、ヴィンテージの100分の1~10分の1程度ですので、十分に購入することができるのではないでしょうか?

青いギター

アンプやエフェクターも復刻モデルで

前述のレイヴォーンサウンドの再現ではアンプシミュレーターを使用しましたが、アンプにも復刻モデルが多く登場しています。

筆者も実際に60年代のツインリバーヴの復刻モデルを使用していますが、十分に満足することができています。ギターよりも故障が多いことから、ヴィンテージアンプに関しては本当に状態が良いものを探すのは難しくなります。

いくら本物のヴィンテージであっても、状態が良くなければ良いサウンドを出力することはできません。ですので、メンテナンス性も優れた復刻モデルをあえて選択する人も多いのではないでしょうか。

また、エフェクターも同様に復刻モデルが人気を集めています。レイ・ヴォーンが愛用していたことで有名なアイバニーズのチューブスクリーマーの初期型モデルなども復刻版が登場しています。

デジタルエフェクターメーカーとして人気の高いデジテックなどは最新のデジタル技術を駆使して、さまざまなヴィンテージ機材のサウンドを再現することのできるツールなどを発売しています。

本物とはまるで異なったアプローチで音を作ることになりますが、これもまた一つのスタイルであると言えるでしょう。

高価な機材を購入することができなくても、ちょっと工夫することによって、かなり近い雰囲気のサウンドを再現することができます。当然、まったく同じにはなりませんが、雰囲気だけでも楽しんでみてはいかがでしょう?

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