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超大物アーティストライブの隠れた宝箱~ラスベガスの楽しみ方

知る蔵、そしてこのバンドやるZooh!専属ライターのロックバカ、床田仁グッチでございます。

今回私が紹介するのはズバリ!「ライブ観るなら絶対ラスベガス」、これをお勧めするためだけに筆を取りました。

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何と言っても私財を投げ出して西新宿に、自分のバンド専用レコーディングスタジオまで作った最狂の(最強ではありません)ロック好き&ヴィンテージギターコレクター&プレイヤーでございます。

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売るつもりもない自分のバンドのCDを作り、ボーカルとアコギ撮りとマスタリングだけのためにセリーヌ・ディオンが使ったラスベガスのレコーディングスタジオまで使うロックバカです。アホと言われようと私のロック狂いは変わりません。

これをお読みのあなたも「え、何でラスベガス?」と思われる方がほとんどでしょう。
じつは(ここでもう私の体は乗り出しています……笑)。本当に穴場中の穴場と言っていいくらい、それもめったに観れないようなライブが毎晩、さらに複数の箱で同時に行われているんです。

これまで50本以上のライブをラスベガスで堪能してきたわたくし床田仁グッチが余すところなくその魅力をお届けいたしましょう。

ラスベガスを勧める理由はいくつもありますが、順を追って説明しましょう。

砂漠特有の乾燥した空気がもたらすハンパない「音の抜け」

私がラスベガスで始めて観たライブは7~8年前、3月に来日するストーンズのライブでした。
MGMグランドと言う、よくボクシングのタイトルマッチなどにも使われる数万人収容の大きいハコです。

オープニングのStart me upのイントロのキースのテレキャスの音だけで、ほんとうに鳥肌が立ってしまいました。それほどストーンズのファンでもなかったのですが、一気に好きになったくらいですから。

あ、もちろん今回の来日公演のチケット、アリーナ席も押さえてあります。

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ラスベガスは砂漠に人工的に作られた街です。適度な湿気が保たれた環境で聞く音は、絶対に日本では味わえないものです。バンドのレコーディング用に1976年のマーチンD-45と60年代のD-28を2本持っていきましたが、ほんとうに「鳴り」が違うんです。

わざわざ飛行機にヴィンテージギター3本も積んで、里帰りさせる私も私ですが、どうしてもラスベガスで自分のギターを鳴らしたい一心でした。

帰りの飛行機が成田に到着した瞬間に、耳がふさがれる感覚がします。それくらい音が違うと言えば伝わるでしょうか?

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ほとんどのホテルが複数のハコを持っています~私的ベストライブ

私の音楽ルーツはニールヤングにあります。呼び捨てにできないくらいのファンでございます。ですのでここからは「二ールさん」と敬称を付けさせていただきます。ただ人に好きなアーティストは?と聞かれても、この名前はあまり出しません。

中途半端にご存知の方は70年代にミリオンセラーを出した、アコギ系のアーティストが好きだと思われてしまうからです。同世代のクラプトンやボブディランなどと比較されるのがイヤなんですね。

彼はいまだ毎年のように新譜を出し続けています。決して「昔の名前で」売っているアーティストではありません。すみません、ニールさんの話を始めると終わりませんのでこの話は改めてします。

彼がちょうどグリーンデイルと言うアルバムのワールドツアーなかに一日だけ、通常のライブをラスベガスで行いました。それがどうしても観たくて、ほんとうに現地滞在約20時間、飛行の往復30時間と言う「超弾丸トラベラー」で行ってしまいました。

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ハードロックカフェのハコで、オールスタンディングのライブでしたが最高でした。中にバーもあり、車椅子のおっちゃんは走り回って楽しんでいるし、やはり「楽しみ方」が演者も観客も違います。

かなり変わったジョイントライブ

何と「BBキングとジェフベック」という、どう考えてもありえへんライブも面白かったです。

てっきりこの二人が一緒に演奏すると思っていましたが、まったく別のライブでした。要は二本立ての映画をみるような……微妙に得をしたような、そうでもないような(笑)。

このとき印象的だったのが、BBキング御所のバックの人たちです。何と観客を楽しませる、というより出来る限り「BBキングに気持ちよく演奏させてあげたい」、彼のために力の限りを尽くしているのが伝わってくる本当に「ハートウォーミング」なライブでした。

かたやジェフベックですが、ドラム、キーボード+ギターというちょっと変わったアンサンブルでした。このときの面白いエピソードですが、ジェフさんもそろそろお年のせいもあるでしょうね。

ボトルネックで演奏していたんですが、途中でそれをはずして「本人は」それをポケットにしまったつもりがステージにポトリ。円形をしていますのでそしてコロコロと無情にもステージの端っこに……本人はポケットを探しながらも演奏を続けていました。

話はまだまだ続きますが、それは次回にしましてあなただけにお見せしたいものがあります。これでリアルタイムに50以上あるラスベガスでのライブのスケジュールが見れるんですが一部ご紹介しましょう。

まずMGMグランドのハコです。さすがにビッグネームばかりです。ご覧ください。
イーグルスが2日連続、その後、シェール、ビリー・ジョエル、レディー・ガガと続きます。

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さて、もう一つは私の常宿シーザーズ・パレスを覗いてみると……セリーヌ・ディオンから始まってエルトン・ジョンが約20日、その後はロッド・スチュアートが10日ほど連続です。

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こんな感じで50ヶ所以上のステージで毎日、大物のライブが日常的に行われているのがラスベガスです。ロス経由で行けばそれほど金額もかかりません。次回はおこづかいを貯めて安くラスベガスを楽しむ方法をご紹介します。

ラスベガスの魅力、まだまだこれから語ります。次回をお楽しみに。

BY 床田仁グッチ

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