初心者は一番安いギターでOK？～いえ、初心者こそ最初に良いギターを！

これからギターを始めようと考えているあなた！

はじめてのギター選びに迷っているのではないでしょうか？最初は一番安いものでいい…。そう考えてしまうかもしれませんがそれは大きな間違いです。最初だからこそ、しっかりとしたものを選ばなければなりません。

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あなたがギターをはじめようと思ったきかっけは？

▲多くのギターがならぶ楽器店。このなかから初めての一本を選ぶことになります。

▲ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ。この姿に憧れてギターを手にしたという方も多いのでは？

お金をにぎりしめてお店へ走るまえに、少しだけ考えてみましょう。あなたがギターをはじめようと思ったきっかけは何ですか？
それによって、ファーストギター選びは変わってきます。

まず、筆者の例を挙げてみましょう。

最初にギターを弾きたいと思ったきっかけはテレビで見たガンズ・アンド・ローゼズのプロモーションビデオでした。
筆者が心奪われたのはフロントマンのアクセル・ローズでも、イケメンベーシストのダフ・マッケイガンでもありませんでした。もじゃもじゃ頭がトレードマークのギタリスト・スラッシュでした。

髪を振り乱してレスポールをかき鳴らす姿に一目ぼれした筆者は、ギターを手にすることを決意しました。

そんなありがちなきっかけでギタリストへの第一歩を踏み出しましたが、ここで大きな失敗をしました。深く考えもせずに近所の楽器店で一番安いエレキギターを購入してしまいました。

初めてのギターは激安ストラトキャスター

▲初心者向け激安ストラトキャスター。深く考えないで選んでしまいました。

レスポールを持ったスラッシュの姿にあこがれたにもかかわらず、筆者はとにかく一番安いものを、と考えてしまったせいで、初心者向けノーブランドのストラトを手にしてしまいました。

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購入した直後はテンションが上がっていますので、あまり気にすることはありませんでした。しかし、次第に違和感をおぼえるようになります。

ギターの知識などまったくありませんでしたので、エレキギターはすべて同じようなものと考えていました。レスポールとストラトではその形も弾き心地もサウンドもまったく異なっています。

まして初心者向けのノーブランドギターです。数ヶ月も必死に練習し、雑誌や教則本などで情報を集めて行けば、ギター選びを誤ってしまったことに気づいて当然でしょう。

ファーストギターを愛し続けるために

筆者は結局、すぐにお金をためてレスポールのコピーモデルを購入し、はじめてのギターはすぐにお蔵入りとなってしまいました。安く購入することができたとしても、これではあまりにもコストパフォーマンスが悪すぎます。

最初にきっかけを考えていただきたいと書いた理由はここにあります。だれにでも「こんな風になりたい！」と思わせてくれたギタリストは存在するはずです。その自分自身のルーツを大切にしましょう。

特定のアーティストでなく、ジャンルであっても同じことが言えます。ロカビリーであればグレッチなどのフルアコ。メタルが好きなのであればハムバッキングピックアップやロック式アームユニットを搭載したモダン系ギター。

そのルーツやこれからプレイしたいと思う音楽にフィットしたギターを選ぶことが大切です。

こうしてしっかりと検討したうえでファーストギターを選ぶことができれば、末永く愛し続けることができるのではないでしょうか？

はじめてのギターはどこで買えばいいの？

▲ギターを買うならやはり専門店が安心です。

では、購入する場所はどうすればよいのでしょう？近年ではネットオークションやリサイクルショップなど、ギターを購入することのできる場所は多くなっています。
しかし、初心者が新しいギターを購入する場所は総合楽器店や専門店であるべきだと筆者は考えています。

その理由はアフターケアにあります。ギターの知識の少ない初心者の場合、トラブルが起こった場合の対処法もわかりません。トラブルだけでなく、改造したくなった場合や、アクセサリーや関連機材を買いそろえる際にも、自分の知識だけでは心もとないでしょう。

そんなときに強い味方となってくれるのが専門店です。お店へ行けば専門のスタッフがいますので、しっかりとサポートしてくれるはずです。

困ったときはギターを持ち込めばプロならではの知識を持って対処してくれます。筆者も楽器店のスタッフに助けられた回数は数えきれません。

ネットオークションやリサイクルショップではそういうわけには行きません。安価に購入することができる代わりに、アフターケアなどは一切受けることができないと考えてください。

はじめてのマイギター……これからギターを始めるあなたにとってとても大きな存在となってくれるものです。

近年の初心者向けギターは昔と比べてハイクオリティなものが多くなってきています。さらにフェンダーやギブソンなどの有名ブランドからも多くのスチューデントモデルが登場しています。

こうして選択肢が多くなってきているからこそ、ほんとうに自分に合ったギター選びは難しいものになってきているのかもしれません。

これから長く付き合って行くために、そして自分自身がよいギタリストになるためにも、しっかりと考えて選ぶようにしたいですね。

Byチリペッパー眞木

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