ガイドブックや旅行会社のパンフレットにも決まって掲載されているのが、白いアオザイを着たベトナム人女性です。

若い方から年配の方まで、アオザイはベトナム全国で古くから親しまれて、冠婚葬祭ではもちろんのこと、学生の制服にも指定されたり、年配の方にとっては一種のファッションにもなっています。

アオザイの特徴とは？

アオザイは古くは中国のチャイナドレスに由来しているという説が有力です。

しかし、ワンピースのようなチャイナドレスとは異なり、トップスとボトムスが別々に分かれているのがアオザイの特徴と言えます。

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世界に１つだけのオリジナルのアオザイ

外国人観光客の間ではアオザイのオーダーメイドが人気です。

アオザイは生地選びから寸法合わせ、デザインまですべてをオーダーメイドで依頼しますので、世界に1つだけのオリジナリティ溢れるアオザイを作ることができます。

日本人観光客のメッカとも言えるホーチミン中心のドンコイ通り、パスター通りにはアオザイのオーダーメイド専門店がいくつか並んでいて、中には日本人経営のショップもあります。

アオザイは翌日仕上がりが基本ですが、繁忙期になると2日から3日待たさせることがあるので、短期旅行の場合は初日に依頼するのがおすすめです。

アオザイの生地は最高級がシルク。

光沢がたくさんあるほど煌びやかに映り、女性を美しく引き立てると言われていますが、実用性を考えると洗濯のしやすさなどから生地は選ぶのがコツ。

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アオザイを美しく着こなす現地の人

ベトナム人にとってアオザイを美しく着ることは女性の嗜み、あるいは使命とも言えます。

どのアオザイ女性を見ても、皆さんわき腹に三角形の肌の露出があり、これをいかに綺麗に見せるかでアオザイの着こなしが決まるようです。

▼ハノイ、アオザイを着た女学生達

ただ、ベトナム人女性からすると、「アオザイはチープ。着物が羨ましい」という思いもあるようです。隣の芝生は青いと言った感じでしょうか。

最近ではアオザイを旅行期間中レンタルして、ホーチミンやハノイをアオザイ姿で散歩するのが流行っているようです。

リーズナブルでレンタルできるほか、常夏の国に溶け込んで現地の人とコミュニケーションをとることができるのが魅力です。
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