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日本ではとっても使いにくいイタリア製キッチン用品あれこれ

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輸入キッチン雑貨のお店では、メイド・イン・イタリア製品がたいへんな人気です。

イタリア食がブームになってから、自宅にも本場の調理用品をそろえる方も増えました。

旅行のついでに、便利でかわいいキッチン雑貨をお土産に買って帰る人もいるようです。かっこいいパスタ鍋やカラフルなぺティナイフなど、たしかについ欲しくなるものばかりです。

しかし実際には、自宅のキッチンではこういう雑貨たちはあまり活躍しないかもしれません。無駄なものを買わずに済むように、日本の家庭に向かないイタリアンキッチン雑貨たちをとりあげてみました。

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日本家庭では絶対にいらない三日月型包丁

イタリアでホームステイをしたりすると、三日月形の包丁が常備してあることに気づきます。イタリアの家庭には欠かせない、メッゾルーナとよばれるみじん切専用ナイフです。

刃の両端にある取手を左右の手でつかみ、揺りかごをゆするように左右に動かすと、ハーブ類をすばやく刻むことができます。

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ただこれは、かなりの腕力がないとこれは扱えない道具です。メッゾルーナの刃はまったく鋭くありません。満身の力をこめて刃をまな板に押し付けないと、パセリの葉1枚も切れないほど切れ味はよくないのです。

メッゾルーナの最大の利点は、力さえあれば、おおざっぱに手を動かしているだけでも野菜が切れることです。刃の上を両手でつかんでいるので、うっかり指を切ってしまうこともありません。

三日月型とは、よそ見をしながら料理をする人たちのために発達してきた刃の形だともいえるでしょう。料理中でもおしゃべりに夢中になるイタリア人には、まさに最適な道具だといえます。

では日本のキッチン事情はどうでしょう?どの家庭でも、鋭く砥がれた和包丁を1つくらいはかならずもっているものです。

鋭い切れ味に慣れていると、なまくら刃の外国の包丁をどうしてわざわざ自分の国で使わなければいけないのか?とふと思えてきたりします。

野菜を切るときに刃に腕力や体重をかけるのも、慣れていないわたしたち日本人には面倒な動きです。せっかく持ち帰っても、日本のキッチンでは、三日月型包丁の出番はほとんどないでしょう。

すぐに切れなくなるぺティナイフ

最近は日本でもぺティナイフがずいぶん使われるようになりました。刃渡り10cmほどのナイフなので、場所をとらなくて置きやすく、朝食のテーブルなどで果物を切るときに気楽に使えて便利だと感じますよね?

イタリアでは、ぺティナイフは調理用包丁として使われることが多いです。トマトなどは、手にもったままこの小型ナイフで小さく切るのがイタリア流です。鍋やフライパンの上に手をかざして食材を刻み、切った食材をそのまま直接落とします。

まな板を洗う手間もはぶけるし、手早く料理をしたいときにもこれは最適なナイフだと私も思っていました。

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使う頻度にもよるかもしれませんが、イタリアのぺティナイフはすぐに切れ味が落ちるように思います。買った直後は、固い肉でも切れるほどすばらしい切れ味をみせてくれます。

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しかし数ヶ月後には、柔らかい野菜を半ばつぶしながら切るくらいしかできないナイフに変わってしまうのです。

イタリア人は手の中でトマトを刻むので、指を切ってしまわないように、適度になまくらになるように作ってあるのかもしれません。

イタリア製ぺティナイフを買うのなら、できるだけ刃が薄くて、ぎざぎざの刻みがついていないものを選ぶといいでしょう。刃身に刻みがないナイフなら、なまくらになっても砥ぎ器にかけて切れ味を取り戻すことができます。

イタリア製ナイフは、取手の色がカラフルでかわいいものが多いので、切れ味さえよければいうことはないのです。

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パスタ鍋は物置に入れられる運命

キッチンに置くと絵になるのがアルミ製の大鍋です。材料にゆっくりと均一に熱を伝えるので、ブイヨンを作るときなどにこの鍋はとても重宝します。

西洋ならどの国でも使われるものですが、イタリアではパスタを茹でる必要から、縦に長いタイプの深鍋が発達しました。

50cm以上の高さのある深鍋は、どんなロングパスタでもたっぷり茹でることができます。この鍋は、イタリア料理のシンボル的存在といえるでしょう。

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背の高いアルミ鍋は、たしかに見た目もいい上に便利な万能鍋です。ただ日本の一般家庭でこれを使おうとすると、置き場所の問題がでてきます。日本のキッチンには、これが入るだけの高さのある収納棚はほとんどの場合ついていないでしょう。

もともと縦よりも横幅のほうが長い調理器具を収めるように作られているからです。

いっそインテリアとして、見える場所にいつも出しておくという手もありますが、シンク周辺のスペースをパスタ鍋のせいでかなり犠牲にすることになります。

けっきょく、パスタ鍋の置き場所は物置で、イタリア料理を作るときだけ出してくるということになりかねません。

見た目だけで調理器具を選んではいけません。生活に密着するものですから、使い勝手や収納などもしっかり考えた上で購入を検討しましょう。

外国と日本とでは調理法もキッチンサイズも違いますから、適材適所なグッズを使い、お料理を楽しんでくださいね。
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