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イースターエッグと呼ばれるソフトに隠されたプログラマーの遊び心

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イースターエッグという言葉をご存知でしょうか?

ソフトウェアの中に隠されている表向きの機能とは別の、プログラマーによる裏のメッセージ的な存在がイースターエッグです。

「ソフトウェア」と言えば、コンピューターに命令を送るデータの集合体であり、淡々と仕事をこなすものです。しかし、そのプログラムは人の手によって作られたものであり、開発者の「人間らしい遊び心」が込められている場合があります。

表計算などのビジネス向けのソフトであっても、鬱憤晴らしに適したゲームが隠されていることがあり、実際に遊ぶことができます。

しかし、子供向けであるはずの「ファミコン」のゲームソフトに対し、遊び心とは無縁の、プログラマーの魂の叫びとも取れるようなメッセージが込められたケースも少なからずあるようです。

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マイクロソフト製のソフトウェア群

もはや知らない方はいない世界的企業、マイクロソフト製のソフトにはいくつものイースターエッグが隠されています。

マイクロソフトは、社員が最大限の力を発揮できるよう「自由」を尊重しており、ストレス軽減には特に力が入れられています。社員一人ひとりに個室が与えられており、出勤・退社時間も自由です。

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成果を上げさえすれば大概のことは許されており、それが開発したソフトにも現れているようです。隠しコマンドにより、スタッフロールが現れるのは当たり前であり、豪華なものであればフライトシミュレーターやドライブゲームなどが楽しめるようです。

画面を見るのも嫌になるほどの長時間、ビジネスソフトと格闘している方にとって、これらのイースターエッグは、いいストレス解消になるかもしれません。

スーパーモンキー大冒険

現在も続く有名なレコード会社、株式会社バップは、過去にはファミコン用のソフトを販売していました。そのバップから発売された「元祖西遊記スーパーモンキー大冒険」には、子供向けとは思えない下品な内容のメッセージが隠されていました。

ファミコン時代に子供時代を過ごした筆者自身、このゲームをプレイした記憶があります。当時から、いわゆる「クソゲー(低品質ゲームの俗称)」の代表格として有名でした。しかし、隠しメッセージについては噂すらありませんでした。

その後パソコンが発展し、ファミコンカセット内部を直接覗くことが一般人でも簡単にできるようになった近年になって、発売から20年以上、誰の目にも止まらなかったメッセージがついに発掘され、話題となりました。

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ロムカートリッジ内の、文字フォントやキャラクターのグラフィックが保存された領域に、そのゲームタイトルからはおよそ想像できない隠しメッセージが仕込まれていたのです。

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「デザイナー な○○○ か○○」(個人名のため伏せています)そのデザイナーに関する情報や、好きなものについて記されています。

これらのメッセージは本来、ゲーム中に表示されることがなかったため、発売前のチェック時はもちろん、その後も知られることはありませんでした。

えりかとさとるの夢冒険

同じくファミコンソフトです。今も「バンダイナムコ」として名が残っている、有名ゲームメーカー「ナムコ」発売のファミコンソフトから発見されました。

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現在プログラマーは、もっとも過酷な職業だという話は聞きますが、当時もそうであったことがうかがえる内容です。

このタイトルの隠しメッセージは、上記のようなグラフィックとして明確に目視できるような状態で仕込まれていたわけではありませんでした。そのため、発見までにいくつかのステップを踏む必要があったのです。

2001年頃、ある掲示板にて「ゲームに相応しくないメッセージ」が解析できたという情報が出始めます。2004年に入ると、関係者を名乗る人物からの情報提供により、隠しメッセージの表示方法が明らかになったのです。

その方法とは、エンディング画面を出し、1時間以上放置した後に特定のコマンドを入力し続けるという厳重なものでした。間違っても、発売直後に明らかにはされたくなかったのかもしれません。

コマンドを成功させると「ひでむし」と名乗る人物があらわれ、仕事をする上で障害となっていたらしい人物を次々と口汚く罵倒します。猫の手も借りたいほど忙しい時期に、逃げられたり脚を引っ張られたりと、散々な目にあっていた状況も同時に伝わります。

救いなのは、メッセージの大半はお世話になったという同僚や家族に対するねぎらいの言葉でした。

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他にも、特定のパスワードを入力することで、「てつやは もう おゆるし ください」などの、悲鳴ともいえるメッセージを見ることができます。

管理体制の向上

コンピューターの性能が発達し、規模が大きくなってきた近年では、一つのソフトを制作するために多くの人員が必要になってきました。多くの人が手掛ける以上は、品質の管理が厳重になるのは無理もありません。

そのため2000年代以前のように、本来のソフトとは無関係なデータを、プログラマーの判断で仕込むことが困難になってきているようです。その事実として、マイクロソフトの製品では2005年あたりを最後に「イースターエッグ」はほとんど確認されていません。

ソフトを購入するこちら側としては、少しでも品質のよい物を作ってもらうに越したことはありませんが、少しさびしい気もします。

byヒビタカ

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