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統合失調症かどうかを判断するための診断基準を知っておこう

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現在医療機関で統合失調症かどうか判断をする際には、「ICD-10」と呼ばれるWHO作成の診断基準や、「DSM-4-TR」と呼ばれるアメリカ学会の基準などが用いられています。

ここでは、より一般的な基準であるICD-10を噛み砕いたものを紹介していきたいと思います。最終的な診断・判断は医師にしかできませんが、統合失調症が疑われるかどうかをチェックする際の参考になるはずです。

※少しでも疑われる場合には病院で診察をするようにしましょう。自己判断はくれぐれも避けるように!

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ICD-10による基準

「1~4のうち1つ以上該当」、または「5~8の2つ以上に該当しその症状が一か月以上続いている場合」に診断が下されます。

1.考想反響などがある
自分の思考が声となって聞こえたり、悟られるのではないかという幻想を抱くようなケースなどです。

2.支配などに関する妄想がある
誰かから支配されている、または監視されていると信じ込む場合です。

3.幻声が聞こえる
本人の行動一つ一つに対して説明するような声・噂を交互にしあう複数の声・身体の一部から聞こえる声など。

4.まったく現実的でない妄想が持続する
自分はナポレオンの生まれ変わりである、など常識的に考えてあり得ないような妄想を確信している場合。

5.「幻覚が1か月以上毎日起きて」、さらに「妄想や一つの考えへの執着などがある」

6.会話が支離滅裂となっていて成り立たない

7.緊張病性の症状が認められる
極端に興奮したり、しゃべらなくなったり、混迷したり・・・このような症状を緊張病と呼びます。

8.陰性症状が認められる
感情がでない、会話が不足する、抑うつ状態となる、というようなものが該当します。

その他の精神疾患との区別

統合失調症の判断基準はある程度決まっているのですが、中には非常に似た症状が認められる別の疾患も存在しています。ある程度の経験がある場合ですと、きちんと見極めることができます。

しかし、症状の似ている別の疾患を知っておくのは非常に有益なことでしょう。いくつか紹介していきます。

・気分障害

うつ病・双極性障害(躁うつ病)などの総称です。心の病としては一番患者数が多い疾患。精神医学の領域では、明らかに別の疾病として区別されています。

しかし、統合失調症の症状の一部には、うつ状態・そう状態などが存在するのも事実。両者を区別するための基準なども存在しています。

どうしても区別できない場合には、双方が併発していると診断されることもあるようです。

・解離性障害

一般的には多重人格として知られているような疾病を含む病気です。

・広範性発達障害

近頃話題となっているアスペルガー症候群や、自閉症など。発達時点での障害が原因となって起きる病気です。統合失調症も発達障害の一部ではないかという見解もありますが、現時点では双方は明瞭に区別されています。

・妄想性障害

統合失調症と非常に似ている疾病です。妄想を伴うのですが、統合失調症とは異なっていて、ある程度理屈の通った妄想を抱くのが一般的。幻覚など他の症状がほとんど見られないのが軽度のものです。

具体的には、強い被害妄想や不倫されているという妄想などを抱くことが多いようです。メカニズム自体は非常に近いのではないかと推測されているようです。

その他の脳の疾患との区別

心の病として知られている統合失調症ですが、その根本原因は脳の異常にあるということがほぼ明らかとなっています。残念ながらどのようなメカニズムで、脳のどの部分に異常が出るのかはわかっていません。

そのため、脳の検査をしても診断をすることができないわけです。逆に言うと、脳の検査によって疾病が見つかった場合、統合失調症ではない可能性が高いということ。

脳に関する疾病の中には、統合失調症と非常に似た症状を持つものも存在していますので紹介したいと思います。

このような病は検査をしなければ見極めることができないこともありますので、これらを発見するため大規模な総合病院で検査を受けるというのも一つの選択肢となることでしょう。

・脳腫瘍

もっとも類似性があると言われているのが脳腫瘍です。下垂体と呼ばれる部分に腫瘍ができた場合には、統合失調症ときわめて似た症状がでるそうです。ただ、他の部位に腫瘍がある場合でも、似た症状を発することがあります。だからこそ、統合失調症の原因箇所は明らかとならないのです。

脳腫瘍に関しましては、MRIを使えば発見することができますし、手術での治癒も可能です。

・その他

てんかん・ウィルス性脳炎などの疾病を持っている場合にも、統合失調症の症状がでることがあります。これらについても、各種の検査で見つけることができますので、十分区分可能です。

ただ、他の疾病であると確定診断されるまでには、ある程度の時間を要するケースもあるので注意が必要です。

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