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「雨が降ったら傘をさす 」~松下幸之助の名言から学ぶ本当の生き方

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「雨が降ったら傘をさす」は松下幸之助の有名な名言です。

この記事では、この名言の意味を、ドラッカー、カーネル・サンダースの哲学なども交えて解説します。

何が大切なことかは、世界が知っている

私たちは「人生で一番大切なのは○○だ」とか「この事業において、最も重要な要素は○○である」などと、いろいろなことを「決めつけたがる」クセがあります。

しかし、こういうのは正しいこともあれば、ただの思いこみのこともあるわけですね。松下幸之助はそういう「思い込み」を捨てるよう、日頃から説いていました。

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たとえば、自分の思い込みでは「これはダメだ=雨が降っている」と思った部分も、実際にはダメじゃないかも知れない。

逆に「これで正しい」と思っている部分に「致命的な雨が降っている」こともあるかも知れない。

松下幸之助はそれを伝えたわけです。もちろんこの言葉は奥が深いので、他の解釈もできますが、一つの大きな解釈は、このようなものです。

つまり、「何をすべきかは、状況に従え」ということです。

「雨が降ったら傘を差す。そうやって次々『実際に起こった問題』を解決していく。その連続で、自然とビジネスは育っていく」ということを、松下幸之助は言ったわけです。

「表の風に吹かれろ」(ドラッカー)とも共通する

ドラッカーの哲学の基本として「表の風に吹かれろ」というものがあります。これもやはり、上で書いたことと同じ思想です。

「何が大切なことかは、表の風(社会)が知っている。自社の存在理由を勝手に自社で決めずに、社会が何を求めているかで決めろ」

ということです。個人でいうなら「自分が何をしたいか」ではなく「社会は自分に何を求めているか」で決めろということです。

「そんなことを言ったら自分が消えてしまう」という反論もあるかも知れませんが、それで消えるような自分など、最初からその程度の自分なのです。

消えてしまっても別にいいでしょう。本当に強い心とか技というのは、社会のニーズに合わせたところで消えたりしません。

むしろ強くなるものです。人間の社会は短期的に見ると愚かなことをすることもありますが、長期的に見ると必ず正しい方向に向かうものです。

その社会が求めていることに従うのだから、「それで消滅してしまう自分」など、むしろ消えるべきものなのです。

(…と言ってもなお譲らずに貫き通して、派手に討ち死にする「自分」を持っている人は、とても美しいと思います。石川啄木や尾崎豊がそれでしょう。もっとも、そういう人生は死んで見せて初めて意味がある、ということも多いのですが…)

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このように個人の人生レベルでも「表の風に吹かれる」ということは大切なのですが、ビジネスでも重要なことです。

(ドラッカーの言葉は、ビジネスと個人の哲学の両方に使えるものが多いです)

ビジネスに興味がある方でもない方でも、ぜひ意識していただけたらと思います。

別の解釈「明日は明日の風が吹く」的な意味

「雨が降ったら傘を差す」は、別の解釈もできます。つまり「明日は明日の風が吹く」とか「ケ・セ・ラ・セラ(なるようになる)」というような解釈です。

つまり「こんなことをしていたら、雨が降るような残念な結果になるかも知れない。しかし、なったらなったで、その時傘をさせばいいじゃないか」という考え方ですね。

これは、ビジネス向けの要素はだいぶ薄れて、個人の人生向けの解釈と言っていいかも知れません。

(ビジネスでもこういう考え方をする場面もありますが、基本的にビジネスというのは、悲観的な予測をして、「最悪の事態」が起きないように念入りな準備をする必要があるのです)

どちらの解釈もそれぞれに価値があり、どちらが正しいということもないのですが、幸之助が最初に発言した文脈から見ると、「問題が起きても気にするな」というより「問題が起きたら対処する=その繰り返しがビジネスだ」ということだと言っていいでしょう。

どんな仕事も、大きくもなければ小さくもない

この言葉は、カーネル・サンダースのマインドを、彼と親しかった経営者が評価したものです。

「カーネルは、どんな仕事でも『大きくもなければ小さくもない』と考えている。そんな人はほとんどいない」というものです。

わかりやすく言うと、カーネルはどんなトラブルが起きても「雨が降ったら傘をさす」のと同程度のこととしか考えていなかったのです。

逆に、雨が降ってきた時にすぐに布団をしまったりする、というような「小さな仕事」も、彼は決しておろそかにはしなかったのです。

(事実、彼が経営していたガソリンスタンドが人気になったのは「車のフロントガラスを無料で拭く」という誰でもできるサービスを続けたことが理由です)

「雨が降ったら傘をさす」という言葉の意味を、学校のテストのように「○○字以内で答える」のは簡単です。

しかし、この一言から学べることを書き出したら、いくら言葉があっても足りないくらいなのです。

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