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バフェットの格言に学ぶ投資家マインド -金持ちになる2つのルール

2014.02.26

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ウォーレン・バフェットは数々の投資にまつわる名言を残しています。

ここではそれらをピックアップしながら、投資の本質や手法について考えていきます。

金持ちになるための2つのルールとは?

まず有名な言葉に、下のものがあります。

金持ちになるには2つのルールを守りなさい。
【ルール1】絶対にお金を損しないこと
【ルール2】絶対にルール1を忘れないこと

つまり「何が何でもお金を損するな」ということです。

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「当たり前だ」と思われるかも知れませんが、投資家でも経営者でも個人事業主でも、意外とこれができていないことは多いです。

私がこれを痛感するのは、「ノマド」の人たちの働き方です。ノマドの人たちは「自分の部屋だと集中できないから」という理由で、よくカフェで仕事をします。

私もそうしていますし、それはそれでいいと思います。ただ、かなりの数のノマドの人は「カフェ代の元も取れていない」です。

統計を取れるものではないですが、私の周囲やネット上で「ノマドになりたい」とか「ネットで稼ぎたい」と言っていた方のその後の結果を見ると、多分そうだろうと思います。

これは、バフェットのいう「ルール1」に最初から反しています。

「仕事のためにカフェに入った」なら、少なくとも元だけは絶対に取らないといけないのです。

スターバックスで300円のコーヒーを頼んだとしたら、絶対に最低でも300円は稼がないといけないのです。

卑近な話と思われるかも知れませんが、バフェットの言おうとしたことは要するにこういうことです。「どんな局面でも、絶対にお金を損するな」ということです。

長期的な計画で損をする場面もあるが…

もちろん、長期的な計画でしばらく赤字が続く、という局面もあります。また、値上がりすると思った銘柄が外れるということは、バフェットでもありました。

なので「損をしたら死」という意味ではもちろんないのです。

ただ、「カフェに入ったのに元を取れないノマド」というのは「そうなることがわかっていたのに、そうした」わけです。

それに逆らう精神力や実力がなかったわけですね。

「人が多くて集中できなかった」とか、「近くに女の子がいてソワソワしてしまった」とか、そんなことは理由にならないのです。

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それで仕事ができないなら、最初から家で仕事をするべきなんですね。

バフェットの名言を言い換えると「お金持ちになりたいなら、何が何でもやれよ」ということです。

「損をしない」というのは「リスクを恐れろ」という意味ではなく「損失を出さないように、何が何でも取り組んだことを成功させろ」ということです。

「絶対に結果を出す」という強い意志があれば、一瞬損してもすぐに挽回するくらいのことはできるのです。

精神論のようですが、結局ビジネスや投資というのは精神なのです。

IQで勝負できるなら、アメリカでよく現れる「小学生でハーバードに飛び級」みたいな天才が、世界史の偉人ランキングの上位を独占しているはずなのです。

しかし、現実には全然違っていて、たとえば日本なら小さい頃から病弱で学もなかった松下幸之助のような人間が、頂点に立っていたりするわけです。

松下幸之助は人格で成功した人の代表と言っていいでしょう。ウォーレン・バフェットもそうです。

もちろん才能もあったでしょうが、「社会にとって大切なことは何か」をいつも考えていたから、彼の長期投資は成功し続けたのです。

ビジネスや投資を語る時、精神論はとても大事なのです。

私はいつもワクワクしています

これは有名かどうかわかりませんが、個人的に印象に残る格言です。

私はいつもワクワクしています。 自分が愛してやまない人たちと、愛してやまない仕事を一緒にしているわけですから。

大学とか高校の頃の自分なら、「よく聞く言葉だな」と思って、スルーしようと思うまでもなくスルーしていたと思います。

しかし、今は投資家や経営者の人生についていろいろ考えているので、バフェットがこう語る意味がよくわかります。

ロックフェラーは、お金の心配で不眠症になった

たとえばロックフェラーは慈善事業を始める前の時代、「お金の心配で」不眠症になっていたそうです。

もちろん、その頃には世界を代表する資産家になっていました。そんな大金持ちが、お金の心配で夜も眠れなかったんですね。

当然、バフェットが語ったような「いつもワクワクしている」という状態ではなかったと思います。

興奮はしていたかも知れませんが、安らぐ気持ちではなかったでしょう。

彼はこの悩みを医師などに相談して、「自分の富を還元した方がいい」というアドバイスを受け、ロックフェラー財団を設立して、後世にも知られる慈善事業をするようになりました。

それ以来、不眠症からは解放されたそうです。

富を還元するようになってからの彼は、多分バフェットのように「毎日ワクワクしている」という状態になれたでしょう(少なくとも、前よりは近づけたでしょう)。

別に私は「お金持ちは寄付しろ」とかそんなことを言っているわけではありません。「その人が本当に幸せかどうか」が大事だと思うのです。

お金が好きというのはいいことだと思います。バスケが好きとか野球が好きというのと同じで、別に偉くはないですが、悪くもないと思います。

悪事で稼いではダメですが、普通、誰かの役に立つからこそお金をもらえるものです。

なので、たくさんお金が欲しいと願うことは、自然と社会の役に立つ人生につながると思います。

だから、その人の人生が「愛がすべて」だろうと「お金がすべて」だろうと、どちらも幸せだと思うのです。

問題は「本気でそう思っているかどうか」だけだと思います。

本当はもっと大事なものがあったのに、それが手に入らないと諦めたから「お金がすべて」という価値観になってしまう人は結構います(私が思うに多数派です)。

こういう「お金がすべて」は、私は間違っていると思います。

投資でお金持ちになりたいと願うのも、突き詰めれば「幸せに生きたい」ということなのですから、バフェットのように自分にも他人にも嘘をつかずに生きていける人生を、少しずつでも目指したいものです。

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