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悪くなった視力を自力で回復できる?~治る近視と治らない近視の違い

2014.02.28

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「レーシック難民」の話題が世間をにぎわせている今、「できることなら手術なしで視力を回復したい…」と願う人は多いと思います。

しかし一部のクリニックでおこなわれている視力回復トレーニングは、意外と高額です。

実際は、「治る近視」と「治りにくい近視」があります。高額なトレーニングに安易に手を出す前に、まずは自分の近視について知りましょう。

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光の屈折異常による近視は、治る可能性あり!

近視の中でも、治る可能性が高いのは「仮性近視」「屈折性近視」と呼ばれるものです。これはおもに子どもに見られる近視になります。

仮性近視は、一時的に近くを見続けた結果、遠くのものが見えにくくなってしまった状態です。

私たちがものを見る時には、「毛様体筋」という筋肉によって水晶体を厚くしたり薄くしたりします。

毛様体筋が緊張すると水晶体が厚くなって近くのものが見えやすくなり、逆にゆるむと水晶体が薄くなって遠くのものが見えやすくなります。

しかし勉強や読書、ゲームなどで長時間、近くのものを身続けていると、毛様体筋の緊張状態がなかなか解けないことがあります。

すると顔を上げて遠くのものを見ようとしても、ぼやけてしまうのです。

この状態が続くと、毛様体筋の緊張が慢性化して水晶体を薄くできなくなり、本格的な近視へと移行してしまいます。

そうなる前に、毛様体筋の緊張を解くことが大切です。

環境を変えて、近くのものを見つめない生活に変えるだけでも視力が回復することがありますし、眼科にかかれば専用の目薬(ミドリンMやサンドール)を処方してもらうこともできます。

視力が一時的に悪くなっても、途中から良くなる子どもがいるのは、それが仮性近視だったからなのです。

しかし親が本格的な近視だと思い込み、すぐにメガネをかけさせてしまうと、そのまま視力が回復できなくなる恐れもあるため要注意です。

特に小学校低学年までの近視は、仮性近視である可能性が高いといわれています。

また大人であっても、パソコンを見続ける仕事をしていた人が転職した結果、目が良くなることもあり、この場合も屈折性近視だったと推測されます。

眼軸が伸びてしまったら、基本的に治らない!?

一方、本格的な近視というのは「軸性近視」と呼ばれるものです。

これは目の奥行である「眼軸」が長く伸びてしまった状態で、自然に回復することは難しいとされています。

軸性近視の多くは、仮性近視(屈折性近視)が進行した結果、発生するものです。

仮性近視を放置すると、眼軸(角膜から網膜までの距離)が伸び、いずれ毛様体筋の緊張が解けても近くのものにピントに合うようになります。

つまり水晶体が薄い状態でも、遠くのものにピントが合わなくなってしまうのです。

こうなると既に屈折率だけの問題ではなくなるため、メガネやコンタクトを使うしか手立てはありません。

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ちなみにレーシック手術は、角膜の一部を削り取って人工的に薄くすることで、屈折率を正常に近づけるための方法です。

あくまで角膜の屈折率を変えるだけであり、伸びてしまった眼軸までは治せません。

また軸性近視には遺伝的な要素もあり、特に目を酷使するような生活をしていなくても、成長とともに眼軸が伸びてしまう人もいます。
 

まずは眼科の検査で、自分の近視の種類を知ろう

上記のことから、手術なしで視力を回復できる可能性があるのは仮性近視(屈折性近視)であり、眼軸が伸びてしまった軸性近視は基本的に不可能だといえます。

よく「視力回復トレーニングで治った」という声も聞かれますが、それはほとんどの場合、屈折性近視の人のはずです。

そのため、高額な視力回復トレーニングに異論を唱える医師は多く、まずは自分の近視の種類を知ることが重要だといわれます。

区別をつけるためには、眼科で眼軸を測る検査を受けることがもっとも確実ですので、まずは受診してみましょう。

軸性近視でも裸眼で過ごせる!?「オルソケラトロジー」とは

軸性近視になると、視力を回復するためには基本的にメガネやコンタクトで矯正するか、もしくはレーシックで角膜の屈折率を変えるしか方法はありません。

しかしもう1つ、「オルソケラトロジー」という医療用コンタクトレンズを使った矯正方法があります。

通常のコンタクトは昼間につけるものですが、オルソケラトロジーは就寝中に装用します。

その人その人に合わせたカーブのコンタクトをつけて眠ることで、翌朝レンズを外すと裸眼でも遠くが見えるようになるという仕組みです。

原理としては、特殊なコンタクトの装用によって角膜を平らにし、屈折率を正常に近づけるというものです。

効果の持続時間はもともとの近視の程度にもよりますが、軽度の人なら数日間、重度の人なら1~2日が平均です。

日中なるべくメガネやコンタクトをつけたくない人や、コンタクトをまだ使えない小学生、レーシックに抵抗がある人などに人気を集めています。

また近視の進行を防ぐ効果もあるとされていますので、気になる人は一度、オルソケラトロジーを扱う眼科などに相談に行ってみるといいかもしれません。

By 叶恵美

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