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BASIC~70年代にマイコン少年をトリコにしたプログラミング言語

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黒い背景に緑文字。1970年代にアメリカで誕生し、日本で1980年前後に流行ったあるゲームの再現画面です。

40年前のコンピュータゲームはこのように文字で表現され、コマンド入力によって操作しました。

この画面をみて、「あ、スタートレックだ。懐かしい!」と思った人がいるはずです。

このゲームはBASICというプログラミング言語で書かれていました。ここでは当時のBASICのプログラムを少しだけ体験してみたいと思います。

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ゲームといえば打ち込むか自分で作ってから遊ぶものでした

いまのパソコンに相当するものは、当時、マイコンと呼ばれていました。まだビジネスで使えるだけのスペックがないためホビー用という位置づけでした。

マイコンとは、マイクロコンピュータの略です。197O年代の後半、日本各地にいた「マイコン少年」と呼ばれた中高生は、すでに中高年になっているはずです。

『I/O』、『月刊アスキー』、『月刊マイコン』、『RAM』などの専門誌に掲載されていたBASICで書かれたゲームプログラムを、眠い目をこすりながら一文字ずつ一晩かけて打ち込み、夜が明けてからプレイしたものです。

自分で考えたゲームをプログラミングして雑誌に投稿することが流行していました。

N88互換BASIC for Windowsで、当時を追体験

40年の歴史があるコンピュータゲームの世界ですので、懐ゲーということで、ときどき昔のゲームが回顧されます。

BASICによるプログラミングも、2011年3月に、ニンテンドーDSi/3DS用BASIC「プチコン」としてリバイバルしました。

あのころNEC(日本電気)のパーソナルコンピュータPC-8800シリーズ・PC-9800シリーズに搭載されていたのはN88-BASICです。

ここでは、Windows環境でそれを再現できるフリーソフトを使って、少しプログラミングをしてみたいと思います。

インストールすると、プログラム画面と実行画面の2画面があらわれます。

当時は打ち込んだプログラムを保存するのにカセットテープに録音して、読み込みはそのテープを再生していました。

スピーカーからはファックスのような音が聞こえていました。いまはとても便利になっています。

プログラムを画面に貼り付けて、実行ボタンを押すと、その結果が実行画面に表示されます。すばらしい!

ある中学生が教えてくれた、たった2行のプログラム

まず、最初に紹介するプログラムは、あるイベントの「パソコンを体験してみよう」というコーナーで知り合った中学生が”世界で一番短い”プログラムとして私に教えてくれたものです。

どうせたいしたことはないだろうとあなどっていた私は、実行結果を見てあ然としました。

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このわずか2行のプログラムを実行すると、画面では、キーボードでタイプした文字がピュンピュンと真上に向かって発射されます。

このバカバカしさ。さすが中学生です。

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一部を書き換えていろいろ試す

プログラムの習得方法のコツとして、すでにあるプログラムの改修、変更を行い、その挙動の変化を確認するという方法があります。

先の「タイプした文字が発射される」プログラムの一部を変更すると、デジタルクロック(のようなもの)になります。

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問題解決の手順……アルゴリズム

じつはプログラムの考え方は、私たちの日常生活の中に潜んでいます。

なにかを判断するとき、その条件によって行動を変えるということがよくあります。

たまたま、先日、乗っていたバイクが故障して修理することになりました。そのときの状況をプログラミングしてみます。

バイクが故障したとき、もし修理代が30,000円以上なら、新車を買う。そうでなければ修理しよう。

そのような状況をプログラムで表現すると、以下のようになります。

10 CLS:DIM R,S
20 R=30000
30 INPUT “修理代はいくら? ”,S
40 IF S>=R THEN PRINT “新車を買う” ELSE PRINT “修理する”

実行画面と見比べてみると、なんとなく内容がおわかりいただけるのではないかと思います。

ちなみに修理代は16000円でしたので、修理しました。

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プレッツェルはリサジュー曲線なのか?

さて、コンピュータは、もともとは電子計算機ですので、さまざまな数式をグラフ化するのに非常に適しています。

このプレッツェルというお菓子、へんてこな形ですが数式であらわすと、リサジュー曲線の数式で表現することができます。

説明はむずかしいので、そういう曲線があるんだなという理解で結構です。

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使われている数式を書き換えると……

もしコンピュータがなかったら、代入する数字を変えるたびに計算しなおして、計算結果で得たXとYの交点を紙のグラフ用紙に一つ一つ打ち直さなくてはなりません。

いまなら、ちょこちょこっと数字を変えてその結果を瞬時に確認することができます。

さきのプレッツェルのプログラムの下から2行目、行番号50の数式を少し書き換えるだけで、別の図形が実行画面に出現します。

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これは、某大学の校章のデザインに使われているリサジュー曲線です。

このようにかんたんにBASICを試すことができます。昔、マイコン少年だった人も、そうでなかった人も、ちょっとBASICで遊んでみてはいかがでしょうか。

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