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『女子限定アパート』は売却しやすい?- 高利回り物件になる理由

2013.11.18

『女子限定アパート』は売却しやすい?- 高利回り物件になる理由 はコメントを受け付けていません

不動産の売却というと、一般の人からすると「自分が要らない物件(土地)を売る」というイメージがあるかも知れませんが、実際には収益がかなり出ている物件(土地)を売る、というケースもあります。

たとえばアパートの場合、毎月の家賃収入は確かに魅力的ですが管理の手間もかかります。

なので、物件の人気があるうちに売却して、まとまったお金を手にして余生を過ごす(あるいは次のビジネスに移る)というような選択をする大家さんも多いのです。

収益が出やすい「女子限定アパート」は売りやすい

「男子限定アパート」はないのに、「女子限定アパート」はなぜこんなにも多いのか?と疑問に思ったことがある人は多いでしょう。

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理由は大家さんの好み…ではなく、「収益が出やすい」「収益が出る=売却もしやすい」ということです。では、なぜ収益が出やすいのでしょうか?

■女性は部屋を汚さない

理由は「女性は部屋を汚さない」ということです。これはもちろん人によるのですが、平均して見れば男性より女性の方が、明らかに部屋を汚さない傾向があります。

部屋を汚さないということは、退去時の修繕費用も少なくて済むということです。

「修繕費用なら入居者から取ればいいじゃん」と思われるかも知れませんが、退去時の修繕やクリーニングの費用がいくらかわからない物件より、「○○万円」とはっきり固定されている物件の方が、確実に入居者は増えます。

そして、「○○万円」と固定するためには「この金額で済むくらいにしか、部屋を汚さないはず」という計算ができる必要があるのです。

男性の場合、日頃から汚くして部屋を汚すのはもちろん、臭いがきつくなる傾向が強いので、臭いが部屋に染み付くというリスクもあるのです。

そう考えると、男性の場合「○○万円」と退去時の費用を固定するのは難しいですし、固定するにしても高い金額になってしまうのです。

その点、女性の場合はほとんど綺麗に使ってくれますし、臭いがくさくなるということも少ないですから、この退去時費用を安く設定できるのです。なので、自然といい条件の家賃になり、入居者も増えるということです。

(なお、この「退去時費用」というのは、必ずしも退去時に徴収するわけではなく、入居時の場合もありますが、ここではわかりやすく「退去時」と書いています)

「利益が出やすい」=「売却もしやすい」

上のような理由で女子限定のアパートやマンションは利益が出やすいのですが、利益が出やすいということは、当然売却もしやすいということです。

女子限定のアパートも、それだけで利益が出るというわけではありません。

近くに大学(特に女子大)があるなどの立地条件があったり、女性が好むおしゃれな建物&インテリアである、夜の治安がいい、などあらゆる条件があります。

なので、「女子限定アパートを経営したい」と思っている大家さんでも、実際にはクリアしなければならない壁が多いため、普通のアパート経営になっているということも多いのです。

この点、これまで女子限定のアパートとして利益を出してきた物件は非常に有利です。なぜなら、上に書いた条件を「すべてクリアしている」ということが、その時点で証明できているからです。

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人間というのは基本的に面倒くさがりです。

何かをするにあたって、超えるべきハードルが一つでも多い方が、確実に行動をする気になります。

女子限定アパートの経営でいえば、自分で普通のアパートを手に入れて、そこが女子限定でやっていける立地かどうかをリサーチして、部屋のリノベーションもして、募集もかけて…というようなことをしたがる人は、ほとんどいないのです。

その点、今現在女子限定アパートとして機能している物件の場合は、立地などの条件をすべて満たしているということがその時点でわかります。

なので、その他の条件がまったく同じ(内装や立地もすべて同じ)の、まだ何も経営していない物件よりも、こうしてすでに特定の条件で機能している物件の方が、より高く売れるのです。

このように、同じ物件を持っている場合も、それをそのまま売りに出すのと、大家さんの経営のスキルによって、一度「優良物件」としての実績を出した後売却するのとでは、売却の価格はまったく異なります。

不動産の売却でも「付加価値をつける」というのはとても重要なことなのです。
(誰もができる方法ではないですが、できるのであれば、これが最善の方法だと言えるでしょう)

余談 ~ゴミ屋敷の住人は、実は女性に多い?~

最後に余談ですが、「女性は部屋を汚さない」と書いたものの、実はゴミ屋敷の住人は意外と若い女性に多いと言われています。

これについてはしっかりとした統計があるわけではないので何とも言えないのですが、こうした特殊な清掃業を営む方々のインタビューをいくつか読むと、共通して「実感として、女性の方が多い」という声がありました。

男性に比べて力仕事ができない分、頼れる男友達や彼氏などがいない女性の場合は、大型の家電などを処分しにくいのかも知れません。

本当の理由はわかりませんが、「女子限定=絶対安心」ではないことも付け加えておきましょう。

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