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日本で一番家賃が安い土地は札幌である – 「愛媛」は間違い?

日本の歴史的建造物(札幌市時計台 春)

「家賃の安い土地に住みたい」ということは、一人暮らしの経験者であれば、一度は思ったことがあるでしょう。

結論から書くと、日本で一番家賃が安いのは「札幌」です。

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札幌の家賃が日本一安い理由

「札幌が一番安い」というのは、おそらく意外でしょう。人口100万を超える日本有数の都市で、地下鉄も走っているような街ですから、名古屋や福岡くらいの家賃である、と思っている方が多いかと思います。

しかし、札幌は本当に安いのです。家具付きの綺麗なマンスリーマンションが、1ヶ月3万円未満(共益費含む)で借りられます。

東京なら確実に10万円超え、名古屋なら8万円超え、というレベルの物件です。
(東京にも名古屋にも住んでいたので、これは間違いないです)

■札幌の物件は、供給過剰状態

札幌の物件が田舎よりも安い理由は「供給過剰」だからです。単純に地価だけ比べたら、当然札幌よりも田舎の方が安いのですが、田舎では「供給」がないのです。

物価というのは何でも「需要と供給」によって決まりますから、供給が少なければ、問答無用で価格は上がるのです。

札幌でこれだけアパートやマンションが乱立した理由はいろいろありますが、バブル期などの景気のよかったころは、札幌(北海道)でもまだ仕事があった、ということでしょう。

今は日本中の失業率が上がっていますから、北海道や沖縄などの土地は特に仕事がない状態です。ネット上でも札幌の方が「北海道人なら年収200万は普通」とよく書き込まれているくらい、札幌や北海道は仕事が少なく、平均年収が低いのです。

となれば、当然物件も安くなります。このため、「日本一家賃が安いのは札幌」になるのです。

「愛媛が一番安い」説は間違い?

人気番組の「秘密のケンミンSHOW」では、「日本で一番家賃が安いのは愛媛」と放送されていたそうです。この影響か「愛媛が一番安い」と思っている方が多いようですが、私が愛媛の物件を見る限り、それほど安くはありません。

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実際、愛媛に住んでいる方もこれについては疑問があるようです。↓
(ヤフー知恵袋、愛媛県民の方の疑問 *別ウィンドウ)

もちろん、「ケンミンSHOW」は信頼のおける番組ですから、「愛媛が一番安い」という統計上のデータがどこかにはあるのでしょう。しかし、現実に賃貸情報サイトの物件を見ると、そのようにはなっていません。

■統計上は、札幌は全国有数に高いはず…

統計と現実の違いは「高い方」にも出ていて、「メディアマックスジャパン」さんのデータによると、北海道の平均相場賃料は全国で「12位」だそうです。
(参考データ *別ウィンドウ)

これも、千葉や福岡などと僅差での12位なので、このデータだけ見ると「あ、やっぱり北海道(札幌)は高いんだな」と思う方が多いでしょう。ただ、それは賢い判断ではありません。

「ケンミンSHOW」のデータも、この「メディアマックスジャパン」さんのデータも、両方確かに正しいものでしょう。
しかし、現実に札幌の物件は安いのです。

後者のデータは「ウィークリーマンションの1日当たりの家賃」ですが、少なくとも「マンスリーマンション」なら、札幌は激安なのです。
(参考サイト)↓
*家具付きできれいな部屋でも、家賃2万円前後(別ウィンドウ)

不動産投資家も、物件の入居者も「実際のデータ」だけを見るべき

「テレビで言っていたから」「ネットでそう言われているから…」という理由で、何かを信じるということは極めて危険です。そのデータがどんなに正しいものであったとしても、「現実」というものが実際にあるわけです。

この場合でいうと、実際にこうして賃貸サイトで提示されている家賃こそが「現実」です。どんなに多くの人が「北海道の家賃は高い」と言っていても、実際にこうして安く売りに出されているなら、間違いなく「安い」のです。

これはもちろん、先に紹介したデータなどを否定しているわけではありません。

たとえばこれが論文であったら、「ケンミンSHOW」が引用したデータなどの方が、おそらく正しいのでしょう。(論文であったら、私が紹介したサイトのように「この会社の提供するマンションなら家賃がいくらなので…」という俗な話は許されません)

■情報と実態の狭間で…

「投資家は、徹底的に真実を見抜かなければならない」ということは常識です。
これは不動産でも株式でも同じです。

そして、これは投資家などという特殊な職業でなくても、「物件の入居者」であっても同じことなのです。「愛媛と北海道」で物件選びを迷うような人はいないでしょうが、それでも似たような「情報と実態が乖離している」状況は多々あるでしょう。

そのような状況に出くわした時に、一体何を信じて行動するかというのは、そのままその人の人生の歩み方だと言えます。

私は「現実」だけを見ます。現実に起きていることだけが正しいと思っています。
(自分が絶対正しいと思っているわけではありませんが…)

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