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中国人富裕層が日本の不動産を買う理由 ~東京の物件は安い?

2014.02.18

中国人富裕層が日本の不動産を買う理由 ~東京の物件は安い? はコメントを受け付けていません

ここ10年ほど、中国人の富裕層が日本の不動産をかなり買っていることは、よく知られています。

彼らはなぜ中国の不動産ではなく日本の不動産を買うのでしょうか。

その理由を解説します。

実は、日本の不動産の方が安い

意外かも知れませんが、不動産は中国より日本の方が安いのです。

正確にいうと、中国といっても北京や上海ですね。

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これらの大都市と東京を比較すると、実は東京の物件の方が安いのです。

理由は、中国での異様な不動産バブルにあります。

特に北京の不動産バブルはひどく、北京中心部のマンションの時価総額だけで、中国のGDPの4割を占めているというくらいです。

このくらい異常なバブルの中にあるので、北京で不動産投資の物件を買おうと思っても、なかなか買えないのです。

世界の富裕層を代表する中国の富裕層ですら買えないのですから、北京の不動産バブルがいかにひどいかがわかります。

しかも、中国の物件は利回りが低い

これだけバブルが沸騰していながら、中国人の給料はそれほど上がっていません。

物価も地価も上がっているのに、給料はさほど上がっていないということで、苦しい生活を強いられている都会人がほとんどです。

ということは、高いお金を出して北京の物件を買っても、それで賃貸収入などを得ることは難しいということです。

中国の不動産投資で利益を出す人は、その物件を「経営」して利益を出すのではありません。

「転売」によって利益を出しています。

つまり、誰も住んでいない無人のマンションを、まるで株券のように売買して利益を出しているんですね。

そういう方法なら利益も出せるのですが、普通に賃貸経営をして利益を出すことは難しいのです。

一方、日本の不動産は安定していますから、ちゃんと賃貸経営によって利益を出すことができます。

だから「利回り」がいいのです。

「初期投資の費用」「利回り」のどちらを考えても、日本の物件の方がいい。

それで中国人の富裕層が日本の物件に投資している、というわけなんですね。

特に北海道の物件が人気の理由

数年前ほどではありませんが、北海道の物件は特に人気です。その理由は、

・中国映画「狙った恋の落とし方」のロケ地として有名
・物件の価格が安い

ということです。

「狙った恋の落とし方」は中国映画の歴史に残る空前の大ヒットを記録した作品で、統計によれば3億人の中国人が見たと言われています。

そのロケ地ということで、中国人の間で北海道は人気なのです。

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加えて、北海道の物件の安さは言うまでもないでしょう。

札幌の賃貸マンションでもまるで途上国のような値段で借りられますし、購入する場合でも土地付きで100万円未満の中古住宅などがたくさんあります。

不動産投資家の加藤ひろゆきさんも「途上国なんて行かなくても札幌でいいじゃないか」と発言されているくらい、札幌や北海道の不動産の価格は安いのです。

東京の物件ですら「安い」と感じる中国人富裕層にとって、北海道の物件は相当安いのです。

小樽市で起きた、中国人の物件購入ブーム

北海道の中でも局所的に物件の購入ブームが起きている場所があります。

たとえば札幌に隣接する都市である小樽市は、数年前に中国人による不動産購入ブームがありました。

大体1000万円前後の中古マンションが次々と買われたそうです。

小樽市の中古マンションで1000万円前後というと、たとえばこんな物件です(あるサイト様から探しています)。

*マンション名などは伏せさせていただきます。

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物件の内部やエントランスを見ると、こんな感じです。

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彼らがこの価格帯のマンションを買いあさった狙いはわかりませんが、とりあえず情報として「このレベルの物件に、中国人が興味を持っている」ということを知っておくと、どこかで役立つかも知れません。

(不動産投資に興味がある方にとっては)

中国人が国内で投資をしない理由

中国の不動産バブルはまだ弾けていませんが、ほとんどの投資家は「もう今後は下がる一方」と考えています。

(中国人にかぎらず、世界の人がそう思っているでしょうが)

暴落するタイミングがいつかは置いておき、それが近いことは間違いないわけですから、そのような不安定な投資に頼るより、バブルが大昔に終わった日本で、長い目で見た投資をした方がいい、ということでしょう。

また、不動産投資や日本への投資にかぎらず、もともと中国人の富裕層は国を信用していません。
世界の各地に家族を住まわせたり留学させたりして、いつでも国外に脱出できるようにしているという話は有名です。

実際、ある金融機関による富裕層へのアンケートでも、大半が「国外への移転を考えている」と答え、半数以上が「すでに準備も終えている」と答えています。

「すでに終えている」という行動の速さが中国人らしいですが、とにかくそのくらい、彼らは国を信用していないのです。

なので、リスク分散の一つとして日本への投資もあるということで、彼らはまだ他の所にもたくさん投資しています。

政府不信になる必要はないですが、こうした慎重さやしたたかさは見習いたいものです。

日本の不動産投資もこのように中国人の影響をダイレクトに受ける時代になっています。

不動産投資でもグローバルな視点が必要な時代なんですね。

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