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イタリア人の食後酒はデザート?仰天するほど甘いお酒が大好き!

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イタリアのレストランで食事を終えると、ウェイトレスが必ず「デザートか食後酒はいかがですか?」と聞いてきます。

最初はこれがとても不思議でした。なぜデザートと食後酒を同列に並べるのだろうと思ったからです。

消化を助ける効果があると聞いていたので、食後酒とは薬用酒みたいなものだろうと思いこんでいました。あるいは、口の中をすっきりさせる効果があるのだろうと。

実際に飲んでみてわかりました。

ほとんどの食後酒は、仰天するほど甘いのです。確かにおいしいですが、口の中はさっぱりしませんし、薬効もきっと何もありません。なるほど、食後酒とはデザートの1つなのだと納得できました。

イタリア人の大好きな、デザート酒3点をご紹介したいと思います。

レモンの爽やかな香りに惑わされて飲みすぎると大変です

きれいなイエローがひときわ目をひく、イタリアでもっともポピュラーな食後酒が「レモンチェッロ」ですです。ナポリ近くのアマルフィ原産のお酒ですが、いまではイタリア各地で作られています。

色はレモンの皮から抽出したもので、100%天然色素。飲もうとしてグラスを口に近づけると、爽やかな柑橘系の香りが鼻をくすぐります。

しっかりした甘さがあり、飲むレモンケーキといった味わいのお酒です。苦味もなく、子どもや女性でも抵抗なくおやつ感覚で飲めます。

スーパーには何種類ものレモンチェッロが並んでいます。1瓶1000円くらいです。アマルフィ産のレモンで作った「本場もの」は、値段が少し高くなりますね。

鮮やかな黄色と淡い黄色の2種類の瓶が並んでいます。

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どちらもレモンチェッロです。黄色が鮮やかな方がスタンダードで、淡く白っぽい黄色をしているのは、生クリームを混ぜたアレンジバージョンになります。

冷蔵庫で冷やすと、レモンの風味と爽快感が倍増します。夏の暑い日にはぴったりなお酒だと思いがちですが・・・・アルコール度数には注意してください。

レモンチェッロは、アルコール含有率が平均30%はある強いお酒です。かわいいのは外見だけで、中身はウィスキーと同じだと思ってください。

飲むとすぐに体の中からぽかぽか暖かくなってきます。色と香りに騙されてたくさん飲むと、夏はとても暑苦しい思いをすることになりそうです。

章琥珀色をしたフィレンツェ伝統のお酒を買いました

フィレンツェや近くの町のお店には、必ず「ヴィンサント」というお酒が置いてあります。

ここではどこにでもあるくらいありふれたリキュールなのですが、ローマで食事をしたときに確認したら、ないといわれました。地方ごとに、食後酒の品揃えには差があるものなのですね。

これはフィレンツェで昔から飲まれてきた伝統酒です。レモンチェッロのように全国的な人気を博することなく、ローカル人気にとどまった地元のアイドル的存在といえそうです。

琥珀のような色で、まったりと甘い匂いがします。お菓子や料理の香りつけにも使われるだけあって、匂いはかなり強めです。

コクもありますが、なにより猛烈に甘いです。干しブドウから作られるので、果物の甘みが凝縮されているのですね。アルコール度数は15%くらいで、食後酒の中ではやや低めです。

スーパーだと500円くらいで買えます。

私が今もっているのは、フィレンツェ郊外の、ロザーノ村の尼僧院で買ったヴィンサントです。おいしい食後酒を作っているというので行ってみました。

人里はなれていて観光客のくる場所ではないので、あまり売れていないようでした。7年前に行ったときに、1997年のものが買えましたから。

よく熟成された梅酒のような色をしています。いかにも甘くておいしそうですが、1997年産なんてもったいなくて、いまだに開封できないでいます。

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花の香りのする透明なお酒を飲んでみました

「グラッパ」という蒸留酒があります。とてもアルコール度数が高いと聞いていたので、長い間私は敬遠していました。

キャンティ地方の小さなワイナリーへ行く機会がありました。ワインを主に製造している所ですが、グラッパも毎年少しだけ製品化しています。

恐々一口飲んでみて、驚きました。

確かにのどがかっとしますが、熱さはあっという間に引きます。安いウィスキーを飲んだときのように、舌がぴりぴりすることもありません。

口のまわりには甘い花か果実のような匂いが残り、とても上品な味わいを楽しめました。甘控え目なので、男性に好まれそうです。

買いたかったのですが、そちらのワイナリーでは5000円ほどしたので予算オーバーで断念。フィレンツェへ戻ってからグラッパを探しました。

スーパーでたくさん売っています。

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ヴェネト州のものが少し高めの値段でしたが、2000円も払えばたいていどこの産地のものでも買えます。

適当に1本買って味見してみました。味は、ワイナリー製造の高級品には敵わないですね。舌がぴりぴりしました。

グラッパは、品質の差が値段にはっきり出ているお酒のようです。余裕があれば、少しでも高いものを選ぶことをお薦めします。

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