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サギ師に3回も続けてダマされたマヌケな話

悪魔の誘惑にのる男性

大学生のころにサギ師に3回ダマされました。だいぶ前のことです。

取られたのは数千円から数万円と、大した金額ではありませんが、アルバイト生活の貧乏人だった私にとっては大金で、本当に悲しかったです。

今となってはこのサギ体験も「良い人生経験」ですが、トホホな体験談を語ります。

貧乏人は「おいしい話」に弱いもの

「お金がないのになぜサギにあうの?」と不思議に感じる人もいると思いますが、貧乏だからこそ「夢のような話」にコロリとなってしまったのです。

もし、当時の私がお金に困っていなければダマされはしなかったでしょう。サギ師の側も、そういう人間の小銭を狙っていたはずです。

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パチンコ店で出会った自称「パチプロ」

ある日の夕方、アパートの近くでパチンコをしていると、少々酒臭いおっさんが隣の席に座り、「どや? この台、あまり出ーへんやろ?」 と関西弁で話しかけてきました。

「このクギがこんなんやと、入らへんよ」と、まさに入らないチューリップを指差して言います。

「どうして分かるんですか?」と尋ねると、「ワイはクギ師やから。前はパチプロやっとったんや、キミ、素人やろ? 教えたろか?」と、何と親切な申し出ではありませんか。

「はい、是非」と答えると、「なら、ビールでも飲みながら話そか」と彼が言うので、パチンコ店を出て近くの飲み屋に入ります。

飲みながら一通りの講義を受けましたが、目からウロコの話ばかりで、私はすっかり彼を信用してしまいました。「これで、パチンコで儲けられる!」と気分が高揚した私に、彼はさらに嬉しい提案をしてくれました。

自称パチプロに誘われた「いいアルバイト」

「ワイは隣の駅の○○いうパチ屋でクギ師をしとんのやけど、日中は景品交換所におるんや、キミが毎日店に寄ってくれたら、こっそり景品渡したるよ。

4万円分渡すから、現金に替えて、半分の2万円だけマッチ箱にでも入れてワイに戻してくれへんか?

半分はキミのもんや、前は○○大学の学生と組んでやっとったんやけど、彼が卒業してもうたから、新パートナーを探しとったんや。

どや? こんなアルバイト、やる気あるかぁ?」

私はすぐに乗っかりました。こんな素敵なバイトはありません。

きつい肉体労働を一日しても1万円にもなりませんが、この新しいアルバイトは5分で2万も稼げます。夢のような話です。「じゃあ、早速明日からな」と言うと、彼は立ち上がります。

最後に気がついたサギ師の正体

「おっと、もう一杯どこかで飲んで帰ろと思っとったんやけど、今日はうっかり財布を忘れたんや。2万でええから貸してくれへん? 明日のバイト代で相殺してくれりゃええから」と彼が言います。

「すみません。今は1万しか持ってないんです」と私が答えると、「まあ、ええわ。1万でも」と彼が言うので、私は渡しました。それっきりです。

翌日隣の駅に行き、彼の告げた名前のパチンコ店を探しましたがどこにもありません。

交番で尋ねても分かりません。寸借サギだったわけです。その後、彼の教えてくれた理論に基づいてパチンコに励みましたが、残念ながら全く役には立ちませんでした。

自称クギ師が実はサギ師だったとは、シャレにもなりませんね。

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「商品が余った」と困っているサラリーマン

裏表のある男性
ある日、道端でサラリーマン風の二人組に声を掛けられました。

「すみません、今営業の帰りなんですが、全部納品したはずなのに商品が余ってしまって……。会社に持ち帰るのはもったいないので、もしよければ安く買い取って頂けませんか?」と、二人には茨城県のなまりが感じられました。

「20万円ほどのブランド品なんですが、5万円でいいです。今晩の飲み代にするんで。本当は、質屋に持っていけば10万にはなるはずなんですけど、僕ら時間がなくて」という彼らの言葉を、私は間に受けてしまいます。

「今、3万しかもってないんですけど?」と私が答えると、「ええっ!? 仕方ない。時間がないからそれでいいです」と話がつきました。

「質屋にいくだけで、7万円も儲かる!」と私の心は有頂天。数点の商品を受け取ると、私は彼らに3万を渡します。彼らと別れたその足で、近くの質屋に向かいました。

しかし、ケンもほろろ、私の見せた商品を一瞥すると、質屋のおじさんは無言で首を振りました。全く価値のない品物だったのです。

騙されたことに気づいた私は、サギ師の「悪事」の片棒を担ごうとしたことが恥ずかしくて、警察に相談することもできませんでした。

上京初日に出会ってしまった

最初にサギ師に遭遇したのは、田舎から上京した初日のこと。

親にもらった生活費をポケットに入れ、いかにも「田舎から出てきたばかりです」というファッションで新宿を歩いていると、スーツを着た東北弁のお兄さんに声をかけられました。

「いまねー、アンケート、とってるんだけどねぇ」と語り始めます。街頭でインタビューされるなど生まれて初めての経験。つい答えてしまいました。どんな映画が好きなのかとか、誰と行きたいか、とかそんなことです。

そして最後に、「いま、毎月映画が見られるチケットを配ってるんだけど、いるかなー?」と聞かれました。

そりゃ、もちろんいります! 「何枚いるかな? 友だちと一緒かな?」と言われ、「はい、三枚ください!」と私ははつらつとに答えました。

「はい、じゃあ、1万5千円ね」

ありゃ? タダじゃないの? と思いましたが、もう先方はチケットをちぎって差し出しています。

私は断ることができず、「毎月タダで映画が観られるならいいか……」と払いました。その後、そのチケットを使おうとしましたが、どこに行っても使えません。ただの紙切れに1万5千円も使ってしまったのでした。

方言を使う?

私の出会ったサギ師はいずれも、方言を使う人でした。「なまりのある人に悪人はいない」という先入観が、彼らに騙されてしまった原因の一つ。方言を使う人の「儲け話」は、いい話に思えてしまったのです。

通販のテレビ番組で、セールスマンがなまりのある言葉で宣伝しているのをときどき見かけます。きっと、あの「なまり」には意味があるのだろうな、と思います。

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