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津軽弁のネイティブスピーカーゆえに誤解を招いた超恥ずかしいお話

ビジネスマン

筆者は津軽出身であり、ばりばりの津軽弁スピーカーです。

地元を離れ、都会で数年間過ごしましたが思わず口から出てしまった方言でたくさんの恥ずかしい思いをしました。

その体験談を元に、津軽弁の紹介や解説をしていきます。

両替を依頼した同僚が真顔で「タラコが食べたいのかい?」

「じぇんこ」という津軽弁があります。これはお金という意味で、さらにお札のことを指しています。10円や100円などの硬貨になると今度は「だらこ」になります。小さい頃からずっと使っていたため、なかなか癖が抜けず上京後に思わず口に出してしまったことがありました。

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それは同僚と買い物に出かけた時です。大きいお札しかなかった同僚が「両替してほしい」と筆者に頼んできました。そこで思わず、

「だらこにすればいいの?」

と、イントネーションこそ標準語ですが、津軽弁を炸裂させてしまったのです。

同僚がびっくりした目で筆者をみながら

「タラコが食べたいのかい?」

と真面目な回答をくれました。津軽弁の特徴は、口をあまり開かず素早く話すため、濁音や言葉自体が聞き取りにくいです。「だ」が「た」に聞こえてしまったのですね。誤解を招いてしまったので説明すると、なるほどという顔をしながら頷いていました。

また、はじめて津軽弁を聞いたことにより興味を持ったらしく、顔を合わせる度に話の会話が津軽のことを聞いてくるので話題には困ることがなくなり、同僚の中で信頼関係が一番強くなりました。

津軽弁で危うく長期休暇?

「あべいぐねぇ」は体全体の調子が良くないという意味です。風邪をひいた場合や気分が悪くなったときに使います。体の不調を訴える場合にもよく用いられ、津軽では日常的な会話で多く使われています。しかしこの言葉で、筆者は会社の人たちにとんでもない勘違いをさせてしまいました。

その時筆者はかなり体調が悪かったのですが、締切が間近でどうしても休むわけにはいかず、無理をして業務をこなしていました。当時、後輩の指導という立場でもありましたので責任あり、ラフラしながらも午前中はなんとか乗り切りきった覚えがあります。

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しかし、午後の業務が始まる頃には立てなくなるほど悪化しました。後輩が駆け寄り声をかけてくれたまではよかったのですが…そこでついあの言葉が…

「あ、あべいぐ、ねぇ…あべ、いぐねぇ……」

何を感じたのか後輩は青ざめた顔になり、席を離れます。なんとか立てるまで回復し仕事を再開しようとした所、周りの人達に止められてしまいます。どういうことか説明してほしいと言うと、念仏のようにブツブツと唱える筆者の姿は、締切に追われて狂ったのではないかと思われてしまいました。

改めて整理すると、津軽弁の特徴と低音が重なり何度も繰り返したことによってそう聞こえたのかもしれません。その日は、早退し次の日に説明すると誤解を解くことに成功しました。

それにしても、聞き取りにくく、早すぎると言われたことはあるが念仏と言われたのはこれが初めてです。後輩に聞いた所、あまりにも連続で何回も言うので怖かったと話していました。

どこかでまた会うと信じて

津軽弁では別れの挨拶の時に「へばなー」といいます。また、「へば」だとか「だば」と短く使うことがありますが、同じ意味です。最後の語尾を右上がりに上げることで、優しい感じの言葉使いになります。

退職する際、お世話になった人達に挨拶回りをすると思います。筆者も退職する日も決まり、様々な会社を訪れ挨拶をしていると、大変お世話になった人に会うことになりました。仕事の話ばかりで、プライベートなことは少なかったのですが、その時はじめてお互いの出身地がどこであるか知りました。

すると、なんと同じ津軽出身だったのです。すっかり意気投合してしまい会話も津軽弁丸出しで会話していました。周りの人達は何を喋っているのかさっぱりわからず、呆然としていました。話も終わり、最後に交わしたのがこの「へばなー」でした。周りの人が、意味はどんなのか聞いてくるので説明すると、暖かい感じがしますと言われたことが印象的でした。

地元や方言を誇りに!

地元を離れて生活や仕事をしていると、様々な人と出会います。言葉が訛っているからという理由で、指摘され誤解を招くことは多いと思います。

しかし出身地の方言は大切にしたほうがいいと思います。なぜなら、そこで生まれた証があるからです。喋り方をいきなり変えてしまうと、ストレスが溜まり、気分が落ち込んでしまいます。

筆者は恥ずかしいことじゃなく、誇りに思えばいいと考え、会話や商談の時でも津軽弁を全面に押し出して、仕事をしていました。

そのことによって、話のネタが見つかり会話もスムーズになり、笑い話にすることもできます。また、強いインパクトも残せるのですぐに名前を覚えてもらうこともできます。最後に、人の目を気にせず生活してください。恥ずかしいことがあっても説明をすればわかってくれます。

また、生まれた故郷を思い出して方言を声に出すことで、頑張ろうという気持ちが出てくると思います。

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