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無人駅しか知らない田舎者が突然東京に来ると駅で遭難します!?

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あなたは街中で遭難したことはありますか?私はあります。

電車やバスといった公共交通機関も上下水道も通っていない超ど級の田舎で暮らしている私が、仕事の都合で突然、東京に出張することになりました。

都会で暮らしているあなたにとっては当たり前のことが、私たち田舎者にとってはすべて衝撃的です。超田舎者が何の予備知識もなく東京へ出るとどうなるか…少しだけお話しましょう。

空港でいきなり遭難してしまう田舎者

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登山を趣味としている私ですが、山では一度も遭難したことがありません。

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山で育ってきましたので、野生の勘で少し登山道から外れてしまってもすぐに正しいルートを発見することができます。

しかし、都会ではまったくこの勘が通用しません。羽田空港に到着した途端に私は青ざめてしまいました。出発時に使用した地方空港のゲート数はたったの2つでしたので迷うことはありませんが、羽田には数えきれないほどのゲートが並んでいます。

さらに見渡す限りの人、人、人…。こんなにたくさんの人を見たのは夏の花火大会の時くらいです。東京では毎日お祭り、花火大会がおこなわれているのでしょうか?

どちらへ行けばいいのかさえもわからない不安感と、人ごみに対する恐怖で気分が悪くなってしまいました。もはや正常な判断をすることができる精神状態ではなくなってしまい、気付けばトイレの個室にこもってしばらく動けなくなってしまいました。

山で遭難した時はムダに動かず、助けを待つのが鉄則です。しかし、空港で遭難しても救助隊なんて来てくれません。意を決してトイレの個室から出て、出口を探し求め、なんとか目的地である東京駅方面へ向かうことのできるモノレール乗り場を見つけることはできました。

東京駅は想像をはるかに超える規模でした

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私の家から最寄りの駅までは車で30分以上もかかってしまいます。しかもそこは無人駅。朝や夕方の通学、通勤時であっても1時間に1本しか電車はやってきません。しかも1両編成のまるでバスのような小さな電車です。

単線ですので方向さえ間違えなければ目的地まで行くことのできるこの電車にしか乗ったことがありませんでした。

東京駅の場合、まずホームの数が多すぎます。出口も多すぎます。
私の目的地は「八重洲口」付近だったのですが、どっちに行けば良いのかさっぱりわかりません。当然、どの改札から出れば良いのかさえもわからず、途方に暮れてしまいました。

周囲をキョロキョロ見渡しながらとんでもなく広い駅構内をさまよい続けてみましたがどちらへ行けば良いのかもわかりません。駅員さんはたくさんいますがみんな忙しそうで小心者の私は声をかけることさえできませんでした。

ここで私の頭に再び浮かんだのが「遭難」の2文字。やっぱり東京になんか来るんじゃなかった…都会になんか来るんじゃなかった…後悔し始めたとき、2人組の怖そうな男から声をかけられました。

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職務質問してきた警察官に救助され、無事に(?)脱出成功

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見知らぬ土地で怖そうな人に声を掛けられる…。気弱な私でなくとも絶望的な気分になってしまうのではないでしょうか?

もう都会は嫌だ!とすべてを諦めかけた瞬間、その2人組は黒い手帳を取り出しました。どこかで見たことのあるロゴ…。そう、これは警察手帳です。つまり、この2人は警察官でした。

「さっきからずっとここを周ってるみたいだけど、何やってるの?」

どちらへ行けばいいのかわからず、私はいつの間にか同じ場所を行ったり来たりしていたようです。大きなリュックサックを背負い、同じ場所をキョロキョロしながら歩き回る男…ちなみに私の髪型は金髪のロン毛です。完全に不審者と思われたようです。

生まれて初めての職務質問を受けながら、このチャンスを逃してしまえばこの迷宮から抜け出すことは永遠にできない…そう考えていました。

見た目や行動はとても怪しい私ですが、何も悪いことなんてしていませんので、すぐに職務質問は終わりました。まさにチャンスの時です。

「八重洲口ってどっちに行けばいいんですか?」

これですべてが解決するはずでした。しかし、警察官の口からでたのは驚きの言葉でした。

「八重洲っていっても地下口、北口、中央口ってあるけどどこへ行きたいの?」

八重洲口がいくつもあるなんて思ってもみませんでした。どうして1つに統一しないのでしょう?そこまでして私のような田舎者をいじめたいのでしょうか?東京という街は本当に冷たいところです。

「とりあえず、ここから一番近い北口に連れてってあげましょう。」

結局、私は2人の警察官に挟まれ、連行される容疑者のように改札まで連れて行かれました。
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結局、改札を出てから会社に連絡し、なんとか都会に慣れた上司と合流することができました。この冷たい街でようやく知っている人に会えた喜びに涙が出そうになってしまいました。

すべての田舎者が私と同じ目に遭うとは限りません。しかし、人はどこでも遭難してしまう可能性がある…そう考えてしっかりとした準備を怠らないようにすべきでしょう。

Byチリペッパー眞木

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