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不感蒸泄と呼ばれる自然に体から蒸発する水分量は1日どれくらい?

体から湯気の出ている人のイメージ

人は安静にしていても自分では感じることがないまま、常に皮膚などから水分が蒸発しています。

ちょっとむずかしい言葉ですが、これを医学用語で「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」と呼んでいます。

不感蒸泄は体全体から常に蒸散している目には見えない水分ですので、あなたが今この文章を読んでいる間にも、体から気体となって水分が失われているということになります。

では、不感蒸泄でいったいどれほどの水分が1日に失われているのでしょうか。また失われる水分量はみな同じなのでしょうか。今回は、不感蒸泄について解説していきたいと思います。

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目に見えない水分は1日どれくらい失われる?

不感蒸泄は目に見えない水分であるため、いったいどのくらい失われているのかわかりません。そこで看護師は、数式により患者さんの不感蒸泄量を推測しています。

条件により大きく変動しますが、一般的には下記のような式で求めることができ、健康な方が安静にしていた場合、1日の不感蒸泄量は約900mlくらいと言われています。

1日の不感蒸泄量=体重(㎏)×15 + 200×(測定体温-36.8℃)

患者さんの中には、体重が40㎏の方もいれば100㎏を超える方もいたり、また、平熱で36.8℃の時もあれば、40℃の高熱を出している場合などさまざまです。

このように不感蒸泄は、体重と体温に深く関係していると言え、患者さんの体重やその日の体温によってまったく違ってくるのです。

体の水分バランスを知って看護に活かす

点滴の確認をする看護師
不感蒸泄は、医療従事者にとって重要な観察項目である「水分出納バランス」のひとつに含まれています。

「点滴でどのくらいの量が体の中に入ったのか」、また「尿でどのくらいの量が失われたのか」といった患者さんの水分バランスを常に観察することは医療現場ではとても大切なことです。

そのことによって患者さんが「脱水に傾いていないか」、「輸液の必要性があるのかどうか」などの看護に活かせるのです。

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