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救急外来は便利屋ではありません!~「飲み過ぎたから家まで送って」

Retter in der Not

救急外来は、基本的に緊急の処置が必要な方に医療を提供する場所です。

つまり、緊急ではない方は、救急外来を受診する必要はないのです。

もし緊急処置を必要としない患者さんが、救急外来に押し寄せたとしたら、本当に応急手当てをしなければならない患者さんの命は、治療が遅れることによって助けることができなくなります。

医療技術が進歩した現在、昔では助けられなかった患者さんを助けられるようになりました。最新の機械もあれば、最先端の知識もあります。

しかしその反面、病院に行けば、何でもしてくれるというような印象を持たれる方も多くなってしまったのではないでしょうか。

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「飲み過ぎたから救急車で家まで送って」

メールに驚く酔っ払ったビジネスマン

ある日、私が救急外来で働いていると、一本の電話が鳴りました。

その内容はというと、「家まで行ってほしい」ということでした。はじめは、間違い電話かと思いましたが、詳しく聞いてみると、居酒屋で飲み過ぎて、気持ち悪くなってしまったから、病院に電話したと言うのです。

さらに、病院で胃薬を出してもらって、その後、救急車で家まで送ってほしいとのことでした。

私は、この内容に愕然としました。救急外来は、タクシー業者ではありませんし、ご自身の個人的な望みをかなえるような場所ではありません。

救急車はタクシーですか?

このようなことが繰り返された場合、本当に苦しんでいる患者さん、生死をさまよっている方を目の当たりにしているご家族に申し訳ありません。病院の救急外来は、社会ではどのように認識されているのでしょうか。

救急隊からも話を聞くと、やはりタクシー代わりにされるコールは多々あるようです。また、病院も医療を提供する場であり、コンビニではありません。

医療従事者の努力にも限界があります。社会の中で医療を展開していくには、社会で生きる健康な方々にも協力していただかないと病院は存在することができないと思います。

先進医療を受けるためには、モラルやマナーが根本にあることを1人1人が知っておかなければなりませんね。

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