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中国旅行中に反日デモが起きたらどうする? – 中国人の本音

Tienanmen Gate (The Gate of Heavenly Peace)

「中国旅行中に反日デモが起きたらどうするか?」という心配は、誰でも多少はあるかと思います。

反日デモがしばらく起きていない期間は、皆忘れているでしょうが、数年に一度激しいデモが起きる度、誰もがそれを過剰に警戒していると感じます。

しかし、中国に何度か留学や仕事などで滞在・旅行した自分の経験から言わせていただくと、中国旅行での反日デモは、ほとんど心配いりません。その理由と、デモの時の実際の現地の状況を書きます。

反日デモをしている中国人は、ほんの一部である

たとえば日本でも何らかの団体が中国人に不快感を与えるようなデモをしている姿が、中国のメディアで報道されたとしましょう。

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報道機関というものは、そういった部分をことさら強調して報道します。
そのような報道を見せられた中国人は、おそらく「日本人、最悪だな」という印象を受けるでしょう。

しかし、一部の団体がやっているあのようなデモが、日本人全体の行動とは何ら関係なく、彼らが圧倒的な少数派であるということは、知っての通りです。
実は、中国の反日デモのあれとほとんど変わりないのです。

■2012年9月の反日デモ

確かに一時的に、一部の場所でひどい事件に発達することはあります。
たとえば2012年9月の反日デモは、「史上最悪」として大きなニュースになりました。

日系企業の店舗が多く破壊されたり、いくつかの企業は中国からの撤退を余儀なくされる事態に発展しました。
こういうひどい事例があることは確かです。

ところが、この12年9月ですら、私の友人知人で中国に住んでいる人たちは「何も変わらない生活だった」と語っていました。
上に書いたような暴動が起きた現場付近に住んでいたら、確かに何かに巻き込まれたかも知れません。

しかし、同じ都市に住んでいても、現場から離れていた人は「一応外出を控えた程度で、後は何もなかった」と語っています。例えていうなら、事件の現場が東京の都庁前だったとしたら、たとえば「同じ東京だけど、足立区に住んでいたから何もなかった」というのと同じです。

日本で報道されている反日デモを見ると、その都市のすべてがそのような状況であったかのように錯覚してしまいますが、実際にあれだけ激しかったのは「ほんの一部のエリア」であり、あとの場所は実は、デモの最中でも予想外に平和なのです。

筆者も滞在中、大使館から警告メールをもらったが…

筆者は当時雲南省に滞在していました。
8月15日は終戦記念日で、中国にとっては「戦勝記念日(日本が降伏した日)」です。なので、特にこの15日前後で大規模なデモが起こることが予想されました。

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反日デモが一番過激になるのは「9月18日」です。
これは満州事変が勃発した日であり、中国が日本に侵略されるきっかけとなった日なので、中国では「国恥日」とされています。

なので、いい記念日である8月15日よりも、こちらの方がデモが激しくなります。
ただ、15日にもある程度のデモが起こる可能性がある、ということで、大使館から警告のメールが来たわけです。

しかし、そのメールを現地の知り合いの中国人の学生に見せたら笑っていました。
「ここでそんなことないから」というのです。

実際に、8月15日も何もなかったですし、史上最悪のデモが起きた9月18日も、私が滞在した雲南省の大理近辺では何もなかったようです。
(その頃には私は現地を離れていましたが)

もちろん、ここで筆者は「何もなかった」と書いていますが、それはあくまで筆者が把握している限りであり、実際には誰か嫌がらせを受けたりすることもあったのかも知れません。

ニュースで報道された暴動の被害者の方々を含め、そのような方々に対しては、本当にお気の毒だったと感じます。(同情ではなく、そのような被害に遭われた方々がいる現実を無視してはいけない、ということです)

ただ、それも踏まえた上で、「日本人が思っているよりは、遥かに安全である」ということだけは、語ってもいいと筆者は感じました。

反日デモをしているのは、一部の不満を抱えた中国人だけ

反日デモに参加しているのは、私の友人の中国人学生に言わせれば「暇人」だそうです。

「中国人は、学生でもビジネスマンでも、人生がうまくいっている人は、みんな自分の仕事で忙しい。日本人を敵に回したりしても損するだけ。中日の歴史うんぬんより、自分の利益の方が大事。だから、日本が好きとか嫌いという問題ではなく、単純に時間の無駄だから、反日デモなんて無視している」

ということです。まったくその通りだと思います。

日本でも、歴史家などそれが仕事である方を除けば、基本的に忙しい人は歴史問題などにこだわっていないでしょう。
「そんなことより目の前のビジネスチャンスをつかむ」「○○大に合格する!」ということを考えている人の方が多いのではないでしょうか。

結局、日本人が思っている以上に、現代の中国人の感覚は、日本人に近いのです(というよりほぼ一緒です)。
どんな国の人と付き合う時も、偏見に惑わされないということはとても大切です。

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