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人間はフルーツを食べる果食動物だった!?~その理由と根拠とは?

フルーツの盛り合わせ

人間は、動物性食品と植物性食品のどちらも食べられることから、一般的に「雑食動物」であるといわれています。

しかしもともとはフルーツを食するのにもっとも向いている「果食動物」である、という説があるのをご存知ですか?

なぜヒトには果物が合っているのか、また正しい食べ方などについても紹介したいと思います。

「人間=雑食」という常識は実は間違い?

いろいろな種類の料理
ある動物が、何を食べるのにもっとも適しているのか-これは意外に難しい考察になります。

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というのも、居住する地域によって得られる食べ物が違うからです。

たとえばヒグマは基本的に肉食ですが、実際には山の中で木の実や山菜なども食べています。

特に人間によって山に追いやられたクマは、肉類を安定して得られませんので、植物性のものも食べなくては生きていけません。

つまり雑食とは、本来そのように身体が作られているというよりは、「環境に適応するためにそうならざるを得なかった」という側面があります。

これは人間も同じです。もともと人類はアフリカから発祥したといわれますが、その後さまざまな地域に散らばり、各地で採れるものを食してきました。

「これしか食べられない」という動物は特定の地域でしか生活できません。ですから多くの動物は、どこででも生き延びることができるように、結果的に雑食になるのです。

そんな中、あらゆる動物によって食されているのが果物(果実)です。

本来は肉食の動物も、肉が手に入らない時にはまず果物を食べるといわれています。

もともと果物は、誰かに食べてもらわなければ種を運搬してもらえないため、基本的にどんな動物にとっても美味しく、消化しやすいようにできているのです。

人間に果物が向いている理由とは?

りんごに齧りつく男性
さて、環境に適応するために雑食となった人間ですが、そもそもはどんな食べ物が向いているのかについては研究者によっても意見が分かれます。

その中で「果食動物」だとする説の根拠となるのが、以下のようなものです。

1.歯ならび

よく「ヒトには犬歯(糸切り歯)があるから、肉を食べるのに向いている」といわれますが、実際は肉食動物ほど発達していないにせよ、草食動物にも犬歯は見られます。

犬歯は肉を噛み切るばかりではなく、堅い木の実を砕いたり、繊維の多い野菜を食べたりするためにも役立てられているのです。

人間の犬歯は肉食動物ほど鋭利ではありません。また歯が全体的にほぼ同じ高さにそろっている点も果食動物の特徴であり、肉を引き裂くのに向いていない形状となっています。

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2.動物としての分類と体格

人間にもっともよく似た動物は、同じ霊長類のチンパンジーやゴリラなどです。ですからこれらの動物と人間では、食性にも大きな違いはないと考えられます。

特に体重が40~60キロと、体格的に人間ともっとも近いチンパンジーは果物が主食です。

3.腸の長さ

肉食動物の腸は短く、体長の3~5倍といわれています。肉類は消化される段階で腐敗しやすいため、できるだけ早く排泄する必要があるからです。

一方、草食動物は長い時間をかけて食物繊維などを分解するため、腸は体長の20倍以上にも及びます。

また果食動物の腸は体長の約10倍となっており、人間もちょうど同じくらいであることから、フルーツを消化するのにもっとも向いていると考えられています。

4.食欲という本能

そもそも動物は、エサとなるものを見た時に自然と食欲が湧きます。

しかし人間は、牛や豚を見た時にヨダレが出ることはあまりありませんし、それを殺すところなど想像したくもないでしょう。

一方、たわわに実ったフルーツは見るからに美味しそうだと感じます。

果物は正しく食べないと意味がない!?

カットフルーツの盛り付け
このように果物は私たちの体に合っている上、消化に負担をかけず、また水分やビタミン、ミネラルなども豊富な食べ物です。

しかし正しい食べ方をしないと、せっかくの効果も半減してしまうといわれています。

果物を食べる際の基本的なルールは、「他の食べ物と一緒にとらない」「空腹時に食べる」ということです。

果物には独自の消化酵素があるため、私たちの体内にある消化酵素を節約できるというメリットがあります。

その分、酵素を代謝のほうにまわすことができ、エネルギッシュに生命活動がしやすくなるのです。

しかし他の食べ物と一緒にとってしまっては、結局、消化酵素を使うことになります。

しかも食べ物によって使われる消化酵素はそれぞれ異なるため、ますます酵素のムダ遣いにつながるのです。

ですから、よく見られる「食後のデザート」としてのフルーツは良くない、ということになります。

できれば食前の胃が空っぽの状態で食べ、30分ほど経って消化されてから他のものを食べるといいでしょう。

こうすれば少し満腹感が出て食べすぎの防止にもなりますので、ダイエットにもおすすめです。

このように人間の体に優しい果物ですが、もちろん私たちは雑食動物として進化を遂げていますので、他のものを食べてはいけないわけではありません。

ただし体の構造から考えても、なるべく肉食を減らし、果物と野菜を多めにとる方向へとシフトしたほうが健康にはいいでしょう。

実際、生活習慣病やがんの原因に動物性脂肪のとりすぎが指摘されている一方、予防策として果物と野菜の摂取が挙げられています。

意識して食べてみると、体の調子が良くなるのを実感するはずです。

By 叶恵美

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