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統合失調症患者のタバコへの強い依存と家族の戸惑い

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統合失調症の患者さんを抱えているご家族は、治療の最初は本人の驚くほどの変化に大きな驚きを感じることでしょう。

急性期の場合には、強い妄想や暴力的衝動が起きることもありますので、場合によっては恐怖までも感じてしまうかもしれません。

少し慣れてくると、次は患者さんへの対応についてどうすればいいのか分からなくなってくるかもしれません。

病院に行こうと言っても聞こうとしない。話しかけてもあまり反応がない。一日中タバコを吸い続けている。

このような大きな変化が起きてしまった患者さんに対して、どのように接していいのか分からなくなってしまうのです。

実際、ご家族の多くはそのような戸惑いと疑問の中で悩んでいます。

それぞれの症状に対応したベストな方法を

どのように接していくべきか、これについては明確な答えは用意されていません。

これまで家庭内で培ってきた信頼関係や付き合い方によってもベストな方法は異なるでしょう。

統合失調症と言いましても、人それぞれ症状が微妙に異なるので、それに対応するためにフレキシブルに対応しなければならない点もあります。

この辺りはそれぞれが悩んでより好ましい対応の方法を見出していくしかないのです。とはいえ、いきなりそう言われても困ってしまうことも多いでしょう。

家族会などで実際にどのような対処を行っているのかということを聞いて、参考にするというのは一つの手でしょう。

やはり統合失調症の患者さんに対してNGとなるような対応なども存在していますので、そのような部分に重点を当てて学んでいくようにしたいものです。

患者さんの喫煙率は80%以上

統合失調症の患者さんは、嗜好品への依存が強くなる傾向にあります。

たとえば、コーラなどの炭酸飲料を常に飲み続ける、コーヒーを毎日大量に消費する・・・というようなケース。

その中でも典型的なのが「タバコ」への依存です。嫌煙が叫ばれている現在でも、統合失調症の患者さんの喫煙率は80%以上に及んでいるようです。

通常の人に対しても強い依存性を発揮する煙草。患者さんの場合には、チェーンスモーキング(火を消してすぐに次のタバコに火をつける)をすることも珍しくはないようです。

禁煙によるストレスでうつ病になってしまう人も

通常と比べると明らかに異常なほどに嗜好するため、ご家族としてはそのようなことをやめてもらいたいと考えるかもしれません。

確かに、タバコやコーラの糖分などによる害は明らかでしょう。

しかし、病状を落ち着かせるために必要なものなら、ある程度は許容しても構わないのではないでしょうか。

禁煙によるストレスでうつ病にまでなってしまう方も少なくないと言われています。

ただでさえ心が弱っている統合失調症の患者さんにとって、タバコなどの嗜好品はストレスを解消する数少ない楽しみの一つなのかもしれません。

ですから、病院の現場ではこれらの品を禁止してしまうということはあまりやっていません。

毎日の上限を決めて、その範囲内で楽しんでもらうという寛容な姿勢をとっているわけです。

このような発想は、在宅で治療を進めていく際にも参考になるのではないでしょうか?

タバコを敵視するあまり、病気の治療のことがおろそかになっては元も子もありませんから。

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