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統合失調症患者をどのようにサポートしていくべきか?

2014.09.03

統合失調症患者をどのようにサポートしていくべきか? はコメントを受け付けていません

統合失調症の患者に対しては、家族の手厚いサポートが必要となってきます。

場合によっては、仕事の量を減らさなければならないような事態も考えられます。

寝食を共にするような形でのサポートも、ケースによっては必要となるかもしれません。

しかし、このような形での支援は家族自身・患者本人双方にとって不幸な結果を招いてしまうことにもなりかねません。ある程度バランスを保ちながら接していくことが大切なのです。

状態によって支援の仕方は異なる

統合失調症にはさまざまなステージが存在しています。最初の半年程度は、強い妄想・幻覚などを伴う急性期です。この時期には、比較的手厚いサポートが必要となります。衝動にかられて自殺をしてしまうようなこともあるからです。

参考記事:統合失調症患者の自殺率はなぜ一般の人の3倍以上なのか

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しかし、ある程度症状が落ち着いてきますと、だんだん感情が不安定になってきます。この時期には、他人とかかわりあいたくないと患者が望むことも増えてきます。できるだけ一人の時間を与えてあげるようにするのも、支援の一つの形です。

ご家族自身が看病疲れしてしまわないためにも、適度なバランスをとりながらサポートをしていくようにしましょう。初期のころには、入院をさせて医療スタッフに任せるという選択も十分アリです。

参考記事:統合失調症の看護で孤立してしまう理由とその対策

患者の日々の過ごし方と家族の手助け

・自分の空間を与えることの重要性

統合失調症の患者は、他人と接することに大きなストレスを感じてしまう傾向にあります。「他人」には家族さえも含まれます。

これまで一緒の空間で過ごしてきた患者であっても、闘病中は一人の時間を持ちたいと思うようになっているはずです。ですから、先にもお話しましたが、まずは一人で過ごすことができる空間・スペースを与えてあげるようにしましょう。

よく見られる失敗として、心配するあまりに患者に対して「べったり」付きっきりになってしまうという事態があります。べったりの姿勢は患者の自立の阻害となってしまうかもしれません。

なかなか自立できなかったのに、少し離れてみたら仕事を始めることができるようになった。皮肉ですが、ある程度突き放すのも有効な場合があるのです。

また、べったりの姿勢は一人になる時間が失われてしまいます。聞きたくもない話を聞かされてさらに病状が悪化してしまう患者もいるようです。

病状がある程度落ち着くまでは、無理に接しようとせず必要なときにサポートすることが肝要です。プライベート空間・時間を与える。これが一つのキーとなります。

・生活をルーチン化

毎日の刺激が大きければ、その分だけ患者の心にかかる負担は大きくなります。新しいことをしようと心がけるのではなく、できるだけ変化のない毎日を過ごさせるようにすることが大切です。

これによって、徐々に精神的な平静を取り戻すことができるのです。

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食事・服装・生活リズムなどをできる限り同じものとするようにしていくといいでしょう。ただ、時間をあまりに押しつけてしまうのは良くありません。ゆとりのある生活がベース、これも忘れないようにしましょう。

適当に楽しんでリラックスすることができる時間・メニューなども与えてあげるようにすると、なお一層好ましいと言えます。

患者をサポートしていく上での話し方

犬とタッチ

統合失調症の患者をサポートしていく家族は、できるかぎりこれまでと同じような態度で接するように努力するようです。しかし、「病気にかかっていて正常ではない状態になっている」これを忘れないようにすることが大切です。

そのように考えると、これまで通りの対応ではまずい点も出てくるということがお分かりいただけることでしょう。

・目を見て分かりやすく

統合失調症の典型的な症状の一つに、思考能力・認知能力の低下というものがあります。これまでと同じような感覚で話していても、理解できていない可能性があるのです。

この症状は、ある程度病状が落ち着いてきた「安定期」に入った後にも続いてしまいます。

この点を踏まえて、ご家族としてはできるだけ分かりやすいような話し方を心がけて日々サポートしていくようにしましょう。目を見て、端的にまとめて話すようにすることが大切です。

・否定をしない

含みを持たせたような言い回しは好ましくありません。場合によっては挑戦的な感じに受け取られてしまい、関係を悪化させる原因となってしまうからです。

これと同じような理由で、患者の話していることや行動などを否定する言い方は避けるようにしましょう。本人にとってはそれがリアルのことのように感じられているのですから。

ただし、多少難しい点もあります。妄想的な言葉をすべて肯定すると、病状を悪化させてしまうこともあるからです。病気のせいでそうなっているんだ、ということを柔らかく含ませるようにしていくこともサポートしていく上で重要なのです。

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