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中日・山本昌に学ぶ「継続する力」~高校時代のエピソードなど

ベンチに置かれた野球のボールとグローブ

49才の今も現役で勝利をあげ、「中年の星」として多くの人々から支持されている、中日ドラゴンズの山本昌投手。

9月5日の史上最年長勝利のニュースには、多くの野球好きのオジサンが元気づけられたでしょう。

この記事では、山本昌投手がなぜこれほどの長期間活躍できているのか、その理由をまとめてみたいと思います。

たとえ趣味でも、継続するのが習慣になっている

「山本昌」と検索すると、「本業」というキーワード候補が出てきます(笑)。

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これは、ラジコンやクワガタ飼育などの、彼の趣味のレベルの高さが表れたもの。特にラジコンでは、

・全日本選手権4位
・競技大会を10年間開催(世界チャンピオンも参戦するレベル)
・メーカーとラジコンを共同開発

という、完全に専門家レベルの実績を残しています。

これだけハイレベルな技術を持つラジコンですが、もともとはある偶然から始めたものです。

ヒザを痛めてリハビリをしていた時期、町中に出てラジコンショップを見つけ、そこで「面白そうだ」と始めたのがきっかけだそうです。

普通の人ならそこで少しやってみて終わるか、続けたとしても遊び程度なのですが、山本昌投手は野球に負けないくらいの情熱で取り組んでいきます。

その年のシーズンが終わるとすぐに、全国大会の会場となる場所で「合宿」を開始します。

サーキットでラジコンを走らせながら、最良なタイヤ、パーツの組み合わせなどを、日々研究しました。

ラジコンカーのスタート

これも1回だけならやる人も多いでしょう。しかし、山本昌投手はその後もシーズン中であっても週に1回はラジコンショップに顔を出す、競技大会も10年主催するなど、とにかく情熱をもって「継続」しています。

このように「何となく始めた趣味であっても適当ではなく、高いレベルで継続的に続ける」という習慣こそが、彼がプロの世界で長く活躍できる秘密なのではないでしょうか。

プライベートの趣味においても常に「熱く続けるのが当たり前」の彼だからこそ、本業(副業?)の野球でも、ごく自然に「続ける」ということができたのだと思います。

時間単位の「続ける力」も驚異的

ここまで書いたことは、彼の年単位の「続ける力」ですが、実はもっと短いスパンの「時間単位の続ける力」も山本昌投手は驚異的です。彼の高校時代のエピソードで、こういうものがあります。

「野球部の監督が、山本昌投手に走りこみを命じた。監督はその指示を忘れて、部活終了と同時に帰ってしまったが、終了の指示が出ていないので、マサ投手はずっと走り続けた。

見かねた学校の事務員の方が監督に連絡し、監督が慌てて飛んできた」というものです。

普通の人なら、監督や他の部員が帰った時点で「もう帰っていいな」と勝手に判断してやめるものです。

仮にそこでやめたとしても、おそらく監督から怒られることはなかったでしょう。

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それでもやめずに続けるのは、たとえ時間単位でも「今やっていることを続ける力」がずば抜けているからでしょう。

人間、「ぬるいお風呂に入っている時」「お菓子を食べながらテレビを見ている時」など、「やめようとしても体が動かない」という時はよくあります。

山本昌投手の場合、それが「走り込みをやめられない」というのは、一般人には理解不能の世界ですね。

基礎的なトレーニングを欠かさない

この走り込みのエピソードにも現れていますが、山本昌投手は基礎的なトレーニングを誰よりもみっちり行なうことでも知られています。

このように「基礎的なことをひたすら反復する」ということについては、ドラッカーもこう語っています。

「成果をあげる人に共通しているのは、習慣的な力である。この力は、常に習得に努めることが必要である。習慣になるまで、いやになるほど反復しなければならない」

この言葉だけを見ると、何となく素通りしてしまいがちです。しかし、

・監督が帰った後でもずっと走りこみを続ける
・何となく始めた趣味でも、全日本レベルになるまで継続
・開催した大会も、世界レベルになるまで10年継続

…という具体的な例を出されると、誰もが「いや、絶対無理」と思うでしょう。

試しに今始めたいと思っている趣味で、「これで数年以内に全日本レベルになり、10年間で世界レベルの大会を開催する」といったことを想像した場合、「そんなのあり得ない」と思う方がほとんどかと思います。

「山本昌はお金があったからできたんでしょ?」と思われるかも知れません。しかし、そのお金を稼ぐためには、プロの世界でもトップとしての努力をしないといけないわけです。

その合間にラジコンをやっていたのですから、むしろ一般の人よりも不利だったかも知れません。実際、成績が落ち始めた05年に、マサ投手もとうとうラジコンをやめています。

ドラッカーの言う「いやになるほど反復」ということを、普通の人々が「絶対無理」と思うレベルで、山本昌投手はずっとやってきたわけです。

それが49歳になって結実したのが、今回の「最年長勝利投手」と言えるでしょう。
(それ以前から、いろいろ結実していますが)


以上、一言でまとめると、山本昌投手が伝説を作り続けられる理由は、

・とにかく続ける。時間単位でも、年単位でも。

ということになるでしょう。簡単なようですが、本当に難しいことです。

もちろん、山本昌投手がラジコンやクワガタをついに卒業したように、いつかは「やめるべき時」も来ます。

ただ、その見極めをはっきりできる時期までは、必ず続けるべきなのでしょう。

難しいことですが、覚悟さえあればできるという点では、やはりありがたい教訓です。「続ける力」が人一倍弱い自分も、山本昌投手を見習って生きていきたいと思います。

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