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女子プロサッカーの登場は日本が世界初!~なでしこの歴史をひも解く

モデル、なでしこ

意外なことに、世界で最初に女子のプロサッカーが登場したのは、日本でした。

1989年の「日本女子リーグ(Lリーグ)」の登場ですが、ここではそのLリーグ登場に至るまでの、女子サッカーの歴史について書きます。

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1924年、袴姿でサッカーに興じる

国内で一番古い資料は、1924年の写真です。「運動会」と書かれた写真の中で、袴姿の女性たちが足でボールを追っているものです。

(女性たちは、丸亀高等女学校の生徒と見られています)

丸亀市(香川県)には、第一次大戦中、ドイツ人捕虜の収容所がありました。
(二次大戦では日本とドイツは同盟国でしたが、一次大戦では敵だったんですね)

そのドイツ人捕虜たちの文化に影響され、始まったのではないかと思われています。

といっても、それは「丸亀市に伝わったルート」で、サッカーが日本に伝来したのはもっと前です。

日本のサッカー伝来は1873年

日本にサッカーが伝来したのは1873年と言われています。

イギリス海軍のダグラス少佐と海兵たちが、東京・築地の海軍学校で、日本人の軍人たちに伝えたのが最初、というのが定説です。
(訓練と遊びを兼ねたもの、ということです)

その後、1921年になると「大日本蹴球協会」が登場します。これが日本サッカー協会の前身で、女子のサッカー協会はさらに60年近く後の1979年に生まれます。


最初の女子サッカークラブは、1966年
1966年には、最初の女子サッカークラブが登場します。

といっても、今のなでしこのような立派なクラブではなく、小学6年生のチームです。神戸の福住小学校の生徒によって作られました。

少し前までは、これが女子サッカー誕生の歴史として、一番古い資料と言われていました。

しかし、冒頭で紹介した丸亀市の写真によって、これが一気に42年さかのぼったわけです。

(もっとも、クラブとして成立したのは、今でも福住小学校の例が一番古いものとされていますが)


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神戸から発展、全国へ
その後、神戸女学院の中学3年生によるサッカー部の登場、神戸女学院大学での女子の試合の開催など、神戸を中心に盛り上がっていきました。

それが東京にも波及し、東京で「FC神南」が発足、以後、関東や東海地方にも広まっていきました。

こうして全国に広まった活動を結ぶため、1979年に「日本女子サッカー連盟」が登場します。

翌年には初めての「全日本選手権」も開催され、この選手権をきっかけに、規模が一気に大きくなりました。

*この記事では、ここから考察に入ります。
女子サッカーの歴史のみを読みたい方は、最下部の画像から後編をお読みください。

考察

戦争がきっかけで広まる文化は多い
これは間違っても戦争のプラス面を主張する、というようなものではありません。

ただ、世界の歴史を見ていると、上で紹介した「ドイツ人捕虜からの伝来」の例のように、「戦争によって広まった文化」というものはたくさんあります。

たとえば世界史の授業でも重要な単元である「ヘレニズム文化」は、アレクサンドロス大王の遠征によって生まれたものです。

アレクサンドロス領のギリシャ文化と、遠征先のオリエント文化が融合して生まれたものですが、こういう例は歴史上たくさんあるのです。

もちろん、この遠征によって犠牲になった人は、大王の敵味方、平民も含めて山ほどいるので、ヘレニズム文化の誕生を手放しで喜んではいけません。

ただ、「これがあったからこそ生まれた」というのも事実です。

「戦争なしで、交流だけしてればいいんじゃね?」という意見もあるかも知れません。

確かにまったくそのとおりですが、人類がそれに気づいたのはつい最近です。

昔の人類は、よその土地で栄えていたら「自分のものにしよう」という発想しかなかったのです。

(それだと結局損をする&お互い楽しくない、ということがわかり、今のような平和的な発想をするようになったのです)

訓練とスポーツを兼ねている軍隊は多い
イギリス海軍が日本にサッカーを伝えたのは、「訓練と余暇を兼ねて」ということでしたが、このように、軍隊がスポーツで訓練しつつ楽しむ、ということは古今東西よくあったようです。

たとえばYouTubeの有名な動画で「ロシア兵のコサックダンス」というのがありますが、彼らは現代のブレイクダンサーと同等かそれ以上(技が違うので比べられませんが)のダンス力を持っています。

彼らも訓練と遊び(と防寒)を兼ねてコサックダンスをしていたのでしょうが、「体術のプロ」である彼らがすることで、発展したスポーツもたくさんあるのだろうな、と思いました。

続きはこちら↓
モデル、なでしこ2

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