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金投資は『守りの運用』? – 株価と外貨の相場が金と反比例する理由

2013.11.21

金投資は『守りの運用』? – 株価と外貨の相場が金と反比例する理由 はコメントを受け付けていません

2011年頃、圧倒的な人気を誇っていた金投資。

今はご存知の通り、海外の大物投資家が軒並み完全撤退するなど、金投資の熱は下がっています。

このような金投資に対する熱の上下は、何が原因で起こるのでしょうか?ここでは金投資の本質について考えたいと思います。

金は「守りの投資」に向いている

投資家にはそれぞれの価値観があるので、これは絶対というわけではないですが、個人的には金投資は「守り」に向いていると思っています。

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つまり「金投資で1億円を10億円まで増やそう!」というようなスタンスではなく、「金投資で、この1億円が減らないようにしよう」というスタンスです。

ある意味、とても消極的なスタンスかも知れません。なぜ金投資が守りに向いているのか?

それは「株価や貨幣価値と反比例するから」です。

もっとわかりやすく言うと、株式投資をしている人の場合、

「手持ちの株価が全部下がったら、金の価値が必ず上がる」ということであり、

円やドルなどの「現金」で資産を保有している人の場合、

「現金の価値が落ちる(インフレ)になったら、金の価値が必ず上がる」という風になるからです。つまり、「金だけ」で持っていたらリスクがあるんですね。

「金と株」あるいは「金と現金」(あるいは、金、株、現金全部)を両方持っていることで、「経済がどうなろうが資産が減らない」という状態を実現できるのです。

もちろん、極端な話ですが、1億円を「金」と「株&現金」に5000万円ずつ振り分けていて、片方の価値が2倍になり、片方の価値がゼロになったとしたら、総額は1億円のままで変わらないということになります。

もし、どちらが今後有利かを見通していて、その有利な方に全額をかけていたとしたら、その人の資産は「2億円」になった可能性があるのです。

それを考えると、金と株、金と現金(外貨、定期預金など)に分散投資するというのは、未来を確実に予測できる人からしたら、「むざむざチャンスを潰す」ということになるかも知れません。

しかし、当然ですが、未来を確実に予測できる人などどこにもいません。

なので、一定の資産がある人が「資産を減らさないため」にこのような「金を含めた分散投資」をするのです。

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アベノミクスによって金の価値は下がった

ご存知の通り、アベノミクス以降金の価値は下がっています。基本的に、株価や外貨の価値が上がると、金の価値は下がります。

理由は簡単で、「株や外貨の方が勢いがいい」と感じたら、投資家は儲けるために、金の投資を引き上げてそちらにお金を回すからです。

つまり「金が売られる」わけです。株と同様に、金も売られれば当然価値が落ちます。

なので、金自体に何か問題があったわけではないのですが(そもそも金は不祥事などは起こしません)、「投資家の興味が株や外貨に移る」ことによって、金の価値が下がるわけです。

なので、アベノミクスのように株価が上がることが予想される経済政策の下では、「金の価値は下がる」と反射的に考える必要があります。

(もっとも「アベノミクス=株価が上がるだけ」というように単純に説明できるものではありませんから、このあたりは、実際にその時々の政策の内容を吟味する必要があります。ただ、全体の傾向としては、株価が上がるような政策であれば、大抵金の価値は下がります)

株価が上がっても金の価値が下がらないケースは?

これはいくつかあります。正確にいうと金の価値自体は下がっても「金を掘る会社」の株価は上がる、ということです。

純粋な金投資ではないですが、「金に関連する部分に投資している」という意味では、一種の金投資と言えるでしょう。

(実際、投資の世界では金鉱への投資は「金投資」とされることが多いです)

もちろん、金の価値が下がれば金鉱の関連会社の株価も下がる可能性が高いですから、これは高等テクニックです。

しかし、たとえば日経平均が全体的に上がっている時のように、会社や業種関係なしに、ほとんどの会社の株価が上向く流れが予想できた時には、金鉱の株を買っておいて、上がってから売るという方法はありです。

つまり、その金鉱の会社自体が評価されたわけではないのですが、株式市場全体の流れの中で、金鉱の会社も同じように上がるのであれば、それは十分投資の対象となるということです。

もっとも、全体の株価が上がる時に、本来不利である金鉱の会社の株まで上がるという事態では、他の業界の株価はもっと上がることが多いですから、そのような場合にわざわざ金鉱の株を買うことにこだわる必要はないのかも知れません。

結論からいうと、やはり金投資は守りの投資として行うのが一番わかりやすく、おすすめであるということです。

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