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インドネシアの意味不明なIDカード

IDカード提示

私たち日本人のIDと言えば、保険証や免許証、そしてクレジットカードなどが用いられます。

しかしこのIDの正式名称はIdentification、本人の身元確認や識別をするためのものですので、日本の感覚でいうIDとは少し意味合いが異なります。

これはいわば国から付与された「個人の番号」であり、国民一人一人を識別してより管理しやすいシステムが採用されているもので、日本のように「成人として認められた人」に付与されるものではないのです。

そしてインドネシアでは赤ちゃんが産まれると病院から出生証明書をもらい、それを持って近くの役場なとに手続きをしに行きます。

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17歳で義務づけられるKTPとは

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インドネシアは全家庭に「ファミリーカード」と呼ばれる家族全員のIDカード(実際には書類)が存在し、子供が増えたり家族の誰かが死去した場合には「ファミリーカード」を更新し「今うちには誰がいますよ」という証明を取る必要があります。

そしてインドネシア人の誰もが17歳になると個人のIDとなるKTP(Kartu Tanda Penduduk)というものを作ることが義務付けされており、インドネシアでは運転免許は17歳から取得できますので同時に作ってしまう人がたくさんいます。

しかしこのKTP、なんとほんの数年前までは土地ごとに複数のKTPを作ることが可能であり、それぞれがIDとして認められるという意味不明な現象が起きていました。

E-KTPで犯罪に待った!

例えば首都ジャカルタに住んでいる人がジャカルタに届出を出してKTPを作成し、副都市であるバンドゥンやスラバヤでも同じくKTPを作ることができましたので、1人の人が各都市に複数IDを持つケースが蔓延し、このIDを使ってクレジットカードを作ったり、違法に口座を開くなど多くの犯罪を生み出してしまったのです。

IDは本来Identificationの名の通り唯一のものでないといけませんが、このシステムでは個人が各地で自由に作成し、架空の人物を簡単に作り上げることができるという信じられないことが出来ていました。

しかしあまりの犯罪の多さに困ったインドネシア政府はE-KTPと呼ばれる電子IDを採用し、やっと国民一人一人に一つの番号が付与されるようになってきたのです。

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