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バリ島の「ニュピ」をなめてかかると大変なことになりますよ

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バリ・ヒンドゥー教にはウク暦とサカ暦と呼ばれる2つの暦があり、「ニュピ」とはサカ暦の新年にあたります。

このニュピの日には「地獄の神が悪霊界を一掃するため、悪霊がバリ島に逃げてくる」と信じられており、地獄の神に悪霊がいないことを証明するため、また島を浄化する目的として独特の行事が行われます。

ニュピの前日には地域コミュニティごとに作られた「オゴオゴ」と呼ばれる山車が街を練り歩き、夕方になると海岸で全て燃やされて悪霊を追い払うセレモニーが行われます。

この行事はバリ島の一大イベントであり、島内の至るところで交通規制が行われて地元の人や観光客でごった返し、そしてニュピ当日の0時になると外出や火・電気を使うことが禁止されて翌朝6時まで、室内で静かに一日を過ごさなければならないのです。

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ルールは厳格!観光客でもつかまっちゃう

このニュピのルールは地元の人だけでなく観光客にも適用されますので、事実上ニュピの日には誰も外に出てはいけません。

唯一外出をしてもいいとされているのはバリ・ヒンドゥー教の地域コミュニティである「バンジャール」であり、彼らは神聖なニュピのルールを破っている人がいないかどうかをパトロールして回っているのです。

もし「別に大丈夫だろう」なんて気軽な気持ちで外に出てしまうとバンジャールに拘束されるか、警察に連行されてしまいますので、日本の宗教の感覚でとらえないように注意が必要です。

但しバリ島は観光地であるため大型ホテル内は営業している…となんとも嬉しいような、ルールに反しているのが笑えるような不思議な特例も存在しています。

空港も閉鎖され島は真っ暗

そしてこのニュピ、バリ島内を暗黒にするのが目的ですから飛行機の発着も禁止され、なんと空港さえも閉鎖されてしまいます。つまり陸海空の全ての交通機関が閉ざされますので、ニュピの日にバリ島に入ることも出ることもできず、当然観光やオプショナルツアーも行うことができません。

ニュピは毎年2~3月に行われますが、この月が近づくとバリ島内の旅行関係者のパンフレットやウェブサイトには「ニュピの日をしっかりと確認してください」と大きく掲載されているのです。

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