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スーパーマンの初恋の人がヒーローになる前の母親役で登場?

2014.01.20

スーパーマンの初恋の人がヒーローになる前の母親役で登場? はコメントを受け付けていません

1983年の映画「スーパーマンIII」で、主人公クラーク・ケントの初恋の相手ラナ役をしていた女優は、アネット・オトゥール。

実は彼女は、2001年から2011年まで放送されたTVドラマの「ヤングスーパーマン」に、クラークの母親役として出演しています。

一人の女優が同じシリーズの物語に、役どころをかえて出演しているのです。オタクにはたまらない魅力ではないでしょうか?

アメリカのドラマや映画では、このような、マニアックなファン向けの配役やトリック、ストーリー展開がしばしば取り入れられていて、マニアの心を揺さぶる仕掛けになっています。それを見つけるのも、映像を観る楽しみのひとつです。

1938年にコミックスとして初登場したスーパーマンは、何度も映画化、ドラマ化されてきました。2013年には「マン・オブ・スティール」として再度映画化もされ、その人気は永遠に続くかのようです。その魅力の一部に迫ってみます。

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クラークが恋したラナ・ヤングとは?

ラナ・ヤングは映画「スーパーマンIII/電子の要塞」で初めて登場したキャラクターです。

スーパーマンことクラーク・ケントが高校時代に一方的に恋心を寄せていた女性で、学園のマドンナ的な存在であり、プロムクイーンに選ばれた美女。同じくプロムキングに選ばれた男性と結婚しました。

クラークは高校の同窓会に出席したときにラナと再会しますが、彼女は離婚してシングルマザーとなっています。

他のシリーズで恋人に近い存在として扱われているロイスのことはすっかり忘れて、ラナに熱を上げるクラーク。

彼女が生活のために結婚指輪を売ったと聞いて、石ころを握りつぶして作ったダイヤモンドをプレゼントしたりもします。

アネット・オトゥールという女優は?

映画の最後まで二人が恋仲になることはありませんが、同僚記者であるロイスには少々焼きもちを焼かせるような展開が描かれています。このラナ・ヤングの役どころを演じたのがアネット・オトゥール。

日本ではあまり知られていない女優ですが、エディ・マーフィの出世作となった「48時間」に、ニック・ノルティ演ずる刑事の恋人役としても出演しています。

ドラマでは、1996年から2001年に放映された「刑事ナッシュ・ブリッジス」で、ドン・ジョンソン演ずるナッシュの最初の妻リサ役を務めました。

クラークの青春時代を描いたドラマでは母親役に!?

スーパーマンがヒーローになる前にはどんな生活をしていたのか? を描いたのがテレビドラマの「ヤングスーパーマン」(原題はSmallville)。

主に高校生活を描いていますが、面白いことに、この中では、アネット・オトゥールがクラークの母親マーサとして出演しているのです。

映画とドラマの間には20年の開きがありますが、こうした「昔ネタ」を使うことで古いファンを逃さず、かつ、新しいファンも取り込むという意図があるのでしょう。

このドラマの中では、かつてアネットが演じたラナが主役級として活躍しています。

映画シリーズでは一度登場しただけのキャラクターなのに、ドラマでは重要な役柄として扱われているため、なおさら、彼女の出演が面白みを増しています。

ドラマではラナはクラークの恋人に!?

映画では「初恋の人」として描かれましたが、ドラマでは恋人になっています。

もともとラナにはアメフト部のカッコいい恋人がいて、クラークの片思いでしたが、しだいに彼女の気持ちがクラークに傾き二人は恋人になります。

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彼としては、エイリアンである自分の正体を隠すためには、恋人を作るべきではないのですが、彼女に恋い焦がれる気持ちをどうすることもできず、付き合うことになりました。

ただ、彼には不安が付きまといます。機関車よりも力が強く、弾よりも速く走れる彼は、自分の射精の勢いが人間に耐えられるのかどうかわからず、ラナと肉体関係を結ぶことができないのです。

なかなか大人の関係になろうとしないクラークに、不満を募らせるラナ

ラナは、クラークとベッドインしたいという気持ちをあからさまに表現しますが、彼としてはそれで彼女の体を傷つけてはいけないと、ためらいます。

性行為で相手を殺してしまう危険性すらあるのです。しかし、エイリアンであるという正体を隠しているため、ためらう理由を彼女に正直には話せません。

ラナは関係を前進させようとしない彼に、いらだちを覚えてしまいます。

力を失ったときに、初体験のチャンス到来!

あるきっかけで、クラークは一時的に超能力を失ってしまいました。ただの人間と同じ力しかなくなってしまったのです。

これ幸いと、彼はラナと無事ベッドインを果たします。映画では「ただの片思い」だった相手が、ドラマでは初体験の相手として描かれました。

しかし、後に力が戻ると、また彼は彼女との性行為を避けなければならなくなりました。こうして、また彼女との間の距離は広がってしまいます。

スーパーマンの悩みを性的な観点からも描いたと言えるかも知れません。

ドラマ「ヤングスーパーマン」には、映画に登場するレックス・スーサーやロイス・レインなどもメインの役どころとして使われていて、それぞれとクラークとの関わりも見どころとなっています。

超人的な能力を持つ若者が抱く葛藤を、うまく描いたドラマです。スーパーマンファンでなくても楽しめますので、ぜひ観てみてください。

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